2025年6月18日
【早慶上理比較】理系私大の工学部学費を徹底解説!
はじめに

本記事では、大学受験生や保護者の皆さんに向けて、私立大学の工学部における学費の違いをわかりやすく比較・解説しています。取り上げているのは、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学の4校。それぞれの大学について、初年度の学費、入学金、2年目以降の年間授業料、そして4年間の総額まで詳細に紹介しながら、学費の背景や特徴にも踏み込んでいます。 特に注目すべきは東京理科大学の「理学部第2部(夜間学部)」の存在。4年間で総額約370万円と、昼間学部や他大学と比較して圧倒的に安く、社会人との学びの機会も多いという特徴があります。実験費や施設費がかかる工学部において、どの大学がコストパフォーマンスに優れているか、リアルな視点で語られる内容は、進学先を検討するうえで非常に参考になります。 学費の比較から見えてくる大学の特徴や教育スタイルにも触れつつ、今後の進路選びに役立つヒントが満載の内容です。
1. 早稲田大学の工学部学費

早稲田大学の工学部(理工学部)における学費は、私立大学の中でも高額な部類に入ります。初年度の学費は1,847,000円で、これには入学金の200,000円が含まれています。2年目以降の年間学費は1,784,000円となっており、4年間の総額は7,199,000円にも達します。 この高額な学費の背景には、工学部特有の実験や研究設備の充実、実習にかかるコストなどが関係しています。早稲田大学は研究施設が整っており、最新の技術や知識に触れながら学べる環境が整っていますが、その分、学費にも反映されていると言えます。 他大学と比較しても、慶應義塾大学に次ぐ2番目の高さであり、受験生や保護者にとっては費用面を十分に考慮する必要があります。ただし、充実した教育環境や研究機会、OBネットワークの広さなどを踏まえると、その価値は高いといえるでしょう。
2. 慶應義塾大学の工学部学費

慶應義塾大学の工学部(理工学部)は、私立理系大学の中でも特に学費が高いことで知られています。初年度の学費は1,963,350円で、入学金の200,000円が含まれています。2年目以降の年間学費は1,763,250円となっており、4年間の総額は7,253,100円にのぼります。これは、比較対象となっている他の私立大学の工学部の中でも最も高額な水準です。 この高い学費には、最先端の研究設備や実験環境の整備費用、専門性の高い教育体制の維持費などが反映されています。慶應義塾大学では、工学分野においても国際的な研究活動や産学連携が盛んに行われており、その質の高い教育・研究環境が学費に現れているといえるでしょう。 また、卒業後の進路や人脈、ブランド力を重視する受験生にとっては、こうしたコストも将来への投資と捉えられるかもしれません。学費の高さに見合う価値を求める人に適した大学といえるでしょう。
3. 上智大学の工学部学費

上智大学の工学部(理工学部)の学費は、私立大学の中では比較的高額ではあるものの、早稲田大学や慶應義塾大学と比べるとやや抑えられた水準となっています。初年度の学費は1,918,650円で、入学金20万円が含まれています。2年目以降は毎年1,716,000円の学費が必要となり、4年間の総額は7,066,650円です。 この金額は、早稲田大学よりも約13万円、慶應義塾大学よりも約19万円ほど安く設定されています。上智大学の理工学部は、国際性を重視した教育体制が特徴で、海外大学との連携や英語による講義も一部導入されています。また、少人数教育を重視しており、教員との距離が近く、丁寧な指導が受けられる点も魅力です。 一方で、上智大学の理工系学科は他大学と比較して実験設備がややコンパクトであるとされることもあり、その点が学費に影響している可能性があります。学費と教育内容のバランスを重視したい受験生にとっては、選択肢として検討する価値のある大学といえるでしょう。
4. 東京理科大学の工学部学費

東京理科大学の工学部における学費は、私立理系大学の中では比較的抑えられた水準にあります。2025年度入学者の初年度納入金は1,832,740円で、内訳は入学金30万円、授業料1,160,000円、施設費33万円、および諸会費42,740円となっています 。 2年目以降の年間学費は約1,490,000円とされており、4年間の総額は約6,626,000円となります。これは、早稲田大学や慶應義塾大学の工学部と比較して約50万〜60万円ほど低く、私立理系大学の中ではコストパフォーマンスに優れた選択肢といえます。 また、東京理科大学では、経済的支援を目的とした給付型奨学金制度「新生のいぶき奨学金」や、成績優秀者を対象とした「乾坤の真理奨学金(BS)」など、独自の奨学金制度が整備されています。これらの制度により、学費負担の軽減が図られています 。 さらに、東京理科大学の工学部は、実験や研究設備が充実しており、最先端の技術や知識に触れながら学べる環境が整っています。そのため、学費の面だけでなく、教育内容や研究環境の質においても高い評価を受けています。 総じて、東京理科大学の工学部は、学費の面での負担が比較的少なく、充実した教育・研究環境を提供している点で、理系志望の受験生にとって魅力的な選択肢となっています。
まとめ:早慶上理の工学部学費比較・受験戦略
今回ご紹介した早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学の工学部は、いずれも日本を代表する私立大学であり、教育・研究の質は非常に高いものがあります。しかし、学費の面ではそれぞれに特徴が見られました。慶應義塾大学が最も高額である一方、東京理科大学は比較的抑えられた金額で工学系の学びを得られる点が際立ちます。さらに、東京理科大学には夜間課程(第二部)といったユニークな制度もあり、学費を大幅に抑えながら学べる選択肢も存在します。 学費だけで大学を選ぶべきではありませんが、家計への影響や奨学金制度、教育環境とのバランスを考慮することは非常に重要です。今回の情報が、将来の進学先を検討するうえでの参考になれば幸いです。進路選びは人生を左右する大切な決断ですので、十分な情報収集と熟慮をもって、自分にとって最適な大学を見つけてください。
大学名・学部 | 初年度納入金(目安) | 備考 |
---|---|---|
早稲田大学 基幹理工・創造理工・先進理工 | 約1,880,000円 | 入学金30万円含む。2年目以降は約155万円。 |
慶應義塾大学 理工学部 | 約1,940,000円 | 入学金30万円、授業料は年額約135万円。 |
上智大学 理工学部 | 約1,740,000円 | 入学金20万円、設備費・実験費込み。 |
東京理科大学 工学部(昼間) | 約1,660,000円 | 入学金28万円、実験費等含む。 |
東京理科大学 工学部(夜間) | 約1,070,000円 | 夜間課程でコストを大幅に抑えられる。 |
上記のように、学費だけで比較すると、東京理科大学の夜間工学部が最も安く、約107万円です。早稲田や慶應は約188万〜194万円と高めで、上智大学や東京理科大学昼間課程は約165万〜174万円と中間の価格帯です。
まとめ動画
今回取り上げた「早慶上理(早稲田・慶應・上智・理科大)の工学部学費比較」を解説した動画です。学部選びに迷っている方は、ぜひ動画も参考にしてみてください。チャンネル登録もお忘れなく!
赤羽で学習塾をお探しなら
- 会社名
- 進塾
- 住所
- 〒115-0055 東京都北区赤羽西1‐39‐1伊藤ビル3階
- 電話番号
- 03-5924-7747