2026年11月5日
SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
中央大学附属中学校・2025年度 第1回 算数
小問では計算の工夫、流水算、角度、コインの転がり、周回を扱い、大問では距離のグラフ、直方体の最短経路、レジの行列が続きます。全16設問で、条件を読み替える手順を解説します。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|計算・流水・配分・図形・周回
この大問で学ぶこと
条件をそろえ、計算する前に式を小さくする
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1) 計算
1/24
- 2.3−5/4=1.05で、これを6倍すると6.3です。中括弧内は1+6.3−7=0.3。
- 0.3÷8÷9/10=3/10×1/8×10/9=1/24です。最後の割り算を、掛け算と読み違えないようにします。
(2) 大きな数の積の和と差
4049
- 2025×2024と−2023×2025をまとめると2025×(2024−2023)=2025です。
- 残りも2024×2023−2022×2024=2024×(2023−2022)=2024。合わせて4049となります。各積を筆算してから引く必要はありません。
(3) 川の流れの速さ
毎分24m
- 38分20秒=38 1/3分=115/3分です。上りの速さは3680÷(115/3)=毎分96mとなります。
- 上りの速さは静水時の120mから流れの速さを引いたものなので、120−96=毎分24mです。
(4) Aに配るアメ
45個
- Aを1目盛りとすると、Bは2目盛り+2個。CはBの3倍+7個なので6目盛り+13個です。
- 合計は9目盛り+15個で420個。1目盛りは(420−15)÷9=45個です。B92個、C283個で合計も420個になります。
(5) 重なった三角形の角
70度
- 140度に隣り合う角は40度です。79度はその40度を含む小三角形の外角なので、もう一つの内角は79−40=39度になります。
- 次に、その39度の角と36度の角を持つ三角形を見ます。この三角形の外角は39+36=75度です。これが、35度とxを含む大きい三角形の残りの内角に当たります。
- x=180−35−75=70度。重なった図では、同じ交点でも対頂角・隣の角のどちらを使うかを明確にして進めましょう。
(6) 3枚をつないだコインの転がり
36.84cm
- 半径は3cmです。1回転の間に接地して転がる弧は、3枚合わせて円1周分となり、長さは6×3.14=18.84cmです。
- さらに、隣のコインへ接地点が移るときの、共通の接線上の間隔は中心間の距離と同じ6cm。これが3回あるので18cm分を加えます。
- PQ=18.84+18=36.84cm。円1枚の円周だけでも、3枚の円周の合計でもないことに注意します。
(7)ア Bの速さ
毎分120m
- 反対向きで次に出会うまでに、2人が進む距離の合計は1周7200mです。速さの和は7200÷15=毎分480m。
- Aが毎分360mなので、Bは480−360=毎分120mです。
(7)イ 同じ向きで再び出会う時刻
30分後
- 同じ位置から同じ向きに進むと、AがBに対して1周分多く進んだときに追いつきます。速さの差は360−120=毎分240mです。
- 7200÷240=30分後。反対向きのときの和を、そのまま使わないようにします。
第2問|2人の間の距離のグラフ
この大問で学ぶこと
折れ曲がる時刻を駅への到着へ対応させる
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1) 千夏さんの速さ
毎分58m
- 10分後の最初の折れ曲がりは、大喜さんが駅に着いて引き返す時刻です。15分後の折れ曲がりは、千夏さんが駅に着く時刻です。
- 千夏さんは870mを15分で進むので、870÷15=毎分58mです。グラフの縦軸は駅までの距離ではなく、2人の間の距離であることに注意します。
(2) 2人が出会う時刻
12分後
- 大喜さんは870÷10=毎分87m。10分後の千夏さんの位置は58×10=580mなので、駅にいる大喜さんとの間は290mです。
- 引き返した後は向かい合い、速さの和は87+58=毎分145m。290÷145=2分で出会うため、出発から12分後です。
(3) 出会った所と駅の距離
174m
- 千夏さんは12分で58×12=696m進んでいます。学校と駅の間870mから引き、870−696=174mです。
- 大喜さんが駅から2分戻った87×2=174mでも確かめられます。
第3問|直方体にかけるひもの最短距離
この大問で学ぶこと
側面を開き、平面上の直線へ直す
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1) 最短のひもの長さ
30cm
- 側面4枚を横一列に開くと、横は4+8+4+8=24cm、縦は18cmの長方形になります。最短経路はその対角線です。
- 18:24=3:4で、対角線を含む直角三角形は3:4:5の6倍となり、長さは30cm。18²+24²=30²でも確認できます。
- Rは開いた図で横12cmの位置、つまり対角線の中点なので、底面から9cmの高さです。
(2) QRの長さ
1.5cm
- 開いた図ではAを横0cm・高さ18cm、Bを横24cm・高さ0cmと考えられます。PはAから横8cm、上面から4cm下なので高さ14cmです。
- Pを必ず通る最短経路はAPとPBをそれぞれ直線にしたもの。Qは横12cmの位置なので、PBの横16cmのうち4cm、つまり1/4進んだ所です。
- Qの高さは14×3/4=10.5cm。Rの高さ9cmとの差は1.5cmです。立体の見た目の傾きではなく、展開図で比を取ります。
第4問|レジの行列と仕事算
この大問で学ぶこと
並ぶ人数の増減と処理人数を分ける
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1) 10時34分の行列
48人
- 10時10分から22分の12分間に、行列が16人から32人へ16人増えています。有人レジ4台のままなら、次の12分間も16人増えます。
- 10時34分には32+16=48人です。一定の来客を考える条件は10時10分以後であることに注意します。
(2) 有人レジ1人あたりの時間
1分30秒
- セルフレジを増やす前は、行列が毎分16/12=4/3人増えます。増やした後は48人が18分でいなくなるので、毎分48/18=8/3人減ります。
- 差の4/3+8/3=4人/分が、増やしたセルフレジ8台の処理能力です。1台あたり毎分0.5人、つまり1人2分です。
- 有人レジの通過時間はその3/4なので2×3/4=1.5分、すなわち1分30秒です。
(3) 毎分新たに並ぶ客
4人
- 有人レジ1台は毎分2/3人、4台で8/3人を処理します。それでも行列が毎分4/3人増えるため、来客は8/3+4/3=4人/分です。
- レジ追加後は有人4台とセルフ8台で毎分20/3人を処理し、来客4人との差8/3人/分で48人を18分で減らせることも確認できます。
解き直しの進め方
距離のグラフは縦軸の意味、最短経路は展開図、行列は「来る人数−処理する人数」に戻して解き直しましょう。初めからすべて同じ速さ・同じ来客数だと決めず、条件が適用される時刻を確かめます。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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