頌栄女子学院中学校 2025年度 第1回 理科の入試問題解説

2026年11月6日

SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW

答えの先に、解ける理由を。

頌栄女子学院中学校・2025年度 第1回 理科

地層、呼吸、振り子、中和の4大問を資料と計算の両面から解説します。

このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。

第1問|断層・火山・地層

この大問で学ぶこと

地表からの深さを標高に換算する

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

問1

イ

  1. 両側から押され、断層面の上側の地塊が相対的に上がる図。押す向きだけでなく黒い層のずれを確認する。

問2(1)

④

  1. 粘りけが小さい溶岩は遠くまで流れ、傾斜の緩い火山をつくる。図では横の縮尺も比べる。

問2(2)

イ

  1. 粘りけが小さい溶岩が地表で冷えてできる岩石の例は玄武岩。はんれい岩は地下深くで冷える。

問3(1)

③、(2)カルデラ、(3)イ

  1. 外輪山に囲まれ、中央が落ち込む断面を選ぶ。大規模な噴火で大量のマグマが出て地表が陥没する。

問4(1)

150 m

  1. Aの地表標高200 mから火山灰層上端までの深さ50 mを引く。

問4(2)

20 m

  1. Aの柱状図では火山灰の上端50 m、下端70 m。境界は水平なので地点を変えても厚さは同じ。

問5

イ

  1. Bの深さ50 mは、Bの柱状図で火山灰より上の泥の層に入る。

問6

10 m

  1. AとBでは同じ火山灰層の上端の深さが50 mと60 m。水平な層の深さの差10 mが地表の標高差に等しい。AとBは隣り合う等高線上にある。

問7

④

  1. Dの火山灰層の深さがBと同じなので、地表の標高も等しい。Bと同じ等高線にある④を選ぶ。

第2問|生物の呼吸

この大問で学ぶこと

割合の分母と気体の移動を確かめる

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

問1

A 4、B 79

  1. 表ではその他の気体の割合を一定とみなし、100−17−79=4。

問2

4%

  1. 吸う息と吐く息の酸素の割合の差は21−17=4ポイント。

問3

600 cm³

  1. 1分間に出入りする空気は600×25=15000 cm³。設問のモデルではその4%を取り入れる。

問4

19%

  1. ここでの分母は吸い込んだ酸素。空気全体に対する4%を吸い込んだ酸素の割合21%で割る。

問5(1)

あ 気管支、い 横隔膜、う 胸腔

  1. 息を吐くと横隔膜が上がり、胸腔が狭くなって肺が縮む。

問5(2)

70 m²

  1. 0.1 mm²×7億=7000万 mm²。1 m²=100万 mm²で換算する。

問5(3)

① 毛細血管。② 酸素は肺胞から血液へ、二酸化炭素は血液から肺胞へ移る。

  1. 肺胞の周りの毛細血管で気体が交換される。酸素は主に赤血球に取り込まれ、血液が運んできた二酸化炭素は肺胞に移って呼気に含まれる。

問6

肺がふくらみ、観察しやすくなるため

  1. 深く息を吸って肺を広げることで、肺の様子を写真で確認しやすくなる。

問7

イ、エ、オ

  1. イカとアサリはえら、クワガタは気管。オオサンショウウオは幼生期にえら、成体は肺や皮膚で呼吸する。

第3問|振り子の周期

この大問で学ぶこと

運動を長い側と短い側に分ける

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

問1

400 cm

  1. 表では25 cmで1秒、100 cmで2秒、225 cmで3秒。時間を4倍にするには糸の長さを16倍にする。

問2

①オ、②イ

  1. 糸が長いほど周期は長くなるが増加はしだいに緩やか。同じ糸の長さならAとBの周期は表で一致する。

問3

x<y

  1. 抵抗がないのでQとSの高さは等しい。最下点から同じ高さだけ上がるには、半径25 cmの短い側の方が大きい角度が必要になる。

問4

1.50秒

  1. QからRまでとRからQまでは100 cmの周期2秒の各1/4。RからSへ行って戻る部分は25 cmの周期1秒の半分。合計1.50秒。

問5

③エ、④ア

  1. 最下点③で切れると、その瞬間の速度は右向きで、以後は重力で下向きに曲がる。折り返し点④では瞬間の速度が0なので真下に落ちる。

問6

3往復

  1. Aの周期は900 cmなので6秒。Bは400 cmなので4秒。両方が出発点Tへ同時に戻る最初の時刻は12秒で、Bは3往復。

問7

夏は遅れ、冬は進む

  1. 金属の棒は夏に熱で伸び、振り子の周期が長くなる。冬は縮んで周期が短くなる。

第4問|酸性・アルカリ性と中和

この大問で学ぶこと

指示薬の色と中和点を判断する

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

問1

塩酸 エ、炭酸水 ア

  1. 塩酸は塩化水素が、炭酸水は二酸化炭素が水に溶けたもの。

問2

酸性

  1. BTB液は酸性で黄色、中性で緑、アルカリ性で青。

問3

ウ

  1. アルカリ性のキではBは青色になるがCは無色。Bの方が弱いアルカリ性にも反応する。

問4

(1)オとカ、(2)イ→ア→ウ→エ→キ

  1. オとカはすべての色が同じ。酸性のイ・ア・ウは反応した試薬が順に減る。中性のエの次にアルカリ性のキが来る。

問5

ウ

  1. Cが赤になる石けん水はアルカリ性で、BTBもBも青。きゅうりはBTBが黄、Bが無色なので弱い酸性で、AとCも無色。

問6

二酸化炭素

  1. 空気中の二酸化炭素が水に溶けると、雨水は弱い酸性になる。

問7

イ

  1. 硫黄を含む酸性の気体に由来するものは硫酸。窒素酸化物に由来する硝酸と区別する。

問8(1)

11.8 g

  1. 40 mLで5.8 g。それより先は水酸化ナトリウム水溶液が20 mL増えるごとに残る固体が2 g増える。100 mLでは5.8+6=11.8。

問8(2)

33 mL

  1. 中和点より前では20 mLで2.9 gの比例関係。4.8×20÷2.9を整数に丸める。

問8(3)

4.9 g

  1. 塩酸20 mLを中和するのに必要な水酸化ナトリウム水溶液は20 mLで、塩は2.9 gできる。余る20 mL分の固体2 gを足す。

解き直しの進め方

グラフや表では何を一定としたかを確認し、計算では基準となる量を明記しましょう。

段階取り組むこと確認すること
1|原因を分ける間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分けるどこで手が止まったかを言葉にする
2|解説を閉じる自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか
3|時間を空ける日を改め、類題と合わせて再挑戦する条件が変わっても使える考え方になったか

志望校の過去問を、次の学習計画へ

点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。

記事カテゴリ: 頌栄女子学院中学校対策

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