【予習シリーズ4年上 第8・9回】説明文・論説文(3)(4)【進塾】

2026年10月15日

【予習シリーズ4年上 第8・9回】説明文・論説文(3)(4)

〜話題・意味段落をつかみ、記述は「箇条書き→要素を決める」で書く〜

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1. はじめに:この記事を読んで得られるメリットと実戦力

予習シリーズ4年上の第8回・第9回は、第3・4回に続く説明文・論説文の2回です。学習のテーマは、第8回が「話題」、第9回が「形式段落と意味段落」で、どちらも文章の「何について」「どこに何が書いてあるか」をつかむ練習です。あわせて、知識分野として第8回は「漢字の画数・筆順」、第9回は「漢和辞典の使い方」を学びます。

【本記事を読むメリット】
この記事を読むことで、説明文・論説文の記述問題を「箇条書きで要素を書き出し、使うものと順番を決める」手順で書く方法が分かります。段落分けの問題を後ろから解くコツも押さえられます。また、画数・筆順・漢和辞典といった知識分野に、どこまで労力をかけるべきかの目安も分かります。

📘 この記事の出どころについて

この記事は、進塾の講師が第8回・第9回の国語を解説した動画をもとに書いています。「進塾講師の見解」と書いた部分は、その講師の考え方です。テキストの設問番号は、動画での言及が聞き取りにくい箇所があるため、細かく特定せず、問題の内容で説明しています。

2. 第8回:説明文・論説文(3) 漢字の画数・筆順

第8回の読解テーマは「話題」です。説明文・論説文には、必ず話題があります。話題とは、「何について書かれた文章ですか」と問われたときの、「何々」にあたる部分のことです。文章を読み終えて、「どんな文章でしたか」と言われたときに必ず答えることになるので、今さら感のある内容です。

基本問題:「頑張れ」という言葉と、段落分けは後ろから

基本問題(90ページ)の文章は、「頑張る」「頑張れ」という言葉が話題で、結論は「そんな言葉は使わないほうがよい」ということです。内容はそれだけです。旧版も、結論は「頑張る・頑張れ」を使わないほうがよいということで、理由も分かりやすく書かれているので、論説文としては比較的読みやすいと述べています。また、いわゆる「要約」の練習を始めるときは、こういう文章で練習するとよいとしています。

設問は、記述もありますが、最初に言っておくと、段落を大きく分ける設問があります。これは、意外と苦手にする生徒が多く、実際に難しいと考えられます。

🔍 段落分けの問題は「後ろから」解く

1段落目から順にやると面倒なので、最後の段落(今回なら10段落目)から始めます。「10段落と9段落はつながっているか」というように、前へ戻りながら進めていきます。結論部分のほうが、はっきりと書いてあるので分かりやすく、最初の導入部分から判断するよりも、後ろの結論側から判断したほうが、正解率が上がると考えられます。(進塾講師の見解)旧版も、最終段落から考えていくほうがやりやすいと述べています。

なお、読んでいる段階で意味段落に分けておくことは重要です。ただし、それは、読んだあとに「どこに何が書いてあったか」を把握するためにやっているのであって、こうした設問に正解するためではありません。ですから、自分の分け方が正確でなくてもかまいません。ただ、設問として問われると、少し微妙になってくる、ということです。

記述問題は、2つあります。どちらも、文章に書いてあるとおりに答えられる設問です。

  • 自分のことについて「頑張ります」と言っても構わないのはどんなときか:書いてあることを探すだけで、ポイントもありません。あとは、どうまとめるかです。
  • 自分のことについて「頑張ります」と言いそうになったとき、どうすればよいか(50字):こちらも書いてあるとおりです。ただ、字数が増えて、収まらないという場合があります。

✍️ 字数に収まらないときは「箇条書き」から

ごちゃごちゃしてしまう人は、いつもながら、まず箇条書きで要点を書き出してみると、すっきり収まりやすくなります。一気に書けない場合は、小4なので、一気に書けないことのほうが多いと考えられます。そこで、面倒でも箇条書きでポイントを書いたほうが、頭が整理され、そういう思考方法が身につきます。そうすれば、いずれは書かなくても、頭が勝手に処理してくれるようになります。(進塾講師の見解)

発展問題:漢字の便利さと、「何と何」を探す記述

発展問題(93ページ)の文章の結論は、「文章には漢字が混じっていることが便利で適切だ」ということです。これは、小4くらいになると実感できるでしょう。小学1年生の文章を見ると、かえって読みにくいはずです。読む速度が遅くなるくらいのほうが、正常です。漢字はかなり便利なので、中国に感謝しましょう、ということです。

設問は、特に新しいものはありません。記述は次の2つです。

  • 傍線部の「どちらも」は、何と何を指していますか:単純に「何と何」なので、まず名詞を2つ探します。それに盛るだけなので、難しくありません。
  • これらの例を通して筆者が明らかにしようとしていることを、60字で答える:こちらは字数が多めです。ただ、「〇〇に続けて、文章中の言葉を使って書きなさい」のような導入文(リード文)がある場合は、確実なヒントになります。今回に限って言えば、どこを書くかは明瞭で、誰でも使う箇所が分かるでしょう。あとは字数内に収まるかどうかですが、収まります。そのままではなく、日本語が自然になるように書けば解決です。

旧版では、ほかに、選択肢の問題で迷いやすい設問と、箇条書きから始めるとよい設問も紹介しています。1つ目は、「ウ」か「エ」かで迷う設問です。ウを選ぶ受験生も多いと考えられますが、「カタカナの話をずっとしていたか」と考えると分かりやすい、としています。2つ目は、一気に考えるとうまくいかないので、要素を箇条書きにするところから始めるとよい設問です。

知識:漢字の画数・筆順

知識分野(96ページ)は、漢字の画数・筆順です。画数は、漢和辞典を使うときなどに必要で、重要です。一方、入試で筆順が出ないとは言えませんが、出す学校は出します。受験を考えている学校の過去問を見るのがよいでしょう。あれば、面倒なことになるからです。

  • 筆順は、大人でも間違えます。成長するにつれて、書きやすいように書くようになるからです。国語の講師でも大学の教授でも、筆順はばらばらだと講師は述べています。
  • 確実にマスターするかどうかは、趣味の世界といえます。気になるならやったほうがよく、気にならないなら、それでよいと考えられます。(進塾講師の見解)
  • 画数は大事だと思いますが、筆順は、もはや無視するなら無視でもよい、というのが講師の意見です。後々困ることは、1つもないと考えられます。ただし、こうした設問が必ず出題され、しかも総得点に占める割合が高い学校であれば、話は別です。その場合は頑張るしかないので、きちんとやる必要があります。

旧版は、変なクセがついている場合は、極めて難しい分野だとしています。かといって、筆順のルールを1つずつ覚えるのは、受験勉強としては非効率です。設問を解いてみて、間違えたものをチェックしていくやり方でよく、実際に問われやすい漢字は決まっている、と述べています。

3. 第9回:説明文・論説文(4) 漢和辞典の使い方

第9回の読解テーマは「形式段落と意味段落①」です。形式段落は、行頭を1字下げて始まっている段落のことです(動画では「下がっているところ」と説明されています)。これは、どうでもよくなくはないものの、どうでもいい、と講師は述べています。大事なのは意味段落です。

読む段階で「どこに何が書いてあったか」を把握するには、意味段落をまとめなければなりません。自分なりにまとめていく必要があるということは、以前にも述べたとおりで、今さら言われるまでもない内容です。

基本問題:土器の話と、「どんな土か」の記述

基本問題(100ページ)の文章は、土器が話題です。小4では歴史をまだ学んでいないので、「土器とは何か」と思うかもしれません。土で作った器のようなものを、土器といいます。旧版も、小4では土器そのものを知らない場合が多いので、まず「土器とはどういうものか」という概要を把握する必要があると述べています。日本語が読みにくいというより、想像しにくいという点で読みにくい文章なので、ゆっくり整理しながら読むことが大切です。

設問はいろいろありますが、注意点は、前回と同じく、意味段落に分ける設問です。全部の段落にわたって分けるわけではないので、慎重にやりましょう。

記述は、「このような条件を満たした土とはどんな土ですか」という設問です。「このような」という指示語があるので、前に書いてあることを探します。これは、もはや算数の計算問題のようなもので、条件は前に書いてあります。ただ、それでも、今回は少し難しいかもしれません。

✍️ 記述が難しいときは「一番短い結論→盛る」

まず、短い結論を考えます。一番短い結論は「土」ですが、それだけでは分からないので、もう少し盛った短い結論にします。たとえば、「器の形に作れる土」です。そこから、前後の文章をヒントに盛っていきます。前後の文章には、熱で溶けるなどの内容が書かれていると考えられるので、それを盛り込んで完成させます。

最初のうちは、積み重ねてやっていくほうがよいでしょう。最初から得意な人は、そんなことを考えなくても、サッと書けることがあります。それは事実なので、そういう人は、その恵まれた才能に感謝して、頑張ればよいと思います。(進塾講師の見解)

発展問題:ペットの話と、段落指定の記述

発展問題(103ページ)の文章は、ペットのことが論じられています。ペットがよいのか悪いのかは、はっきりとは書かれていません。しかし、どちらかといえば、「悪い」という論調だと感じられます。旧版も、この種の話題の場合、「悪い」と結論づける文章のほうが多いと述べています。考えは筆者の考えなので、そのとおりに読むことが大事です。設問に新しいものは特にありません。

記述は2つあります。

  • 「動物本来の生活ではない」とありますが、動物の本来の生活とは何か(20字以内):4段落の言葉を使うことになっていて、ほぼ4段落に答えがあると言っているようなものです。ただ、少し長いため、なかなか難しいです。
  • 「動物園の動物などは、生きていること自体が目的とされている」とあるが、それはなぜか:該当する段落をよく読む設問です。段落が分かったら、あとは何を使って何を使わないかを決めることになります。

🎯 段落が指定された記述は「箇条書き→要素を決める→順番を決める」

段落が指定されている場合は、何を使って、何を使わないかをはっきりさせることが大切です。そのため、まず各段落から、キーワードや短い文を箇条書きで書き出します。次に、書く要素を決め、書く順番を考えて書きます。これが一番の近道です。

仮に丸が取れなくても、三角は取れるので、全然有効な方法です。国語は、記述で満点を取る必要はありません。三角を積み重ねるだけでもよいのです。一番よくないのは、書かないでバツになることです。まず書くことです。ただし、闇雲に書いてもしかたがないので、三角はキーワードを入れて、必ず取るようにしましょう。(進塾講師の見解)

そうすると、記述のほうが選択肢よりも得意になる、という状態に近づきます。むしろ、選択肢のほうが難しいと講師は述べています。微妙な違いを見分けなければならず、間違えれば終わりで、救済措置がないからです。説明文・論説文は、基本的に難しくありません。算数でいえば計算問題に近いので、説明文で取れるだけ取っておきましょう、ということです。旧版は、問五の記述は、何となくやろうとすると解きにくいので、1〜6段落というヒントを手がかりに、根気よく該当箇所を拾って箇条書きにするところから始めるとよいと述べています。ここは算数と同じで、必要な手順を踏むことが大事です。

知識:漢和辞典の使い方

知識分野(106ページ)は、漢和辞典の使い方です。漢和辞典の使い方自体は、学校で習います。入試で出るかというと、確かに、テキストの設問にあるような形で出題されることはあります。ただ、まずは設問を解いてみる、というところです。

  • 漢和辞典を引けないのは問題です。引けるようにしておく必要があります。
  • しかし、本番では漢和辞典は使えないので、たとえばテキストの設問のように、引かずに解けるかどうかが、志望校で出題されているかどうかにかかっています。出題されていなければ、無視してもよいというのが、講師の個人的な意見です。
  • これができなくても、合格できます。過去の生徒の経歴を見ると、できない子のほうが多く、特に男子ではそうでした。ですから、できないからといって困ることは、それほどありません。志望校と相談してください。(進塾講師の見解)

旧版は、国語辞典と同様に、学校ですでに学習している分野で、理屈はまず軽く押さえておき、実際に使うことが大事だと述べています。設問をメインにして、実際に漢和辞典を使いながら解いてみましょう。また、ある設問のように、画数とかかわるタイプで間違いが多い場合は、前回の筆順と画数を見直すとよいとも述べています。

4. まとめ・解説動画(タイムスタンプ付き)

第8・9回は、説明文・論説文の「話題」と「意味段落」をつかむ2回です。段落分けの問題は後ろの結論側から判断すると解きやすく、記述は箇条書きで要素を書き出し、使うものと順番を決めてから書くのが近道です。国語は記述で満点を取る必要はなく、三角を積み重ねればよいという考え方が一貫しています。知識分野(画数・筆順、漢和辞典)は、志望校の出題傾向と相談して、取り組む深さを決めてください。

📺 動画インデックス:各回の解説へ直行

以下の「▶ 再生開始」ボタンをクリックすると、それぞれの回の国語の解説が始まる秒数から直接再生されます。お子様の復習や、家庭学習での親御様の確認にぜひご活用ください。

学習回主なテーマ解説を再生する
第8回 説明文・論説文(3)/漢字の画数・筆順 ▶ 再生開始 (9:02〜)
第9回 説明文・論説文(4)/漢和辞典の使い方 ▶ 再生開始 (7:31〜)

※YouTubeアプリまたはブラウザが起動し、指定の時間からご視聴いただけます。

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