2026年4月23日
【予習シリーズ5年下】第11回 社会の完全攻略ガイド
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目次
1. はじめに:本記事を読んで得られる情報
予習シリーズ5年生下巻の第11回社会は「江戸時代②(幕政の改革と学問)」を学習します。この単元は、江戸幕府を立て直すために行われた「6つの政治改革」と、世界トップクラスの識字率を誇った「学問の発展」が詰め込まれており、暗記量が非常に多い難所です。
特に「享保・寛政・天保」の三大改革や田沼意次の政治は、内容が似ているものも多く、テストで「誰が何をやったのか」が入り乱れて失点する受験生が後を絶ちません。本記事では、解説動画で紹介されている「ゴロ合わせ」を用いた時代順の並び替えテクニックや、「なぜその改革が必要だったのか」という理屈の部分を詳しく解説します。この記事を読むことで、点と点の知識が繋がり、並び替え問題や正誤問題で確実に得点できる強固な歴史の土台を作ることができます。
2. 幕政の改革:並び替えと「誰が何をしたか」の整理
江戸幕府は長く続く中で、火事や富士山の噴火、金銀の採掘量減少などにより、常に「財政難(お金がない)」に苦しんでいました。それを立て直すために様々な将軍や老中が改革を行いました。まずは、テストで頻出する「順番(時代順)」の枠組みを頭に作ることが最優先です。
順番を完璧にする魔法のゴロ合わせ
幕政の改革は全部で6つ(大塩平八郎の乱を含めると7つの出来事)を順番に覚える必要があります。解説動画でも紹介している以下のゴロ合わせを、まずはお子様に暗唱させてください。
「ツナ、アライ、今日、田沼と、寒天食べた」
- ツナ = 徳川綱吉(5代将軍)
- アライ = 新井白石(正徳の治)
- 今日 = 享保の改革(徳川吉宗・8代将軍)
- 田沼 = 田沼意次(老中)
- 寒 = 寛政の改革(松平定信・老中)
- ※この間に「大塩平八郎の乱(1837年)」が入る
- 天 = 天保の改革(水野忠邦・老中)
綱吉と新井白石:極端な政治とその修正
5代将軍の徳川綱吉は、武力ではなく学問(朱子学)で世を治める「文治政治」を行いました。有名な生類憐れみの令は「極端な悪法」と誤解されがちですが、当時は辻斬り(試し斬り)が横行する野蛮な時代だったため、命を大切にさせる(捨て子や病人も守る)という真っ当な目的がありました。しかし、幕府のお金が足りなくなったため、小判に含まれる「金の量」を減らして新しい小判を大量に発行するという政策をとります。結果として小判の価値が下がり、深刻な物価上昇(インフレ)を招いてしまいました。
その後を引き継いだ儒学者の新井白石(正徳の治)は、綱吉の失敗を修正します。生類憐れみの令を廃止し、小判の金の量を元に戻しました。さらに、長崎貿易で日本の金銀が海外(オランダや清)へ流出しすぎていることに気づき、長崎貿易を制限したこともテストでよく問われます。
吉宗の「享保の改革」:米将軍による大改革
8代将軍・徳川吉宗は、数ある改革の中でも最も出題頻度が高い人物です。財政難を救うため、吉宗は様々な現実的な策を打ち出しました。
- 上げ米の令:大名から強制的に米(1万石につき100石)を納めさせる代わりに、参勤交代で江戸にいる期間を1年から半年に短縮してあげました。
- 公事方御定書(くじかたおさだめがき):裁判や刑罰の基準を定めた法律です。これにより、毎回バラバラだった判決が統一され、罰金刑なども導入されたため、罪人の社会復帰が可能になりました。
- 目安箱の設置:庶民の意見を聞く投書箱です。これにより、無料の病院である「小石川養生所」や、江戸の消防組織「町火消(まちびけし)」が作られました。
田沼意次と松平定信:正反対の政策を対比する
この2人は時代が連続していますが、やっていることは「正反対」です。対比させて覚えることで記憶が強固になります。
| 人物 | 政策の方向性 | 主な具体策 |
|---|---|---|
| 田沼意次 | 経済・商業重視 (お金を回して儲けよう) |
・株仲間を積極的に認めて税(営業税)をとる ・長崎貿易を奨励する ※結果、賄賂(わいろ)政治と批判された |
| 松平定信 (寛政の改革) |
農業重視・超厳格 (贅沢は敵、質素に生きよう) |
・囲いの令(飢饉に備えて米を蓄えさせる) ・寛政異学の禁(幕府の学校で朱子学以外を禁止) ・棄捐令(旗本や御家人の借金を帳消し) ※厳しすぎて庶民から嫌われた |
松平定信の厳しい改革が終わった後、天保の大飢饉が発生し、元幕府の役人であった大塩平八郎が、苦しむ民衆を救うために大阪で反乱を起こします(大塩平八郎の乱)。その後、老中・水野忠邦(天保の改革)が「株仲間の解散」や「人返しの令(農民を村に帰す)」などを行いますが、物価は下がらず失敗に終わりました。
3. 江戸の学問:寺子屋と新しい学問(蘭学・国学)
政治の動きと並行して、江戸時代は日本の「学問」が飛躍的に発達した時代でもありました。世界の歴史を見ても、当時の日本ほど一般庶民にまで教育が行き届いていた国は珍しいと言われています。
世界トップクラスの識字率を支えた「寺子屋」
当時のヨーロッパの識字率(文字の読み書きができる割合)が約30%程度(教育を受けられるのは貴族などの上流階級のみ)だったのに対し、日本の識字率は60%を超えていたと言われています。武士の割合がわずか7%程度だったことを考えると、いかに一般の町人や農民が文字を読めたかが分かります。
この高い教育水準を支えたのが「寺子屋(てらこや)」です。ここでは一般の子供たちに「読み・書き・そろばん」という実用的なスキルを教えていました。このベースがあったからこそ、日本は後の明治維新で急激な近代化を成し遂げることができたのです。
「国学」と「蘭学」の誕生と伊能忠敬
学問の分野では、大きく分けて2つの新しい流れが生まれました。テストでは人物名と著書(業績)が必ずセットで出題されます。
- 国学(こくがく):仏教や儒学が日本に入る前の、日本古来の純粋な考え方を研究する学問です。本居宣長(もとおりのりなが)が、日本の古い歴史書を研究し『古事記伝』を完成させました。
- 蘭学(らんがく):オランダ語を通じて学ぶヨーロッパの西洋学問です。杉田玄白(すぎたげんぱく)と前野良沢(まえのりょうたく)が、オランダの解剖書を翻訳し『解体新書』を出版したことで医学が大きく進歩しました。
また、この時代には伊能忠敬(いのうただたか)が全国を歩いて測量し、極めて正確な「大日本沿海輿地全図(日本地図)」を作成しました。幕府が彼に測量を命じた背景には、北からロシア船が接近してきており、国防のために蝦夷地(北海道)周辺の正確な地図が急務だったという事情がありました。
4. まとめ・解説動画(タイムスタンプ付き)
第11回の社会は、「6つの政治改革(ツナ・アライ・今日・田沼と・寒天)」の順番をゴロ合わせで完璧にしつつ、「なぜその改革を行ったのか」という目的(財政難の解消や、前任者の失敗の修正など)を紐づけて覚えることが攻略の絶対条件です。学問の分野も、単なる暗記ではなく「日本の識字率の高さの背景」や「ロシアの接近という危機感」といったストーリーを理解することで、記憶の定着が圧倒的に良くなります。
📺 動画インデックス:第11回 社会の解説へ直行
以下の表の「▶ 再生開始」ボタンをクリックすると、社会の解説が始まる秒数(29分04秒〜)から直接再生されます。講師が語る当時の裏話なども聞くことで、より記憶に残りやすくなりますので、ぜひ復習にご活用ください。
| 学習回 | 主なテーマ | 解説を再生する |
|---|---|---|
| 第11回 | 社会(江戸時代② 幕政の改革と学問) | ▶ 再生開始 |
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