2026年10月28日
MARCH志望の学習計画の立て方|必要科目・今の得点・過去問から優先順位を決める

「MARCHを目指したいけれど、何から始めればよいか分からない」。そんなときは、参考書を増やす前に、志望学部・方式の必要科目、今の答案、使える時間を一枚にまとめましょう。優先順位は、偏差値の印象だけでなく、どの問題で失点し、どこを復習すれば次の演習につながるかから考えます。
この記事では高校生・既卒生向けに、科目の確認から週間計画、過去問後の見直しまでを説明します。学年や残り期間が違えば計画も変わるため、以下の例は自分の状況に合わせて調整してください。
目次
1. 志望学部と必要科目を整理する
MARCHは、明治・青山学院・立教・中央・法政の各大学をまとめた呼び方です。5大学に共通する一つの入試条件があるわけではありません。同じ大学でも、学部・学科・方式で必要科目や扱いが異なります。まず受験予定年度と、候補の学部・方式をセットで書き出します。
| 確認項目 | メモする内容 |
|---|---|
| 大学・学部・方式 | 受験予定年度、学科、一般選抜や共通テスト利用など |
| 必要科目 | 必須・選択の区別、選択できる組み合わせ、出題範囲 |
| 得点の扱い | 配点、換算、外部英語試験の利用条件や提出期限 |
| 試験と出願 | 試験日、出願締切、必要書類、合格後の手続期限 |
| 確認状況 | 確認した日と、今年度の確定情報か予告・前年度情報か |
要項がまだ出ていない段階は、未確認の条件を「確定」とせず、分かっている範囲で仮の計画を作り、公表後に見直しましょう。外部英語試験を使う場合も、スコアが使える期間や手続が合っているかを確認します。
科目・方式を比較する出発点には、MARCHの入試方式・必要科目の解説を活用できます。出願判断は受験年度の大学公式情報と照合してください。
2. 現在地を答案で確認する
模試の総合判定だけでは、明日何をするかまでは決まりません。直近の模試、学校のテスト、初見の過去問などから、科目別・単元別に、失点の理由を分けます。試験が違えば難易度や範囲も違うため、点数をそのまま横並びにしないことが大切です。
- 知識が不足:単語・公式・用語などが定着していない
- 理解や解法が不安定:解説なら分かるが、自力で手順を作れない
- 時間不足:時間を延ばせば解けるが、制限内では届かない
- 読み違い・計算・答案の不備:条件、符号、記述の根拠、解答欄などで失点する
例えば数学で「図形が苦手」とまとめるのではなく、「条件を式にする段階で止まった」「解法は分かったが計算で崩れた」と分けます。英語なら「単語で止まる」「文構造を取り違える」「選択肢の根拠が見つからない」を区別してください。
記録は、科目・単元・問題番号・失点理由・次にする復習の5項目から始められます。正解した問題でも、偶然選べたものや説明できないものは復習候補です。
3. 学習の優先順位を決める
苦手な順に時間を入れるだけでは、他科目や過去問の時間が足りなくなることがあります。次の3点を順番に確認しましょう。
必要科目のうち、後の単元や演習を止めている基礎を見つけます。英語の文構造、数学の基本計算や典型的な考え方など、どの演習でもつまずく部分は優先して補います。ただし、全範囲が完璧になるまで過去問を一度も見ない、という計画にはしません。
配点が高い科目は検討材料ですが、その科目だけに集中する理由にはなりません。現在の失点の中で、必要な学習量と残り期間を考え、次の演習で確認できる課題を選びます。「英語を上げる」より「文構造で止まった短文を説明できるようにする」の方が行動にできます。
全科目の全課題を同じ週に解決しようとせず、重点課題を絞り、他科目は維持する学習を置きます。新しい教材を増やす前に、現在の教材のどの範囲を使うかを決めましょう。
「毎日数学を頑張る」→「条件を式にできなかった問題を3題選び、翌日に解法の理由から説明して解き直す」。問題数は実際に復習までできる量へ調整します。
4. 1週間の計画に落とし込む

学校・移動・睡眠・食事などを除いた、実際に使える学習時間を確認します。休日と平日を同じ量にせず、演習だけでなく復習と予備の時間も確保してください。
| 枠 | 取り組む内容の例 | 終えたと判断する基準 |
|---|---|---|
| 基礎の確認 | 前の答案で止まった語彙・公式・考え方を確認 | 意味や使い方を説明できる |
| 重点演習 | 今週の課題と同じ種類の問題を解く | 自力で方針を立てて解答できる |
| 解き直し | 間違えた問題を、解説を閉じて再度解く | 手順と根拠を再現できる |
| 時間内演習 | 学習段階に合う過去問・大問を時間を計って解く | 正誤と、時間の使い方を記録する |
| 週末の見直し | できたこと・残った課題を整理 | 翌週の重点課題を一つ決める |
| 予備の枠 | 復習の遅れや学校課題に対応 | 無理な詰め込みを避ける |
たとえば平日は「重点科目の演習+前日の解き直し」、休日は「まとまった演習+分析」と役割を分ける方法があります。使える時間に個人差があるため、毎日同じ長時間を確保する前提にはしません。
時間内に終わらなかったら、まず予定を詰め直すのではなく、理解に時間が必要だったのか、量が多すぎたのかを確認します。復習を削って予定表だけ埋めることを避けましょう。
5. 過去問を計画の見直しに使う
過去問は、点数を確認するだけでなく、自分の学習課題と出題される問題を結ぶ材料です。最初に形式と範囲を見ておき、学習段階に合わせて大問単位の演習と全体の時間内演習を使い分けます。
- 初見で解く:大学・学部・年度、制限時間、解いた範囲を記録する。
- 答案を分ける:時間内の正誤と、時間後に解けた部分を区別する。
- 教材へ戻る:失点の原因に対応する単元・問題を復習する。
- 解き直す:答えの記憶だけでなく、理由を説明して再現する。
- 別の問題で確かめる:同じ課題が初見でも改善したかを見る。
過去問の自己採点は、公式配点が分からない部分を推定点として区別してください。得点調整や換算がある場合、単純な正答率をそのまま合格可能性に置き換えることはできません。
併願校の予定は、試験日だけでなく、復習・移動・休息の時間も含めて考えます。MARCH文系の日程を比較する記事は対象年度の情報なので、別年度の受験にそのまま使わず、自分の年度の公表日程で更新しましょう。
6. 学年・残り期間による調整
志望学部の候補と必要科目を確認し、学校の学習と基礎の穴を埋める復習をつなぎます。早くから志望校の問題を見る場合も、解けない範囲があることだけで志望を下げるのではなく、今後学ぶ内容と既習範囲を分けて見てください。
受験に必要な範囲、現在の理解、過去問の失点を合わせ、限られた期間で取り組む課題を決めます。新しい教材を一冊増やすより、今の教材の未定着部分を補った方がよい場合もあります。
時間内演習、解き直し、苦手部分の確認を組み合わせます。出願・受験票・会場・当日の移動なども確認し、予定を学習だけで埋めないようにしましょう。学習量を増やして睡眠や体調を崩す計画は避けます。
7. よくある質問
必要科目や現在の理解が違うため、一律には決められません。手元の教材でどの課題を補えるかを確認し、不足する場合に追加を検討します。
苦手の内容と配点、他科目の状態を合わせて考えます。重点科目の時間を増やす場合も、他科目の定着を保つ学習を残し、次の演習記録で確かめましょう。
判定だけで結論を出さず、答案からできている範囲と課題を分けます。ただし、特定の計画で合格できる保証はありません。残り期間と学習状況を踏まえて、志望校・併願校と取り組む内容を相談してください。
受験予定年度、志望大学・学部、使っている教材、直近の模試や過去問の答案、平日と休日に使える時間が分かると整理しやすくなります。分かる範囲からで構いません。
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