2026年10月30日
SUSUMU JUKU / 2026 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
獨協中学校・2026年度 第1回 理科
第1回理科の主要設問を解説します。観察材料そのものが必要な実物スケッチは除き、年輪・波・河川・溶解度の根拠と計算を整理します。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|年輪とマツ
この大問で学ぶこと
本文の細胞の特徴を選択肢へ対応させる
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(3)〜(5)
(3)ア・エ・カ/(4)イ・カ/(5)オ
- 年輪は早材と晩材が交互に作られた記録で、年齢や過去の生育条件を読み取れます。晩材は細胞が小さく壁が厚いので硬く、冬に作られるという説明は本文と合いません。
- 裸子植物はスギとイチョウです。マツの種子には薄い羽根があり、風に運ばれます。タンポポの綿毛や、果実を動物が食べる散布と区別します。
第2問|水面の波と音
この大問で学ぶこと
波の速さ・間隔・周期を分ける
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)・(2)
秒速10cm/P・Qとも1秒
- 最初の波は2秒で20cmへ届くので、速さは20÷2=10cm/秒です。水滴は1秒に1回なので波の間隔は10cmです。
- P・Qに波が届き始める時刻は距離で決まりますが、続けて到着する波の間隔はどちらも1秒です。
(3)・(4)
ウ/3倍
- 波は各水滴が落ちた位置を中心とする円として広がります。3秒後はAの半径30cm、Bの20cm、Cの10cmで、円そのものが横長になるわけではありません。
- 落下位置が1秒で5cm移るため、前方Qでは波の間隔5cm、後方Pでは15cmです。周期は0.5秒と1.5秒で、PはQの3倍です。
(5)・(7)
イ/8/9倍
- 近づく音源の音は周期が短く、音が高く聞こえます。離れると周期が長く、低く聞こえます。
- 音源が1周期Tの間に20T進むので、前方の波長は(340−20)T、後方は(340+20)Tです。届く周期の比は320/360=8/9です。
第3問|川の流れと粒
この大問で学ぶこと
動き始める条件と沈む条件を区別する
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)〜(3)
(1)イ/(2)ア/(3)エ
- 曲線Ⅱより上のXは侵食、2本の曲線の間のYは運搬、曲線Ⅰより下のZは堆積です。動き始めるための速さと、運ばれていた粒が沈む速さは異なります。
- 0.1mmの粒が動き始めるのは曲線Ⅱの約80cm/秒以上です。最初に動くのは砂、流れが遅くなると最初に沈むのはれき、動きにくく沈みにくいのは粘土です。
(4)・(6)・(7)
(4)ア・A側/(6)エ・カ/(7)イ・190km付近
- 蛇行の外側Aは速く深くなりやすく、内側Bでは流れが遅くなり堆積しやすくなります。
- 中流の扇状地などは水はけがよく、下流は流量が増え川幅も広くなるため、エ・カが誤りです。扇状地は傾斜が急から緩へ変わる山地の出口を手掛かりに、約190kmを選びます。
(8)
カ
- 図では日本の短く急な河川に軟水が多く、緩やかで長い河川には硬水が多い傾向を読み取れます。
- 水が岩石と接する時間が長いほど成分が溶けやすくなります。石灰岩を含むかどうかはこの図に直接示されていないため、図から分かることを選びます。
第4問|溶解度と酸素の量
この大問で学ぶこと
水の量を基準に、必要量へ換算する
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)〜(3)
50g/20g/100g
- 57℃では水100gに50g、46℃では30g溶けます。冷やすと50−30=20gが出てきます。
- 20%の水溶液500gにはミョウバン100gと水400gがあります。57℃では水400gに200gまで溶けるため、追加できるのは100gです。
(4)・(5)
例:炭酸水を温めると泡が出る/0.085g
- 気体は温度が上がると水に溶けにくくなる例を挙げます。固体のミョウバンと同じ変化だと思わないようにします。
- 0℃と20℃の二酸化炭素の差は1L当たり0.34−0.17=0.17gです。500mLは半分なので0.085gが出ます。
(6)〜(8)
9.4L/432g/206L
- 40℃の水1Lに酸素0.032gが溶けるので、0.3÷0.032=9.375L。指定の四捨五入で9.4Lです。これは本問で設定された計算条件です。
- 1日分は0.3×60×24=432g。25℃の指定物質では1Lに2.1g溶けるので432÷2.1=約205.714L、整数に丸めて206Lです。
解き直しの進め方
波は発生した場所、川の図は二つの限界線、溶解度は水の量と水溶液の量を区別して復習しましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
志望校の過去問を、次の学習計画へ
点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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