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開成中学校 2026年度 2月1日入試 理科入試解説|大問別の考え方と解き直し

2026年11月1日

SUSUMU JUKU / 2026 EXAM REVIEW

答えの先に、解ける理由を。

開成中学校・2026年度 2月1日入試 理科

2026年度の開成中学校・理科について、全4大問から主要20設問を選んで解説します。温度計と熱の出入り、気象・堆積の資料、鏡の像、小鳥の採餌実験を、観測値と条件から考えます。一部の作図を含む全小問の網羅解説ではありません。

このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。

第1問|温度計の仕組みと温度の変化

この大問で学ぶこと

熱膨張で液面が動くことと、周囲の温度へ近付くことを分ける

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

問1|アルコールが吸い上げられる理由

ア

  1. 球部を温めると中の空気が膨張して外へ出ます。その後、口をアルコールにつけて冷やすと、中の空気が収縮してアルコールが入ります。
  2. 冷たい物へアルコールが特別に引き寄せられるのではなく、閉じ込められた空気の体積の変化を利用しています。

問2|水温を測る温度計の位置

イ

  1. 測定部分を水に十分入れ、容器の底や側面へ触れさせないようにします。容器の温度ではなく、かき混ぜて均一にした水の温度を測るためです。
  2. 球部の位置と水への入り方を図で確認し、イを選びます。温度計を底へ押し付けたまま測る方法は避けます。

問3|気温を測れる理由

イ

  1. 周囲の空気の熱がガラスを通って中のアルコールへ伝わり、アルコールが膨張・収縮します。細い管では小さな体積変化も液面の高さとして読み取れます。
  2. ガラスだけの伸縮や、気体と液体の状態変化を直接目盛りにしているという説明ではありません。

問5|実験を行った部屋の温度

ウ。約25℃

  1. AとBは時間とともに上がり、Cは下がっています。3つとも近付いていく温度が周囲の温度です。
  2. 60分後にはAが24.2℃、Bが21.5℃、Cが28.0℃。まだ同じ値にはなっていませんが、選択肢では約25℃が合います。

問6|平均速度が初めて半分以下になる区間

イ。15〜20分

  1. 比較の基準の5〜10分では、Cは60.9℃から50.9℃へ10.0℃下がります。同じ5分間なので、半分以下とは温度差5.0℃以下になることです。
  2. 10〜15分の低下は50.9−44.5=6.4℃でまだ大きく、15〜20分は44.5−39.8=4.7℃。ここで初めて半分以下になります。

問7|35℃の部屋で実験した場合

ア

  1. 5℃の水Bと周囲の温度差が、今回の約25℃の部屋より大きくなるため、温まる速さは速くなります。
  2. 80℃の水Cは周囲との差が小さくなるので、今回より速く冷えるとはいえません。外部の熱源がないのに、すべての水が35℃を超えて上がり続けることもありません。

第2問|気象のグラフと砂・泥の堆積

この大問で学ぶこと

複数の観測量を対応させ、原因の候補を絞る

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

問1|A・Bの日の日照・降水グラフ

A=エ、B=イ

  1. Aは昼でも気温があまり高くならず、日較差も小さいため、日照が少なく雨もないエに対応します。
  2. Bは日中に気温が低く、1日を通して雨の降るイと対応します。気温の最大値だけでなく、変動の形も比べます。

問2|Cの日のグラフと明け方の天気

a=ウ、b=カ

  1. CはDと比べて明け方の冷え込みが小さい一方、日中には日照があります。朝のうち日照が少なく、昼に晴れるウを選びます。
  2. 雲があると夜間の放射冷却が抑えられるので、日の出前はくもりだったと考えられます。bはカです。

問4|潮の満ち引きと普段の堆積物

イ。a=速、c=泥

  1. 砂の層から上の泥へ粒が徐々に小さくなる一方、泥から砂への境目は急です。潮の深さの変化だけで説明するなら、浅くなるときが極端に速い必要があるものの、実際の潮汐とは合いません。
  2. 普段は泥が堆積する場所へ、地すべりなどで砂と泥が混ざる流れが繰り返し来たと考えると説明できます。大きな砂から先に沈み、細かい泥が後に積もります。

問5|細かい泥が上に積もる理由

しずむのがおそい

  1. 容器を振って砂と泥を混ぜると、先に砂が沈み、その後も濁りとして残る泥がゆっくり沈みます。
  2. 設問の6〜8字に合わせて「しずむのがおそい」の8字で答えます。粒が小さいという説明を、沈む時間の違いへつなげます。

第3問|平面鏡と像

この大問で学ぶこと

実物と鏡の向こうの像を、対称な点として結ぶ

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

問1|B・Cの像の位置

鏡の表面を軸として、それぞれ反対側6マスの位置

  1. 平面鏡の像は、実物から鏡へ下ろした垂線の延長上に、鏡から同じ距離だけ離れた所にできます。
  2. BとCは鏡に平行な方向に8マス離れているので、像B1とC1も8マス離れます。鏡の厚い部分の端ではなく、反射する表面を基準に6マス取ります。

問2|2つの像を同時に見る鏡の最小の長さ

4マス

  1. B0からB1を見る光と、B0からC1を見る光を、像へ向かう直線として引きます。鏡面との交点がそれぞれ必要な反射点です。
  2. B0と像側は鏡からともに6マスなので、鏡は両者のちょうど中間にあります。8マス離れたB1・C1への視線の交点の間隔はその半分、4マスです。

問3|鏡1枚に映る文字

イ

  1. 上下を変えずに紙を鏡へ向けると、像でも上下は同じで、左右の向きが反転して見えます。
  2. 本文の光の進み方に従って文字の左右を確かめ、イを選びます。上下反転させた形とは区別します。

問6|鏡2枚で2回反射した文字

ア

  1. 1回反射した像を、次の鏡へさらに反射させて考えます。左右が反転する操作が2回重なるため、文字の向きは元と同じになります。
  2. それぞれの鏡面に対する像を順に作ると、2枚目に映る成の形はアと分かります。

第4問|小鳥のエサの選択実験

この大問で学ぶこと

提示間隔・処理時間・完了時刻を同じ時間軸に置く

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

問1|Qが大小交互に取るdの場合

90mg

  1. Qの処理時間は大6秒、小11秒です。dでは大を0・20・40秒、小を7.5・27.5・47.5秒に取り、最後の小も58.5秒に食べ終えます。
  2. 60秒以内に処理を終える大が3個、小が3個なので、3×20+3×10=90mgです。

問1|Qが大だけ取るeの場合

120mg

  1. 大を0・10・20・30・40・50秒に取り、それぞれ6秒後に処理を終えます。60秒にも提示されますが、食べ終わりが66秒なので数えません。
  2. 完了する大は6個。6×20=120mgです。

問1|Qが小だけ取るfの場合

40mg

  1. 最初の小を取る2.5秒から62.5秒までの60秒間で考えます。取る時刻は2.5・17.5・32.5・47.5秒、完了は13.5・28.5・43.5・58.5秒です。
  2. 次を取れるのは62.5秒ですが、完了は範囲外なので数えません。4×10=40mgです。

問2|提示割合に近い割合で取った実験

P=ウ、Q=ア

  1. 大・小は交互に提示されるので、提示された大の割合は50%です。Pは実験1で52%、実験2で48%と、どちらも差が10%以内です。
  2. Qは実験1で51%ですが、実験2では86%。したがってPは実験1と2のウ、Qは実験1のみのアです。
大エサを取った割合
個体実験1実験250%との差が10%以内
P52%48%両方
Q51%86%実験1のみ

問3|Pの取り方とその理由

①=ウ、②=キ

  1. 実験2でもPは大・小をほぼ同じ割合で取っています。モデルケースでは、大小交互・大だけ・小だけのいずれでも、同じ時間に食べられる重さが60mgになります。
  2. 例えば大だけなら0・20・40秒の3個で60mg、小だけなら60秒の計測窓で6個、60mgです。取り方による重さの利点がないというキに対応します。

問3|Qの取り方とその理由

③=ア、④=オ

  1. 実験2でQは大エサを多く取っています。モデルでも交互90mgより、大だけ120mgのほうが多くのエサを食べられます。
  2. 食べられるタイミングで小エサを見送って大エサを選ぶと、同じ時間の摂取量が増えるのでオです。単に大のほうが好きだという、実験から分からない好みで説明しません。

解き直しの進め方

実験は何を同じにして何を比べたかを表にしましょう。小鳥の問題はエサを取った時刻だけでなく食べ終えた時刻も書き、計測範囲の端の扱いを確認します。鏡は像と目を直線で結び、必要な反射点を求めます。

段階取り組むこと確認すること
1|原因を分ける間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分けるどこで手が止まったかを言葉にする
2|解説を閉じる自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか
3|時間を空ける日を改め、類題と合わせて再挑戦する条件が変わっても使える考え方になったか

志望校の過去問を、次の学習計画へ

点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。

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