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初心者必見!英検準1級合格へのシンプルステップガイド

2025年4月19日

初心者必見!英検準1級合格へのシンプルステップガイド

初心者必見!英検準1級合格へのシンプルステップガイド

1. 英検準1級ってどんな試験?

英検準1級の試験

英検準1級は、大学中級程度の英語力が求められ、2級よりも難易度が高く、専門的な内容が扱われる試験です。試験は一次試験(筆記+リスニング)と二次試験(面接)に分かれており、一次試験ではリーディング(31問)、ライティング(意見作文・要約の2問)、リスニング(29問)が出題されます。

リーディング・ライティングの試験時間は90分、リスニングは約30分、そして二次試験は8分間の個人面接形式で実施されます。語彙数は7500~9000語が必要で、文法レベルも高校卒業レベルを超えた高度な知識が求められます。

合格率は約15%と非常に難関であり、一次試験では7割前後の正答率が合格ラインとされています。リーディングは専門性の高い内容が多く、速読力・精読力が要求され、リスニングでは一度のみの音声で同義表現や言い換えから情報を推測する力が必要です。

ライティングでは明確な意見論述と要約力、スピーキング(面接)ではナレーションや質疑応答での流暢さが評価されます。総合的に、高度な語彙、文法、読解、リスニング、ライティング、スピーキングの各能力が試される試験です。

2. 英検準1級に必要な勉強時間

勉強時間のイメージ

英検準1級の合格には、英検2級合格レベルの方が目指す場合、340~600時間(約半年〜10ヶ月)程度の学習時間は確保したいものです。一方で、学習方法や個人の状況によっては更に短縮することは可能です。

効率的な学習スケジュール例としては、まずは単語帳を使って語彙の強化に集中します。約1〜2ヶ月間で単語帳を4〜5周回ほどすると、「意味は即答できないが見たことがある」語彙が出てきますので長文読解メインの学習を開始します。辞書等を使って精読して内容を把握できたら、次はその長文を音読します。そうすることでリーディングとリスニング力を養成します。時間はかかりますがこのルーティーンを続けながら単語帳とドリルを完成させます。

その後の2ヶ月は、ライティングとスピーキングの対策を中心に実施し、毎週英作文を書いて模範解答を参考に改善点を確認する方法が効果的です。スピーキング対策としては、過去の面接カードを活用し、ナレーションや質疑応答の練習を繰り返します。もちろん理想は先生に添削してもらうことです。

忙しい社会人の場合は、平日は単語と長文音読のみ、週末は長文演習やライティングの対策を行うといった方法も有効です。特に語彙学習は継続的な復習が鍵となり、単語帳の見直しを繰り返すことで定着率が向上します。直前期には過去問を通して時間配分や弱点の克服を徹底しましょう。

3. 英検準1級のリーディング対策

リーディング対策のイメージ

英検準1級のリーディングは、高度な語彙力と速読・精読力が求められます。長文読解では、スラッシュリーディングで前から順番に内容把握していくことを心がけましょう。準1級は1文が非常に長くなることが多いです。そのためには、分詞の後置修飾やthat節や関係代名詞、3つ以上の接続詞(and, or)そしてコロン(:)やセミコロン(;)等の句読法に精通しておくことは正確な読解のために必須です。

リーディングの演習には公式過去問が最適です。まずは丁寧に内容を読み込んだ後、時間制限内で解く練習を重ねます。時間が足りない場合は語彙不足が原因です。単語帳に触れる機会を倍増させましょう。間違えた問題は、語彙不足や文法理解の不足、設問の読み違いなど原因を分析し、次回の対策に活かしましょう。

環境、教育、テクノロジーなど頻出テーマに備え、ニュース記事などを通じた背景知識の蓄積も内容理解を速くするポイントです。演習を通して解き方のパターンを身につけ、効率的に解答できるように訓練しましょう。

4. 英検準1級のリスニング対策

リスニング対策のイメージ

英検準1級のリスニング試験は、一度のみの放送で行われ、細かな情報や言い換え表現を聞き取る力が問われます。会話、説明文、アナウンスなど、多様な音声が出題されます。

対策としてリスニング音声とスクリプト(原稿)を使いましょう。まずは1題だけでいいので解答します。正解不正解のチェックを終えたら、音源を聴きながら原稿を読み、聞き取れなかった語をチェックします。次に、原稿を音読して音源の発音に近づけていきます。回数を重ねることも大切ですが、リンキング(単語と単語がつながって音が連結すること。リエゾンとも言われる)やリダクション(本来は発音される音が発音されないこと)が発生している箇所の把握は非常に重要です。回数は決まっていませんが、滑らかに音読することができたら原稿を見ずに音源を聴いてみましょう。初回に聞き取れなかった部分がきちんとキャッチできたらそれで完了です。次の問題に進みます。

公式過去問の音声以外にも、様々なアクセントやスピードの音声に慣れることも大切です。移動時間やスキマ時間を有効活用し、日常的に練習を積み試験直前には本番形式で問題に慣れておくことをお勧めします。

リスニングは、上記で述べたようなトレーニングと語彙力強化が必要です。それさえ達成できれば短期間でも実力向上は可能です。

5. 英検準1級のライティング・面接対策

ライティング・面接対策のイメージ

英検準1級のライティングは、意見論述と要約問題の2問で構成され、特に意見論述は社会性の高いテーマについて120~150語程度で書く問題です。序論で自分の立場を明確に述べ、本論で2つの理由と具体例、結論で再確認する基本構成が求められます。採点は「内容・構成・語彙・文法」の4点で行われるため、設問から逸れず、段落構成を明確にすることが重要です。また、無理に背伸びせずにmake, have, getといった基本的な語彙を使うことや、間違える可能性が低く自信のある構文やイディオムを使うこともポイントです。

一方、二次試験のスピーキング(面接)は約8分間の個人面接形式で実施されます。面接では、まず問題カードを受け取り1分の準備時間を経た後、4コマ漫画のナレーション(約2分)を過去形で語り、その後、カードに関連した4問の質問に対して、具体例や理由を添えて回答します。ナレーションの明快さや論理的な説明が高得点に直結し、また、面接官とのやり取りでは態度(姿勢、アイコンタクト、声量、積極性)も評価されます。そして忘れられがちなのが面接はコミュニケーションテストということです。相手に伝えようとする意志があれば必ず点数に結びつきます。仮に、質問とはズレた返答をしてしまったとしても大丈夫です。加点されることはあっても減点されることはありません。とにかくたくさん話しましょう。

日頃から過去問や模範解答を用いた添削練習、そして公式の面接カードを使った反復練習で定型表現を習得し、流暢に答えられるように準備することが合格への近道です。

6. 英検準1級合格へのまとめ

まとめのイメージ

これはどの級でも言えることですが、英検準1級合格の鍵は「語彙力強化を中心とした継続的な学習」にあります準1級ともなると試験の難易度が高いため、全技能の中でも語彙のかかるウェイトは更に高くなります。序盤で語彙強化の良いスタートを切れたら、あとは合格までの期間を逆算し、各フェーズごとに明確な目標を設定して取り組むだけです。

例えば、前半は語彙と基礎力の強化、中盤でリーディングとリスニングの演習、後半でライティングとスピーキングのアウトプット練習、そして直前期には過去問を活用した総復習という段階的な学習計画を推奨します。早い段階で自分の弱点を把握し、重点的に対策することも重要です。

特に語彙は、頻出単語の徹底学習と繰り返しの復習により定着を図りましょう。直前期には本番形式の模試を通して時間配分や解答パターンを確認し、万全の状態で試験に臨むことが求められます。

英検準1級は確かに難関試験ですが、合格すれば大学入試や就職活動でのアピールポイントとなり、自信にも繋がります。不合格になった場合も、弱点分析を行い再挑戦をする。そうした学習を通して得た英語力は必ず自分の財産となります。焦らず、着実な努力を重ねて合格を目指しましょう。

記事カテゴリ: 英検

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