受験における個別授業の良い点と注意点

2018年5月18日

このページでは個別授業の良い点・個別授業の注意点についてお話しさせていただきます。
集団授業や個別授業などの塾選びにお困りの方は是非、ご参考下さい。

個別授業のシステム

まず、良い点と注意点のお話の前に、個別授業のシステムについて確認します。中学受験、高校受験、大学受験を問わず、一般的な塾の多くは、個別授業について以下のシステムをとっているところが多いです。

1教科につき週1回
1回の授業は60分~120分程度
(進塾の個別授業は週1回90分+自習&質問受け)

料金については、その塾の規模によって様々ですが、集団授業と比較した場合、授業時間数に対する料金は一般的に個別授業の方が高いです。また、安価でご案内している大手の個別指導塾では大学生講師が一般的であり、指導を専門としたプロ講師が行う授業は高い料金で設定されていることが多いでしょう。そのため、個別授業の料金はまちまちでしょう。

このことを踏まえた上で個別授業の良い点と注意点を考えていきます。

個別授業の良い点

個別授業の良い点は集団授業(学校の授業)と比較するとわかりやすいです。大まかにあげると以下になります。

分からないところだけをピンポイントで教わることができる。

集団授業を受け、家へ帰ると生徒は『よくわかった!』こう言って帰ってくることはよくあることでしょう。しかし、実際、宿題をやっているとちんぷんかんぷん...こんなこともよくあることでしょう。子供も人間ですから仕方ありません。しかし、そうなるととても厄介です。分からないまま、次の授業を受けるわけにもいきませんし、集団授業の先生は一度授業が終わっていしまうとなかなか同じ内容の授業はしてくれません。そこで、個別授業が必要になります。分からないところだけをピックアップし、そこだけを指導してもらう。これにより、一週間の学習リズムが整います。個別授業は、集団授業のサポートとしては、とても効率がよく素晴らしいものがあります。

個人の理解度に合わせた授業を受けることができる。

集団授業は、理解している内容の説明が長かったり、逆に、理解出来ていない内容の説明が省略されることはよくあります。これは個人個人で得手不得手や理解度は違いますから、当然起こることです。また、集団授業の場合は多くの塾でクラス分けがされていますが、クラス分けは各教科の成績にもとづくものではなく、全科目総合の成績にもとづく場合がほとんどです。そのため、苦手な科目を上位クラスの授業で受けることや、得意科目を下位クラスで受けることがあります。苦手科目が改善されないことや、得意科目が伸ばせないということも当然、起こりやすいです。個別授業の場合はその心配はありません。

志望校(ゴール)を見据えた授業を受けることができる。

志望校が確定しているのであれば、個別授業は大きなメリットになります。集団授業では、全ての学校に対応ができるよう入試に必要な内容を満遍なく全て扱います。しかし、入試問題は学校によって、出題傾向は様々です。つまり、集団授業では志望校に対して不要になりうることも多く学習しなくてはならないということになります。しかし、個別授業では、志望校に出題される内容にスポットを当が学習をすることが可能です。当然、講師力は問われますが、個別授業は志望校合格への大きな一歩となることでしょう。

個別授業の注意点

ここからは、個別授業の注意点になります。個別授業も万能ではございません。個別授業の使い方をしっかり理解することによって、有効に塾を利用して頂ければと考えております。

個別授業は時間が短く、結果が授業外の学習に依存しやすい。

時間が少なければ、学習できる内容も減ります。残念ながら、どれだけ素晴らしい授業を受けていても、勉強時間には勝てません。例えば、中学受験において大手集団塾の一週間の授業は3時間前後です。この内容をすべて90分前後で行うことは、物理的に厳しいことでしょう。そのため、内容の絞り込みが必要であり、その絞り込みによって扱うことが省かれる内容ができます。その部分のケアは、集団授業や学校の授業が担うことになります。また、個別授業はその時間数ゆえに「理解をするための学習」が中心にもなりがちです。すると、個別授業内で「定着するまでの演習」という時間はなかなかに取れないという問題も生じることがあるでしょう。

進塾の個別授業では、このような演習時間の確保や学習定着に関する問題を解決するため、授業外での質問対応や自習することなどを積極的に提案させて頂いております。

学習すべき内容の選定が必要である。

先ほどの通り、個別授業は授業時間が短いことにより、内容の絞り込みが必要になります。その時に、内容の絞り込みが正しくなければ、個別授業でもよい結果を残すことができないでしょう。個別授業のメリットは個々に必要な内容をピンポイントで学習できる点です。しかし、そのターゲットが合っていなければ、良い結果は望めません。そして、そのターゲットの絞り込みは生徒本人では出来ない場合も多々あります。例えば、なんとなく正解した記号問題、解説を見て分かった気になった難問などこれは個別授業で扱うべき問題でしょうが、生徒に任せたのでは質問はしないことでしょう。このようなことが、日常茶飯事であれば、結果はなかなかついてくることはないでしょう。個別授業でのこのような現象は、大学生講師のような受け身の指導者の元では特にありがちな光景です。専門性のある経験豊富な講師に指導してもらうことをお勧めします。

進塾の個別授業では、生徒や保護者様からの頂いた要望・学習内容に応えることはもちろん、保護者様との連絡を頻繁に行いながら、苦手内容の洗い出しに積極的に取り組んでおります。

個別授業についてのまとめ~個別授業は必要か?~

個別授業のメリット・デメリットともに、短い時間で学習内容の絞り込むことに起因しています。なぜ、デメリットが出てくるかというと、問題の取捨選択は思っている以上に簡単ではないということです。そのため、個別授業講師には生徒の学習状況や入試状況を見抜く力が求められています。大手の個別指導塾では大学生のバイト講師が多数在籍していますが、成績が上がるケースはそれほど高くありません。「集団授業についていけない」や「学校の授業についていけない」という状況で安易にそのような大手の個別指導塾に通うのではなく、講師に一度、相談することをお勧めさせて頂きます。その生徒一人一人に合った学習方法を提案してくれることでしょう。

記事カテゴリ: コラム

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