2026年1月19日
【大学受験】東京科学大学(旧東工大)の卒業後の進路!就職・院進の実態を徹底解説
1. はじめに
本記事では、2024年10月に東京工業大学と東京医科歯科大学が統合して誕生した「東京科学大学(旧東工大)」の卒業後の進路について詳しく解説します。理系最高峰の大学として知られていますが、実際に入学した後、学生たちがどのようなキャリアを歩むのかは意外と知られていません。「理系だからメーカーに就職するの?」「大学院にはみんな行くの?」といった疑問を持つ受験生や保護者の方も多いでしょう。実は、同大学の進路には他の大学とは一線を画す明確な特徴があります。本記事では、学部卒業後の進路データや大学院進学率、そして具体的な就職先企業の実例を交えながら、東京科学大学のキャリア事情を紐解いていきます。
2. 学部卒業後の進路は?「9割が大学院」の衝撃
まず驚くべきは、学部卒業後の進路です。一般的な大学では学部卒業後に就職する学生が大半を占めますが、東京科学大学においてその常識は通用しません。なんと、学部卒業生の約90%が大学院(修士課程)へと進学します。つまり、学部卒でそのまま就職する学生は全体のわずか10%程度に過ぎないのです。この「院進率の高さ」こそが、東京科学大学の最大の特徴と言えるでしょう。4年間で基礎を固め、さらに2年間の修士課程で専門性を深めるという6年一貫のような教育プロセスが、学生たちの間ではスタンダードとして定着しています。 では、少数派である学部卒の就職組はどのような企業に行くのでしょうか。主な就職先としては、電機メーカーや自動車メーカーなどの製造業、NTTデータや富士通といったIT・通信系企業が挙げられます。また、数学的な素養を活かして証券会社のアナリストとして活躍するケースや、国土交通省や特許庁などの官公庁へ進む学生もいます。少数派とはいえ、理系としての強みを活かせるフィールドで活躍していることがわかります。ちなみに、留年率は約1割程度存在し、学業をおろそかにすると4年で卒業できないケースもあるため注意が必要です。
3. 大学院(修士・博士)の実態と就職
9割の学生が進む修士課程ですが、その多くは内部進学、つまりそのまま東京科学大学の大学院へと進みます。もちろん、より専門的な研究を求めて東京大学大学院など他大学へ進学するケースも一定数存在しますが、基本的には学部時代に所属した研究室の教授のもとで研究を継続することが一般的です。修士課程(2年間)を修了した後の進路はどうなるのでしょうか。ここでも「就職」と「研究継続(博士課程)」の分岐点が訪れます。修士修了者の約80%はここで就職を選択し、残りの約15〜20%が博士課程へと進み、アカデミックな道やより高度な研究職を目指します。 修士卒の就職先は、学部卒のそれと比べてどう違うのでしょうか。企業名自体に大きな変化はありませんが、職種や待遇には明確な差が生まれます。学部卒以上に「研究開発職」や「専門職」として採用されるケースが増え、ゼネコン(建設業)や東京エレクトロンのような半導体関連など、より高度な専門知識を要する企業も目立ちます。また、当然ながら初任給も学部卒より高く設定されており、生涯賃金やキャリアのスタートラインにおいてアドバンテージを得ることができます。企業側も「科学大の院卒」に対して高い技術力と論理的思考力を期待しているため、就職活動においても強力なブランド力を発揮します。
4. 意外な進路?「文系大学院」と「教員免許」
理系のイメージが強い東京科学大学ですが、実はあまり知られていない「意外な進路」や「学部」が存在します。その一つが、大学院における「社会人間科学コース」などの文系分野です。学部には文系学部は存在しませんが、大学院レベルでは心理学、言語学、宗教学、教育学などを専門とするコースがあり、著名な作家や各分野の第一人者が教授として在籍していることもあります。理系大学の中にありながら、文理融合の視点や深い教養を学べる環境が整っているのです。 また、教職課程についても触れておきましょう。東京科学大学でも教員免許を取得するためのカリキュラムは用意されており、数学や理科の教員免許を取得することは可能です。しかし、実際に教員になる学生は極めて稀です。学年約1,000人のうち、最終的に中高の教員になるのは5人いるかいないかというレベルであり、科学大出身の理科教師に出会うことは非常にレアなケースと言えます。多くの学生は「とりあえず資格だけ取っておこう」と考えるものの、教育実習の負担や、企業への就職・研究への専念などを天秤にかけ、最終的には教職の道を選ばないことが多いようです。
5. まとめ
本記事では、東京科学大学の卒業後の進路について解説してきました。最大の特徴は、なんといっても「学部卒の9割が大学院へ進学する」という点にあります。この大学に入学するということは、実質的に6年間(学部4年+修士2年)の研究生活を送ることを意味すると言っても過言ではありません。その長い研究生活を通じて培われる高度な専門性と論理的思考力こそが、就職市場における圧倒的な強みとなります。メーカー、IT、金融、官公庁と活躍の場は広く、特に修士卒以上の人材は、日本の技術開発の中核を担う即戦力として期待されています。東京科学大学を目指す受験生は、単に大学入試のゴールを目指すのではなく、その先にある「研究者・技術者としてのキャリア」を見据えて、日々の学習に取り組んでいくことが大切です。
6. まとめ動画
今回取り上げた「[大学受験]東京科学大学の卒業後の進路」を解説した動画です。ぜひ動画も参考にしてみてください。チャンネル登録もお忘れなく!
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