2025年4月12日
初心者必見!英検2級合格へのシンプルステップガイド
目次
1. 英検2級ってどんな試験?

英検2級は、高校卒業程度の英語力が求められる上級試験です。出題範囲は、日常生活はもちろん、時事問題や社会的なテーマまで幅広く、必要語彙数は約4,000~5,000語とされています。リーディング、リスニング、ライティング(要約と英作文)、そして面接(スピーキング)が実施され、総合的な英語力を評価されます。
出題レベルについて: 英検2級では、複雑な文法や高度な語彙の運用力が求められる問題が多く、長文読解や論理的な英作文、さらには意見表明を含む面接試験が課されます。
必要語彙数について: 約4,000~5,000語の語彙が必要とされ、これには日常英語だけでなく、社会問題や学術的な内容に関する用語も含まれます。
出題範囲・出題傾向について: リーディングでは長文読解と文法・語法の問題、リスニングではネイティブスピーカーの自然なスピードの会話、ライティングでは80~100語程度の意見論述、面接では写真や英文を元に自分の考えを論理的に述べる問題が出題されます。
2. 英検2級に必要な勉強時間

英検2級は、試験範囲が広く、各セクションの対策に時間を要するため、総学習時間は約150時間が目安とされています。計画的に学習を進め、基礎固めから応用問題まで繰り返し対策することが重要です。
主な内訳:
・単語学習:30~40時間(約4,000~5,000語の語彙を確実に習得)
・リーディング練習:40~50時間(長文読解、文法・語法問題を中心に)
・リスニング練習:30~40時間(ネイティブスピードの音声に慣れるためのシャドーイング・ディクテーション)
・ライティング・面接対策:10~20時間(要約・英作文と面接練習を重ね、論理的な表現力を養成)
3. 英検2級のリーディング対策

英検2級のリーディング対策では、長文読解力と文法・語法の応用力が重要です。まず、過去問を通じて文章の主旨把握と論理の流れを正確に捉える練習を行いましょう。
空所補充や文法問題も多いため基本的な文法事項の復習とともに文章構造の理解を深めることが不可欠です。2級受検者に多いのですが、現在分詞と動名詞の判別が付かないばかりに誤読してしまうこと、あるいはそこから先を読み進められないことはありませんか? 文法問題の短文では見分けられても、長文中ではうまくいかないことがあるのなら品詞分解しながらの精読、そして訳の書き出しをしてみることをお勧めします。それができない文は正確に訳読できないということを意味しますので、一旦読解を止めて文法書や参考書で該当箇所を参照してください。そうしたことの繰り返しと積み重ねこそが精読です。そうして完了した長文を音読することで、実際の文章のリズムや表現方法を体に叩き込むのです。読解力だけでなくリスニング力も向上するのはもちろんですが、スピーキングやライティングといったアウトプット系の能力にも好影響を与えます。
4. 英検2級のリスニング対策

英検2級のリスニング対策では、ネイティブスピードの会話や講話に対応するため、実際の音声教材での訓練が必要です。ディクテーションは効果的ですが、その前にスクリプト(原稿)を使ったトレーニングをやってみることをお勧めします。
まずは1題だけでいいのでリスニング問題を解答し、採点を終えたら音源を聴きながら原稿を読んで聞き取れなかった語をチェックします。次に、原稿を音読して音源の発音に近づけていきます。リンキング(単語と単語がつながって音が連結すること。リエゾンとも言われる。例:tell herをテル ハーではなくテラーと発音)やリダクション(本来は発音される音が発音されないこと。例:a lot of をアロットオブではなくアララヴと発音)が発生している箇所は特に近づけましょう。回数は決まっていませんが、滑らかに音読することができたら原稿を見ずに音源を聴いてみましょう。初回に聞き取れなかった部分がきちんとキャッチできたらそれで完了です。次の問題に進み、一つ一つクリアしていきましょう。
シャドーイングも非常に効果的です。さらに、ニュース、インタビュー、ポッドキャストなど、実際の英語が使われる環境に触れることで実践的なリスニング力が養われますが、内容や意味を理解できているコンテンツを選ぶことが重要です。
聞いた内容を要約する練習を取り入れると、自分の理解度を確認でき、苦手な部分の克服にも役立ちます。
5. 英検2級のライティング・面接対策

英検2級のライティングは要約と英作文があります。要約では、150語程度の文章を約1/3の50語前後にまとめる形式です。英作文は80~100語程度の文章で、意見や理由を論理的に述べる能力が求められます。まずは、基本的な文章構成(導入、主張、理由、結論)を覚えましょう。あとは過去問や模擬問題を解きながら自分が使いやすい言い回しを見つけることも大切です。
面接試験では、イラストや英文を元にした質問と、自分の意見を述べる問題が出されます。論理的な回答が求められるため、テンプレートとなる表現(「I believe that ~ because …」など)を事前に準備し、模擬面接で実践練習を行うと効果的です。録音して自分の発音や流暢さを確認することもおすすめです。
6. 英検2級合格へのまとめ

英検2級は、英語の総合力を証明するための難易度が高い試験です。長文読解、正確なリスニング、論理的な英作文、そして自信を持って臨む面接対策が求められ、全体のバランスの取れた学習が合格の鍵となります。
本記事で紹介した各対策を着実に実践し、定期的な模擬試験や復習を通じて、自分の弱点を改善していくことで、確実に合格力が養われます。英検2級合格は、次の上位級へのステップアップや、実社会での英語運用力向上につながる大切な成果です。今日から計画的な学習を始め、着実に目標達成を目指してください!
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