2026年8月18日
【予習シリーズ5年上 第1回】社会攻略ガイド
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目次
1. はじめに:この記事を読んで得られるメリットと実戦力
第1回の社会は「魚はどこから」というテーマで、いわゆる水産業の分野を扱います。まずは黒潮と親潮、対馬海流の3点を正確に押さえ、そこから魚がどのあたりに多くいるのかというイメージを持てるようになることが、この単元の土台になります。
【本記事を読むメリット】
この記事を読み込んでいただくことで、「なぜ潮目や大陸棚に魚が多く集まるのか」という理由を、お風呂の水が冷めていく仕組みにたとえながら理解できるようになります。単に「黒潮と親潮がぶつかるところが潮目」と暗記するのではなく、暖流と寒流がぶつかることで海底がかき混ぜられ、栄養素(ミネラル)が湧き上がり、それを求めてプランクトンや魚が集まるという一連の流れを説明できるようになります。また、遠洋漁業がなぜ1970年代に急激に減少したのかという理由(石油危機・排他的経済水域の設定)も、単なる年号暗記ではなく、原因と結果のセットで押さえられるようになります。
2. 海流と主な漁港:なぜそこに魚が多く集まるのか
この単元でまず重要なのは、海流を覚えることです。黒潮・親潮・対馬海流・リマン海流をすべて覚える必要があります。
「潮目」に魚が多い理由をお風呂の水で理解する
💡 冷たい親潮が下に沈み込むことで、海底の栄養が湧き上がる
特に、親潮と黒潮がぶつかるところには潮目ができ、潮目は良い漁場になっているということをまず覚える必要があります。なぜ潮目でそのようなことになるかというと、黒潮は温かい流れ、親潮は冷たい流れであり、冷たい流れは下に沈み込む性質があります。これは、お風呂が冷めてしまった時、下の方が冷たく上の方が暖かいのと同じ原理です。温かい流れとぶつかることで、冷たい親潮が下に沈み込む力がより強くなり、その結果海底がかき混ぜられて、海底に沈んでいたミネラル(栄養素)が海面に戻されます。その栄養素を食べにプランクトンが集まり、そのプランクトンを食べに魚が集まるという流れで、魚が多く獲れるようになっているのです。
大陸棚も同じ理屈で魚が多い場所ですが、こちらは水深200mほどで太陽の光が届くため、植物プランクトンが多く育ち、それを狙って魚が集まってくるという流れになっています。まとめると、親潮と黒潮のぶつかり(潮目)と、東北海の大陸棚がお魚がたくさんいる場所として、最低限覚えておく必要があります。
魚の分布についても、ある程度の概念(イメージ)を持っておくと後々有利になります。例えばイカは北の海のイメージ、マグロやカツオは南のイメージ、カニは日本海のイメージ(実際には北海道に多く水揚げされる)といった具合に、大まかなイメージをつけておくとよいでしょう。北の海は海底がかき混ぜられて濁って見えるのに対し、南の島の海が透き通ったブルーに見えるのは、海があたたかいため海底をかき混ぜないからで、決して北の海が汚いわけではないという点も押さえておきたいところです。
主な漁港5つと、それぞれの特徴
日本の主な漁港として、焼津・八戸・銚子・釧路・境の5つは最低限覚えておく必要があります。それぞれの漁港の特徴も合わせて覚えておくと、後々役に立ちます。例えば焼津は遠洋漁業の基地であるという特徴があり、こうした個性のある情報を覚えていくとよいでしょう。魚の取り方(漁法)についても、それぞれどんな魚を取るのに適しているかとセットで覚えておくとよく、例えば延縄はマグロ、一本釣りはカツオ、まき網はイワシ、底引き網はカレイ類、棒受け網はサンマ、底引き網はサケ・マスといった組み合わせで覚えると忘れにくくなります。
3. 漁業の種類と漁獲量の変化:なぜ遠洋漁業は減ったのか
漁業の種類は、沖合漁業・遠洋漁業・沿岸漁業・養殖漁業に分かれます。それぞれの漁獲量の変化を表すグラフはよく出題されるため、なぜそのようなグラフの形になっているのかという理由まで含めて押さえておく必要があります。
遠洋漁業が減ったのは「石油危機」と「排他的経済水域」
⚠️ 1970年代に急激に下がった理由を2つセットで覚える
遠洋漁業は1973年頃の石油危機の影響で、燃料代が上がり遠くまで船で行っても採算が取れなくなったため、大きく減少しました。さらに1977年頃からは、大国の国々が水産資源を守るために沿岸から200海里以内の海で外国の漁船が魚を獲る量や種類を制限するようになった(排他的経済水域の設定)ことも、遠洋漁業が衰退した大きな理由です。この2つの理由をセットで押さえておく必要があります。
沖合漁業についても、1980年代後半に急激に減少していますが、これはメインで獲っていたイワシがあまり獲れなくなったことが原因とされています(はっきりとした原因は分かっていません)。養殖漁業は比較的最近発達した技術であるため、昔はそれほど盛んではなかったという点も押さえておきましょう。
「栽培漁業」と「養殖漁業」の違いに注意
育てる漁業には養殖漁業と栽培漁業の2種類があります。養殖漁業は卵から稚魚を育て、そのまま大きくなるまで育てて水揚げするという方法で、計画的に生産できるため価格が高い時に出荷できるなど収入が安定するというメリットがありますが、波が穏やかな入り江が必要で、そうした場所は赤潮の被害を受けやすいというデメリットもあります。一方、栽培漁業は稚魚を育てるまでは同じですが、その後海や川に放流し、自然の中で育ったものを大人になったら獲るという方法です。餌代がかからないというメリットがあり、サケのように必ず生まれた川に戻ってくる習性を持つ魚では栽培漁業の方が向いています。
「栽培漁業」という漢字は、「裁培」などと書き間違えやすいため注意が必要です。
水産物の輸入増加と、これからの水産業
日本が獲る漁獲量が減った分、水産物の輸入は増えています。輸入する魚の種類は時代によって変化しており、最近ではサケ・マス、エビ、マグロの順番で輸入量が多くなっています(かつてはエビが1位でした)。海の資源を守るための取り組みや、持続可能な漁業というテーマも、近年のSDGsの流れの中で出題が予想されるところです。プラスチックごみに関する内容も含め、しっかり読み込んでおく必要があります。
4. まとめ・解説動画(タイムスタンプ付き)
第1回の社会は、黒潮・親潮・対馬海流という海流の基本知識から、潮目や大陸棚に魚が多く集まる理由を理屈で理解し、焼津・八戸・銚子・釧路・境という主な漁港とその特徴を押さえることが基本になります。漁業種類別の漁獲量の変化については、遠洋漁業が石油危機と排他的経済水域の設定という2つの理由で減少したという因果関係を、養殖漁業と栽培漁業の違いとあわせてしっかり理解しておきましょう。
📺 動画インデックス:解説へ直行
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| 学習回 | 主なテーマ | 解説を再生する |
|---|---|---|
| 第1回 | 魚はどこから(日本の水産業) | ▶ 再生開始 (27:30〜) |
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