東京都市大学付属中学校 2024年度第1回 理科の入試問題解説

2026年11月6日

東京都市大学付属中学校の2024年度第1回理科を、全4大問25項目に分けて解説します。

大問1 顕微鏡とオオカナダモの葉

問1 葉の細胞

答え 3

葉を上から観察した図を探します。細長い細胞の中に葉緑体が見える図3が該当します。

問2 最初の対物レンズ

答え 1(4倍)

低倍率は見える範囲が広く、観察したい場所を探しやすいので、最も低い倍率から始めます。

問3 ピント調節

答え 2

横から見てレンズをスライドガラスに触れない位置まで近づけます。接眼レンズをのぞきながら離す方向に調節します。

問4 文字の向き

答え 4

顕微鏡の像は標本を180°回転させた向きです。見えている文字を180°回転させて実際の向きを求めます。

問5 像を中央に移す

答え 1・3(上・右)

右上の像を下・左へ動かすため、像と逆向きにスライドガラスを上・右へ動かします。

問6 低倍率の視野

答え 2

高倍率より視野が広く、明るくなります。見たいものを中央に置いてから倍率を上げます。

問7 葉の断面

答え 3

レンズと標本を離しながら調節すると、奥の裏側から手前の表側へとピントが移ります。裏側は小さい細胞、表側は大きい細胞です。同じ速さでねじを回したとき大きい細胞が長く見えるので、表側の層が厚い図3です。

大問2 太陽系の惑星と地球からの見え方

問1 三つの球が初めの位置に戻る時間

答え 135分

それぞれの周期9・15・27分の最小公倍数は27×5=135です。

問2 惑星の特徴

答え ①×、②×、③×、④○、⑤○、⑥○

最大の惑星は木星、土星の輪を見分けるには望遠鏡が必要で、水星表面は液体の水で覆われていません。明け方の金星は東に見え、火星は赤っぽく、木星には大赤斑があります。

問3 冬至の南中高度

答え 3(31度)

北緯36度では春分・秋分に90−36=54度。冬至は設問の地軸の傾き23度を引いて31度です。

問4 午前6時の地点

答え 4

太陽側の地点1が正午です。自転の向きに沿い、夜側から昼側へ入る地点4が日の出側です。

問5 左半分が明るい金星

答え 2

半月状に見えるとき、金星から太陽への線と地球への線がほぼ直角です。2と8を比べ、地球から見て太陽側が左になる2を選びます。

問6 火星の逆行

答え 1

内側を公転する地球が火星を追い越すころ、火星を見る方向が星座に対して西向きにずれます。各図で前後の地球から火星への視線を比べると1です。

大問3 マグネシウムと銅の酸化

問1 加熱実験の手順

答え 5

加熱後に粉を移すと皿に残った分を量り損ねるため、冷まして皿ごと量り、皿の質量を引きます。

問2 酸化後のマグネシウム

答え 3.5g

0.3gが0.5gの酸化物になります。2.1gは0.3gの7倍なので、0.5×7=3.5gです。

問3 反応した銅と酸素の比

答え 4:1

銅は1.6−0.4=1.2gが反応し、増えた1.9−1.6=0.3gが酸素です。1.2:0.3=4:1です。

問4 原子1個の質量比

答え 1.5倍

マグネシウム0.3gに酸素0.2gが結び付きます。原子数が1:1なので、1個の質量も3:2です。

問5 混合物中のマグネシウム

答え 4.5g

実際に結び付いた酸素は10−6.5=3.5g。すべて銅なら6.5÷4=1.625gです。銅1gをマグネシウム1gに替えると酸素は2/3−1/4=5/12g増えます。差の1.875gを5/12gで割ると4.5gです。

問6 密閉容器の質量

答え 4

反応で原子の組み合わせが変わりますが、密閉容器の内外で出入りがなく、原子の種類ごとの数は変わりません。

大問4 静電気と箔検電器

問1 棒とストロー

答え a=2、b=1

木綿より表の左にあるアクリルとポリプロピレンは負、右にあるガラスは正に帯電します。負のストローはaと反発し、bに引かれます。

問2 ガラス棒と同じ作用の布

答え 6(PとR)

アクリルとポリプロピレンが負になると木綿P・Rは正に、ガラスが正になると木綿Qは負になります。

問3 指を触れて箔が閉じるとき

答え 6

負の棒が電子を箔側へ押し、金属板に指を触れると電子が検電器から指へ移動します。箔の正負がつり合い、閉じます。

問4 指だけを離したとき

答え 1(正が多い)

電子が外へ出たため、検電器全体は正に帯電します。棒はまだ近くにあるので、箔は閉じたままです。

問5 棒を遠ざけた後

答え 3(図3より小さく開く)

棒を離すと、余った正の電荷が検電器全体に分布します。箔だけに電荷が集中した図3より箔の電荷の偏りが小さくなります。

問6 二本の棒で再び箔が開くとき

答え 2(負が多い)

正の棒2は電子を金属板へ引くので箔は正になります。負の棒1を近づけると偏りが弱まり、いったん閉じます。さらに近づけると電子が箔に集まり、負の箔どうしが反発します。

解き直しの進め方

顕微鏡では標本と像を、天体では公転と見える方向を区別します。酸化と静電気は、操作の前後で酸素や電子がどこへ移るかを整理します。

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記事カテゴリ: 中学校別対策

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