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予習シリーズ国語4年上の進め方【四谷大塚の予習シリーズ4上第11~14回】

2022年4月11日

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予習シリーズ4年上第11回国語 物語・小説(5) 主語・述語を読む

基本問題のポイント
よくわからない感情にまかせて行動した結果、後に後悔するという文章です。思春期にはよくありがちな行動です。後悔するということは精神的に成長しているということになります。この心情変化をおさえた上で設問にあたると良いでしょう。設問では問一の「とまどい」は心情としてこの時期はわかりにくいでしょうからきあいまいにせずにきちんと調べて記憶しましょう。問五の2番は記述ですがここは「出来事のみ」を書くことが指定されていますので心情記述とは違いますから注意しましょう。
発展問題のポイント
心のうちにある本当の気持ちを外に出せずに周りの現実が自分の望まない方向にどんどん進んでいってしまう心情が描写されています。これも周りを気にしての結果こうなっているわけですから主人公が思春期の場合にはよくありがちな話です。設問では問四がポイントです。記述ですが1番と2番と合わせて心情変化の記述です。1番から考えると書きにくいと思います。こういう場合は2番から考えても差し支えはありません。実際の入試だとおそらくは二つ合わせて一つの設問として出題されるはずです。心情変化の記述ですから別に変化後の心情から考えても良いわけです。
「主語・述語を読む」のポイント
主語と述語の発見がテーマです。受験に出題されるから云々以前に読解でもよくわかりにくい時に要点をつかむために主語と述語を読み取ることは必要ですし、要旨をまとめる記述などでも必要ですからかなり重要なところです。シリーズにも記載があるように主語から探してはいけません。たいてい失敗します。述語を探して「何が?誰が?」と考えるのがポイントです。

予習シリーズ4年上国語第12回 物語・小説(6) 修飾・被修飾関係を読む


予習シリーズ4年上国語第12回 物語・小説(6) 修飾・被修飾関係を読む
基本問題のポイント
友だちへの約束を果たせないことと子犬を置き去りにしてしまった二つへの罪悪感を感じている文章です。最後はありがちなハッピーエンドです。主人公の心情についてはこの時期でも理解できると思いますので設問も解きにくいということはないと思われます。ただ問三は少し解きにくいでしょうか。第一手はまずその流れの文章の中で「心情語」を探すことから始めると良いでしょう。もちろん将来的にははっきりと書いていない場合が多いのですが本文に書いてあるのに書かない場合は減点の幅が大きいです。心情語を探したらその心情に至った理由を箇条書きで考えるという方法で良いと思います。
発展問題のポイント
親友との別れがテーマです。どちらかと言えば淡々と描写が進んで行い最後に寂しく悲しい気持ちがあふれ出すというパターンです。問一の「深呼吸」のときの心情は「緊張」と「決意」の2パターンですからこの際におさえておきましょう。問二は「ほっとしたような」と「拍子抜け」のそれぞれに対しての記述をしなければならないので注意しましょう。問三は難しいかと思います。「え?」ですから「驚き」であることは間違いありませんから「なぜ驚く?」と考えてみると手が止まらないはずです。他はじっくり考えれば解きやすいかと思います。
「修飾・被修飾関係を読む」のポイント
修飾・被修飾の関係という概念自体が難しいと思います。理解の仕方としては「二つの言葉で言葉が完結する関係」ととらえると良いです。例えば「青い空」なら二つで完結しますが「青く澄んだ」だと完結しません。この感覚を体で覚えることが大事です。

予習シリーズ4年上国語第13回 説明文・論説文(5) 主語・述語・修飾語の復習


予習シリーズ4年上国語第13回 説明文・論説文(5) 主語・述語・修飾語の復習
基本問題のポイント
植物は季節の到来を感知することができそれは「葉で夜の長さをはかる」ことによるという内容の説明文です。この話はよく模試や入試の文章でもよく見かけます。純粋な説明文の文章ですから設問もそれほど解きにくいものはないです。強いて言うと問二や問五の意味段落分けを不得意とする受験生は多いです。原因の多くは「なんとなくやっている」から正解したり正解しなかったりが続くというだけのことが多いです。コツは最後の段落から遡って「話題は同じか同じではないか」を少し強く意識することです。これだけでも正解率はだいぶ違ってくるはずです。
発展問題のポイント
音と食欲の関係についての説明文です。あまり見かけない説明文です。ただ、言われてみればそうだよなと思う部分も多く身近な話題でもあるので、頭に入りやすい文章なのではないでしょうか。問四は書くべき該当箇所は簡単に見つかると思いますが「萎びると~」から書き始めないように注意しましょう。あくまで聞かれているのは「新鮮なキャベツの話」です。「マイナスの理由からはマイナスしか生まれない」ということを覚えておきましょう。問六は一気にやろうとするとわかりません。必ず短い結論から考えましょう。その結論にどんどん必要な内容を足していくという方法を取りましょう。
「主語・述語・修飾語の復習」のポイント
主語と述語は「述語を発見して→何が?誰が?」、修飾語は「二つの言葉で完結するもの」を頭に入れて設問を解きましょう。問四の設問は面白いです。こういう設問は頭を使いますから思考力自体が上がります。その結果として読解力も上がったりするのでこういう設問が載っている問題集を買って解くのも良いでしょう(もちろん、時間に余裕があればです)。

予習シリーズ4年上国語第14回 説明文・論説文(6) 分けて関係を考える


予習シリーズ4年上国語第14回 説明文・論説文(6) 分けて関係を考える
基本問題のポイント
「良い聞き手とは」に関する文章です。書いてある内容は想像がしやすいので読んでいても解らないということはないと思います。問二は一段落ずつ丁寧に「先生か先生じゃないか」と問いかけながら解きましょう。なんとなくやると間違えます。問四は1番は抜き出しです。抜き出し問題のコツは「文末」から考えることです。この場合は「どんなこと」と聞かれているので「~こと」で終わる箇所を探します。もちろん、他の名詞の可能性もありますが、「文末を特定する」という癖をつけると抜き出し問題で探せずに時間が過ぎる確率がぐんと減ります。2番は前の段落を書かないように注意が必要です。なぜ設問が「速い」という言葉を使えといっているかをよく考えましょう。
発展問題のポイント
人間の最強の武器は「言葉」という文章です。内容は違えど「言葉が最強の武器」という論調の文章は入試でも模試でもよく出題される内容の文章です。問六は抜き出しですが基本問題のところで述べたように「文末」を特定してから探しましょう。理由を聞かれているので文末は「~から」もしくは「~ため」です。問九は八十字で書くという超長文の記述です。前から述べているようにこういう設問を一気にやろうとすると手が止まります。必ず必要な要素を箇条書きにしてから取り組むようにしましょう。ちなみに、具体例を書くか書かないかがこの場合は悩むと思いますが、基本的には具体例は書きません。具体例を書く場合はどうしても字数が埋まらないというときの最終手段です。
「分けて関係を考える」のポイント
この手のテーマは漫然とやっても意味がないです。「分けたからなんなの?」というだけに終わりがちなところです。ただ分けるだけなら何の意味もありません。分けた後で、それぞれの分けた部分が「文章内でどういう話題・役割なのか?」まで考えて初めて学習効果が出ます。ですからやるのであればそこまでやりましょう。そこまでやる余裕がない場合はここでは飛ばしても差し支えはありません。

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