2026年10月28日
早稲田・慶應理工の英語が時間内に終わらない|原因別の練習と復習方法

過去問の最後まで届かないときは、ただ読む速度を上げる前に、どこで時間を使い、何が原因で止まったかを分けましょう。語彙・文構造・選択肢の判断・解く順序では、必要な練習が異なります。
この記事は、早稲田理工・慶應理工を目指す高校生・既卒生向けの学習ガイドです。大学別の問題構成は既存の分析記事で確認し、ここでは自分の答案から練習を選ぶ方法を紹介します。
目次
1. まず1年分で時間不足の原因を分ける
初めて解く年度を、その年度の問題冊子・要項に記載された制限時間で解きます。大問を始めた時刻と終えた時刻、迷って保留した問題、最後まで手が回らなかった箇所を記録してください。試験中に細かく計測しすぎず、大問の区切りでメモする程度から始めます。
時間になったら一度線を引き、答えを見ずに、別の時間で未解答部分を解きます。本番時間内の得点と、時間を延長して解いた部分の結果を分けることが大切です。
| 答案に見える状態 | まず確認する課題 |
|---|---|
| 時間を延ばしても内容がつかめない | 語彙・文法・文構造の理解。速度練習だけにしない |
| 時間を延ばすと正解できる問題が多い | 読み直し、選択肢の比較、配分のどこで時間を使うか |
| 読めているが選択肢で長く迷う | 本文の根拠と、選択肢の違いを説明できるか |
| 前半に時間をかけ、後半が空欄になる | 大問ごとの上限時刻と、保留して戻るルール |
この区分は原因を絞るための目安です。1年分だけで実力や合否を決めず、複数回の記録で確かめましょう。
2. 原因別の練習と復習方法
分からなかった語をすべて同じ重さで覚えるのではなく、主張や設問の根拠を理解するために必要だった語から復習します。「単語の意味を言えるか」に加え、解いた英文の中でどういう意味になるかを確認してください。
復習では、短い例文と一緒に意味・品詞・使われ方を確認し、翌日以降に本文へ戻って読み直します。同じ語で繰り返し止まるなら、難しい長文を増やす前に定着を優先します。
時間がかかった文を数文選び、主語・述語、修飾のまとまり、接続の関係を説明します。訳だけ覚えず、「どの語がどこにかかるか」を自分で確認しましょう。解説を読んだ後は、英文を見て構造と意味を再現できるかを確かめます。
意味が分からないまま音読や速読を繰り返すのではなく、理解を確認した文を、まとまりごとに戻らず読む練習へつなげます。
正解の根拠になる本文箇所を示し、不正解の選択肢についても「どの表現が本文と合わないか」を一つずつ言葉にします。否定、因果関係、対象の範囲、程度の違いを確認してください。
根拠を見つけられないまま比較を繰り返す場合は、一度保留する練習も行います。「長く考えたから正解する」とは限らないため、時間と正誤を一緒に記録します。
各大問で、所要時間、時間内の正解数、保留した数を確認します。比較的安定して解ける問題の時間を確保し、迷う問題に使う上限を決めてください。順番を変えると解答欄のずれが起きやすいため、問題番号とマーク欄の照合まで含めて練習します。
3. 早稲田・慶應で分けて確認すること
両大学を受ける場合も、同じ解答順・同じ大問別の時間をそのまま使わず、大学・年度ごとに記録を分けます。試験時間や出題形式は、受験する年度の情報で確認してください。
2026年度の公式出題意図には、複数文章の関係把握、語順や文構造、文章の論理展開、語彙の理解など、異なる力が示されています。長文を速く読む練習だけに偏らず、自分がどの種類で止まるかを分けて復習しましょう。
慶應理工の過去問でも、本文を読む時間と、設問を処理する時間を分けて見ます。早稲田でうまくいった方法でも、同じように得点できるかは別に確認が必要です。既存の分析記事を出発点に、実際の問題冊子と自分の答案を照らし合わせてください。
4. 自分に合う時間配分と解答順の作り方
- 使える時間を確認する:受験する年度の制限時間を確認し、解答欄の確認や見直しに使う時間を先に分けます。
- 大問別に仮の上限を置く:最初の演習記録を基に「この時刻までに一度区切る」という通過点を決めます。
- 保留の条件を決める:根拠が見つからない、同じ箇所を繰り返し読むなど、自分が止まる状態を目安にします。
- 未使用の年度で試す:変更は一度に一つに絞り、時間内の正解数と未着手数を比べます。
例えば、長い読解を先に解くか、短い設問から進めるかは、得意不得意で変わります。速く終わるだけでなく、正解数が維持・改善したかまで確認しましょう。公開されている時間配分例は、全員が守るべき正解ではありません。
5. 1週間の練習例

以下は組み立て方の例です。数学・理科や学校の課題との兼ね合いで量を調整し、毎日フルセットを解くことを前提にしません。
| 日 | 取り組むこと | 残す記録 |
|---|---|---|
| 1日目 | 未使用年度を制限時間で解き、時間後の解答を別に行う | 大問別の時間・正誤・未着手数 |
| 2日目 | 時間を使った文の語彙・構造を確認 | 理解できなかった理由 |
| 3日目 | 迷った選択肢の根拠を説明する | 正解の根拠と不正解の違い |
| 4日目 | 理解済みの短い範囲を、時間を意識して解き直す | 内容を説明できるか・所要時間 |
| 5日目 | 課題が同じ別の問題で練習 | 初見でも使えた方法 |
| 6日目 | 別年度・別セットで仮の配分を試す | 時間内の正解数と未着手数 |
| 7日目 | 記録を比較し、翌週の課題を一つ決める | 続ける練習と変更する点 |
同じ問題の解き直しで速くなることと、初見で対応できることは分けて評価します。点数が上がらない場合も、問題の難易度や既習かどうかをそろえずに結論を出さないようにしましょう。
6. 過去問の記録と改善の見方
ノートには、次の項目だけでも残しておくと、時間不足の原因を相談しやすくなります。
- 大学・年度・初見か解き直しか
- 大問ごとの開始・終了時刻
- 制限時間内の正解数、保留数、未着手数
- 時間後に解けた問題と、そのとき必要だった時間
- 語彙・構造・根拠探し・配分のうち困った点
- 次回に試す変更を一つ
配点が確認できない場合は、自己採点の正解数として記録し、推定点を公式の得点や合格可能性と扱わないようにします。読む速度だけでなく、根拠を示して正解できたかも確認してください。
7. よくある質問
まずは、どこを未着手にしたかと、手をつけた問題の正解数を確認します。根拠なく急いで正答率が下がるなら、順序や保留のルールを見直しましょう。一律に問題を捨てるのではなく、演習記録をもとに判断します。
時間を延ばしても理解できない文は、語彙・文構造の確認を優先します。理解できるのに時間がかかる場合は、読む・比較する・見直すのどこを短くするかを決め、時間を計る練習を組み合わせます。
大学受験の個別指導の授業案内をご確認ください。英語で困っている内容と、数学・理科を含めた学習状況をお知らせいただくと、必要な支援を整理しやすくなります。
赤羽で学習塾をお探しなら
- 会社名
- 進塾
- 住所
- 〒115-0055 東京都北区赤羽西1‐39‐1伊藤ビル3階
- 電話番号
- 03-5924-7747
