2026年9月16日
予習シリーズ理科5年下の進め方【四谷大塚の予習シリーズ5下第8・9回 バネ・浮力・圧力/流水と地相】
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目次
1. はじめに:この記事を読んで得られるメリットと実戦力
予習シリーズ5年下第8・9回は、第8回「バネ・浮力・圧力」という計算中心の物理分野と、第9回「流水と地相」という知識量の多い地学分野です。第8回はどれも計算分野のため負担が大きく、第9回は4年下第8回の内容をベースにしつつ、新しい内容も多く含まれる知識のボリュームが大きい単元です。
【本記事を読むメリット】
この記事を読むことで、バネ・浮力・圧力のうちどこに優先的に力を入れるべきかの目安や、浮力の計算がなぜ複雑になりうるのかが分かります。また、流水の働きから地層のでき方、堆積岩の見分け方、化石の分類まで、地学分野の知識を体系立てて押さえる視点も具体的に得られます。
2. 第8回:バネ・浮力・圧力
この単元はどのテーマも計算分野にあたり、受験生が苦戦しやすい内容が並んでいます。すべてを均等に仕上げようとするのは難しいため、出やすさに応じて優先順位をつけることが大切です。バネと圧力は比較的出やすく、浮力はそれと比べると出題頻度がやや落ちる一方、内容としてはかなり難しい分野です。偏差値50をキープしたい場合はバネと圧力に、偏差値55・60を目指す場合は浮力の理解も深めておくとよいでしょう。
◆バネ:直列つなぎ・並列つなぎと「天井が持ち上げている」感覚
バネは4年下第9回ですでに学習しているため、最初の内容は比較的スムーズに理解できることが多いでしょう。新しく登場するのは、バネの直列つなぎ・並列つなぎです。直列つなぎではどこの重りの重さの分だけ伸びるのか、並列つなぎではどれくらいの重さの分だけ伸びるのかを、それぞれ確認できるようにしておきましょう。
🧵 バネの釣り合いは「天井がバネを持ち上げている」とイメージする
バネが天井からぶら下がっている状態を考える問題は、比較的つまずきやすいポイントです。ここで大切なのは、天井がバネを持ち上げてくれているというイメージを持つことです。天井が引っ張ってくれなければ、バネはただ宙に浮いているだけになってしまいます。この感覚がないと、バネの釣り合いに関する説明がしっくりこなくなってしまうため、意識して身につけておきましょう。
◆浮力:水では計算しやすいが、食塩水・油になると複雑になる
浮力の計算は、水の場合は1cm³あたり1gという単純な関係があるため、押しのけた水の体積がそのまま重りの重さ(浮力)になり、比較的楽に計算できます。しかし、これが食塩水や油になると、一気に計算が複雑になります。まずは水における浮力の計算をしっかりできるようにすることを目標に取り組みましょう。より高い偏差値を目指す場合は、食塩水や油の中に物体を沈めるタイプの複雑な計算にも対応できるようにしておく必要があります。
◆圧力:計算より気圧の考え方が重要
圧力の計算自体は、それほど頻繁に出題される内容ではありません。面に働く力の式は、鉛筆の尖った方と尖っていない方でどちらが痛いかをイメージすれば、力が一点に集まるほど圧力が大きくなるという感覚がつかみやすくなります。計算という観点での重要度はそれほど高くありませんが、気圧の考え方をしっかり理解しておくことは重要です。気圧とは空気の圧力のことで、この考え方は天気の分野の学習にもつながっていきます。
3. 第9回:流水と地相
この単元は4年下第8回「流水と地形」の復習を土台にしつつ、中学受験で問われやすいポイントに絞って新しい内容を積み上げていく単元です。知識量が多いため、片っ端から覚えようとするのではなく、重要度にメリハリをつけて学習することが大切です。
◆流水の働き:削る・運ぶ・積もるのイメージをセットで持つ
流水には侵食作用(削る)・運搬作用(運ぶ)・堆積作用(積もる)という3つの働きがあり、まずこの3つの意味をしっかりイメージできるようにしておきましょう。レキ・砂・泥の違いは粒の大きさによるものです。細かい数値そのものよりも、流水が形作る地形であるV字谷・扇状地・三日月湖・三角州が、それぞれどのような位置で、どのような過程でできるのかを押さえておくことが重要です。
◆地層:火山灰の積もり方と不整合のでき方
地層は河口付近で堆積が進み、レキ・砂・泥がそれぞれどのような場所に積もっていくのかを理解することが基本です。火山灰も同様に積もっていきますが、火山灰の層は、噴火がないと積もらないという特徴から、地層どうしの年代を比較する手がかりとしてよく利用されます。
🌋 火山灰は偏西風に乗って東側に積もる
火山灰がどの方向に積もるかを考えるときは、偏西風の影響を意識しましょう。火山灰は偏西風によって東の方向に運ばれて積もっていきます。例えば富士山が噴火した場合、火山灰が降り積もるのは関東地方です。「関西が首都になってしまうかもしれない」というようなイメージで捉えると、記憶に残りやすくなります。
地層の重なり方では、整合・不整合の区別が重要です。不整合面は、地面が隆起して(盛り上がって)侵食を受け、その後沈降して(沈んで)また新しい地層が積もる、という過程を経てできます。この「隆起→侵食→沈降」という流れをしっかり押さえておきましょう。地層の変化としては、しゅう曲・傾斜に加えて断層も重要で、特に正断層と逆断層のどちらになるかを見分けられるようにしておく必要があります。
◆堆積岩:石灰岩とチャートの見分け方が最重要
堆積岩ではデイ岩・砂岩・レキ岩の違いはそれほど混乱しにくい一方、生物の死骸などからできる石灰岩とチャートの区別は間違いやすいポイントです。石灰岩は塩酸と反応して二酸化炭素を発生させるという性質があり、これが判別の決め手になります。また、凝灰岩が見つかると火山活動があったことが分かるため、重要度の高い岩石として押さえておきましょう。
◆化石:示相化石は「今も見たことがある生物」、示準化石は時代で覚える
示相化石は、その化石が見つかった当時の環境を教えてくれる化石で、サンゴ・アサリ・ホタテ・シジミなど、現在も見たことのある生物の化石が中心です。それぞれの生物が現在どのような環境で見られるかをイメージできれば、当時の環境も推測できます。
🦖 示準化石は「恐竜」を基準に時代を整理する
示準化石は、その化石が見つかることで地層の時代が特定できる化石です。示相化石と異なり、示準化石として扱われる生物は現在は見ることができないものばかりのため、イメージがしにくく覚えにくい分野です。古生代・中生代・新生代という3つの時代区分を、恐竜を基準にして「恐竜より前の時代か、後の時代か」という視点で整理すると理解しやすくなります。
4. まとめ・解説動画(タイムスタンプ付き)
第8回は、バネ・圧力を優先して確実に得点源にしつつ、余力があれば浮力の複雑な計算にも挑戦するという優先順位で取り組むとよいでしょう。第9回は知識量が多いため、流水の働き・地層のでき方・堆積岩の見分け方・化石の分類という4つの柱に沿って、重要度にメリハリをつけながら整理していくことが得点力アップの近道です。
📺 動画インデックス:各回の解説へ直行
以下の「▶ 再生開始」ボタンをクリックすると、それぞれの回の理科の解説が始まる秒数から直接再生されます。お子様の復習や、家庭学習での親御様の確認にぜひご活用ください。
| 学習回 | 主なテーマ | 解説を再生する |
|---|---|---|
| 第8回 | バネ・浮力・圧力 | ▶ 再生開始 (14:26〜) |
| 第9回 | 流水と地相 | ▶ 再生開始 (12:34〜) |
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