2026年10月30日
SUSUMU JUKU / 2026 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
三輪田学園中学校・2026年度 第1回午前 社会
第1回午前社会の主要設問を解説します。農業・橋の資料、都電沿線の歴史、裁判と人権を、本文の手掛かりから整理します。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|食料生産と地域の暮らし
この大問で学ぶこと
季節・地形・資料の変化を結び付ける
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
本文の空欄
あ:北海道/い:香川/う:熊本/え:庄内/お:北西/か:阿武隈
- 夏から秋の大規模農業は北海道、吉野川からの用水を使う冬春の産地は香川、温暖な平野と阿蘇の高原を持つのは熊本です。
- 鶴岡市は庄内平野にあります。冬の日本海側では北西の季節風が吹きます。福島県平田村は阿武隈高地のふもとにあり、かは阿武隈です。
問1〜問4|産地と旬
問1:ア・宮崎/問2:エ・コシヒカリ/問3:イ・おうとう/問4:ウ・軟白ねぎ
- 夏のキュウリと冬のキュウリでは産地が変わります。冬に温暖な宮崎県は促成栽培が盛んで、アを選びます。雪若丸・はえぬき・つや姫は山形で開発された米で、コシヒカリと区別します。
- りんごと柿は秋に旬を迎えますが、おうとうは初夏です。枝豆・トマトは夏、軟白ねぎは秋冬が主な旬なのでウです。
問5|橋の維持管理
記述例:古い橋の割合が増える一方、人口減少で担い手が少なくなるため、住民も点検などに参加する必要がある。
- 資料では建設後50年以上の橋の割合が2023年から2040年にかけて増えています。修繕や点検の必要性が増すという意味です。
- 一方で人口は減る見込みです。二つの資料を結び、専門家だけに任せず地域の住民が関わる取り組みの意義を説明します。
第2問|都電沿線の歴史
この大問で学ぶこと
身近な場所の記録を歴史年表につなぐ
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1〜問4|古代から戦前
問1:ア・蘇我馬子/問2:イ/問3:ウ/問4例:日本とアメリカの間で戦争が始まった
- 飛鳥文化を支えた豪族は蘇我馬子です。東大寺南大門の金剛力士像は鎌倉時代なので、南北朝時代より前のイを選びます。
- ザビエル来日時は戦国大名が各地を支配していた時期です。1941年末の日米開戦を、アメリカ人宣教師が帰国した背景として考えます。
問5〜問9|人物と政策
徳川吉宗/富国強兵/源頼朝/大正デモクラシー/解体新書
- 享保の改革は8代将軍徳川吉宗、明治の経済・軍事の強化は富国強兵、鎌倉幕府を開いたのは源頼朝です。
- 大正期の社会・政治運動は大正デモクラシー。ターヘルアナトミアを杉田玄白らが翻訳した日本語の書名は解体新書です。
問10|歴史を調べる問い
例:講和条約の内容に対して、当時の新聞はどのような報道をしていたのだろうか。
- 設問は焼き討ち事件の理由を調べるための問いを求めています。すでに示された条約の内容・参加者とは異なる観点を立てます。
- 人々が何を知り、どのような期待や不満を持ったかを調べられる問いなら、事件の背景へ近づけます。事件名を答えるだけでは不十分です。
第3問|裁判と人権
この大問で学ぶこと
権限と、誤りを防ぐ仕組みを分ける
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2
問1:エ/あ:司法/い:国民審査
- 裁判所が担うのは司法です。内閣総理大臣を任命するのは天皇で、国会の指名に基づきます。裁判所が任命するというエが誤りです。
- 最高裁判所裁判官について、衆議院総選挙に合わせて国民審査を行う機会があります。国会議員を選ぶ選挙そのものとは区別します。
問3〜問5
基本的人権の尊重/三審制/18歳
- 無実の人の自由が奪われることは、基本的人権の尊重に反します。同じ事件について上級の裁判所へ不服を申し立てる三審制が設けられています。
- 本問時点では裁判員に選ばれる年齢は18歳以上です。制度の対象を答える問いと、裁判員制度の目的を考える問いを分けます。
問6
ウ
- 自白だけを参考にすると、強制や思い違いなどを見逃すおそれがあります。取り調べの記録、弁護人への相談、他の証拠の確認などが重要です。
- 本問は必要な対策として正しくないものを選ぶので、自白のみで判断するというウを選びます。
解き直しの進め方
記述は資料の二つの変化や、出来事の原因と結果を結び付けて書き直してください。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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