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【中学受験算数】偏差値55・60の壁を突破!陥る落とし穴と勉強法

2025年7月3日

  【中学受験算数】偏差値55・60の壁を突破!陥る落とし穴と勉強法         

【中学受験算数】偏差値55・60の壁を突破!陥る落とし穴と勉強法

1. 見直す力の不足

中学受験の算数で偏差値55に届かない生徒が抱える問題点の一つは、「見直す力」の不足です。特に算数が得意な生徒に多く見られ、答えを出すことに夢中になり、途中式や計算の見直しを疎かにする傾向があります。自信過剰から「本当はできた」「計算ミスがなければ」と言い訳をしてしまいがちです。 この問題への対策として、動画では宿題で間違えた問題への対応を変えることが強調されています。具体的には、普段から見直しをする習慣をつけ、途中式をしっかり書くこと、間違えてもすぐに消さずに残すこと、計算をあちこちに書かずに整理すること、そして自分で読める字で書くことが挙げられます。最も重要なのは、間違えた箇所を自分で探し、なぜ間違えたのかを理解する練習を繰り返すことで、見直しの精度を高めることです。

2. 取捨選択力の欠如

もう一つの大きな問題点は、「取捨選択する力」の不足です。これは、難しい問題にあまり触れてこなかった生徒に多く見られ、テスト中にどの問題が自分にとって解ける問題で、どの問題が難しいのかを判断できないことに繋がります。宿題が自分のレベルに合っていると、作業的に問題をこなしてしまい、問題の難易度を意識する機会が失われることがあります。結果として、テストで全ての問題に手を出そうとして時間が足りなくなるという状況に陥りがちです。 この問題の克服には、難しい問題にも積極的に挑戦することが不可欠です。間違えた問題を繰り返し解くことで、「自分はこの問題が苦手だ」という意識を明確に持ち、得意な問題と苦手な問題を自分で認識できるようにすることが重要です。これにより、本番のテストで限られた時間の中で、解ける問題から確実に得点し、難しい問題は後回しにするなど、効率的な解答戦略を立てる力が養われます。

3. 「図や表でまとめる力」の不足

偏差値60は中学受験における一つの重要な目標であり、これに到達するには、以前の偏差値帯(45、50、55)で解説された基礎が身についていることが前提となります。最初の原因は、「図や表でまとめる力」の不足です。算数のポテンシャルが高い生徒ほど、図や表を使わずに問題を解けてきた経験から、書くことへのプライドが邪魔をしてしまうことがあります。 この問題を見分けるサインとしては、宿題や模試のノートで図や表を使って問題を整理していないこと、難しそうな問題に直面すると手が止まること、そしてヒントとして図や表が与えられるとすぐに解けるようになる点が挙げられます。対策としては、プライドが高くない場合は難易度を下げた問題で図や表にまとめる練習を積むこと、プライドが高い場合は「先生に説明するため」といった目的を設定し、プライドを傷つけずに促す工夫が有効だと解説されています。

4. 「パターン処理思考」の強さ

偏差値60に到達できないもう一つの大きな原因は、「パターン処理思考」が強いことです。これは、問題を本質的に理解するよりも、過去に経験した解法パターンを当てはめて問題を解こうとする傾向が強い状態を指します。この思考パターンが強いと、少しひねられた応用問題や、複数の要素が絡み合う複雑な問題に対応することが難しくなります。具体的な見分け方としては、正答率が高い問題は確実に得点できる一方で、正答率が低い問題(特に30%前後)ではほとんど正解できない点が挙げられます。 この問題への対策は二つの方針があります。一つは「本質理解・思考力向上」を目指すアプローチで、図や表でまとめる練習を徹底することで、問題一つひとつへの理解を深めます。もう一つは「パターン処理の質向上」を目指すアプローチで、現在使用している教材以外のものにも積極的に取り組み、より多くの解法パターンを習得し、データベースを増やすことです。

 

5. まとめ: 偏差値55未満、60未満の算数向上

<偏差値55未満>
偏差値55未満の生徒は、主に「見直す力」と「取捨選択する力」が不足しています。見直し不足は計算ミスやケアレスミスに繋がり、取捨選択の欠如は難しい問題に時間を費やしすぎ、解ける問題を落とす原因となります。改善策として、途中式を丁寧に書く習慣をつけ、間違えた原因を自分で分析する練習をすること。また、難しい問題にも挑戦し、得意・不得意を認識して、テストでの時間配分を意識することが重要です。

<偏差値60未満>
偏差値60未満の生徒は、「図や表でまとめる力」と「パターン処理思考」の強さが主な問題点です。図や表を使わないことで複雑な問題の整理ができず、パターン処理に固執することで応用問題に対応できません。改善策は、意識的に図や表で情報を整理する習慣をつけ、問題の本質理解を深めること。また、多様な問題に触れて解法パターンを増やし、思考力を高める学習も効果的です。

6. まとめ動画

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