【予習シリーズ5年下 第6・7回】理科攻略ガイド

2026年9月16日

予習シリーズ理科5年下の進め方【四谷大塚の予習シリーズ5下第6・7回 人と動物の呼吸循環/物の燃焼】【進塾】

予習シリーズ理科5年下の進め方【四谷大塚の予習シリーズ5下第6・7回 人と動物の呼吸循環/物の燃焼】

〜血液の役割を臓器と結びつけ、ろうそくが消える理由を正しく理解する〜

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1. はじめに:この記事を読んで得られるメリットと実戦力

予習シリーズ5年下第6・7回は、第6回「人と動物の呼吸循環」と第7回「物の燃焼」という、知識量の多い2つの単元です。第6回は5年下第4回で学んだ人と動物の消化・吸収の内容の続きにあたり、この2つの単元を合わせることで人体分野がひとまず完成します。第7回は、燃焼の3条件という基本原則を軸に、ろうそくや金属の燃え方まで幅広く扱う単元です。

【本記事を読むメリット】
この記事を読むことで、血液の流れと各臓器の役割を正確に結びつけて覚える視点や、心臓・血管のつくりのポイントが分かります。また、ろうそくの炎を吹き消したときに何が起きているのかという、間違えやすいポイントの正しい理解や、金属の燃焼計算でどの金属を優先すべきかも具体的に押さえられます。

2. 第6回:人と動物の呼吸循環

この単元では、血液の循環が最大のテーマになります。学習の際は、それぞれの臓器がどのような役割を持っているかを、血液の特徴としっかり関連づけて覚えることが重要です。

◆人の呼吸:吐く息にもまだ酸素が16%残っている

まずは肺のつくりを理解することが基本になります。肺の役割、呼吸にともなう肋骨と横隔膜の動きをしっかり押さえておきましょう。

💨 吸う息と吐く息の酸素量の差は「4%」しかない

吸う息と吐く息の違いとして特に重要なのが、吐く息に含まれる酸素の量です。吐く息にはまだ16%もの酸素が残っており、体が実際に取り込んでいる酸素はわずか4%程度にすぎません。多くの子どもは、吸った空気の酸素(約20%)をそのまま全部取り込めると誤解しがちですが、実際にはそのうちのごく一部だけを体内に取り込み、残りはそのまま吐き出しているというイメージをしっかり持っておくことが大切です。

◆人の心臓と血管:右下の筋肉が分厚い理由

心臓は4つの部屋からできており、それぞれの部屋がどこからどこへ向かって血液を送っているのかを1つずつ丁寧に押さえておく必要があります。心臓の図を見ると、下側の部屋の筋肉が少し厚くできていますが、これは全身へ血液を送り出すためで、特に右下の部屋(左心室)の筋肉が特に分厚くできている点が重要なポイントです。

🩸 動脈のつくりと弁の役割をセットで覚える

血管のつくりでは、大動脈・肺動脈・大静脈・肺静脈という4つの血管が、それぞれどこに向かって血液を運ぶのかをしっかり押さえておく必要があります。静脈には血液の逆流を防ぐための弁があり、動脈は血液の流れる勢いが強いため、破れないように壁が分厚くできています。この「弁がある/ないこと」「厚さが違う理由」をセットで理解しておくと、血管のつくりに関する設問に対応しやすくなります。

◆血液の循環:臓器の役割から血液の特徴を推理する

血液の循環では、流れている血液の特徴をそれぞれの臓器の役割と関連づけて覚えることが重要です。小腸は養分を吸収する場所なので、小腸を通った後の血管には養分が多く含まれます。肝臓は養分を蓄えて少しずつ一定の量で送り出す役割があるため、肝臓を通った後の血液は養分の量が安定しています。肺は酸素を取り入れて二酸化炭素を出す場所なので、肺を通った血液は酸素を多く含み二酸化炭素が少なくなります。腎臓は血液をきれいにする役割があるため、腎臓を通った後の血液は不要物が少なくきれいになっています。このように、臓器の役割さえ理解していれば、そこを通った血液の特徴は自然と導き出せます。あわせて、赤血球・白血球・血小板・血しょうについても、それぞれの役割とセットで覚えておきましょう。

◆排出器官と色々な動物の呼吸循環

排出器官では腎臓が中心テーマです。腎臓は血液をきれいにするとともに尿を作る役割があり、「不要物」「ろ過」といったキーワードとセットで理解しておくとよいでしょう。作られた尿は最終的にぼうこうに蓄えられて排出されます。

色々な動物の呼吸と循環では、陸上で生活する脊椎動物は肺で呼吸し、水中で生活する動物はえらで呼吸するという基本を押さえたうえで、昆虫は気管という専用の器官で呼吸することも覚えておきましょう。また、脊椎動物の心臓のつくり(何心房・何心室か)は、魚類・両生類・は虫類・鳥類・哺乳類それぞれで異なるため、しっかり覚える必要があります。人は哺乳類にあたるため、2心房2心室であるというところまで、分類とつなげて理解しておきましょう。

3. 第7回:物の燃焼

この単元は物理・化学分野の中でも知識量が多く、間違いやすいポイントがいくつも含まれています。1つ1つの内容を丁寧に確認しながら学習を進めることが大切です。

◆物の燃焼:燃焼の3条件と「なぜ火が消えるのか」

物が燃えるためには、燃えるものがあること、燃えるための酸素があること、そして発火点以上になることという3つの条件が必要です。この3条件のうち、どれか1つでも欠けると、燃焼は止まり火が消えます。火が消えたとき、3条件のうちどの条件が欠けたのかを正確に説明できることが、この単元の理解度を測る重要なポイントです。

🕯️ ろうそくを吹き消すと何が起きているのか

ろうそくの炎を吹いて消すとき、多くの子どもは「温度が下がって発火点未満になったから消えた」と考えがちですが、これは誤りです。正しくは、ろうそくの芯を伝って液体のロウが気体のロウに変化し、その気体のロウが燃えることで炎が見えています。吹くことで気体のロウが飛ばされてしまい、燃えるものそのものがなくなってしまうことで火が消えるのです。つまり、火が消えた原因は「燃えるものがあること」という条件が欠けたためであり、温度が原因ではありません。この誤解しやすいポイントは、他にも似たパターンがいくつかあるため、テキストを丁寧に読み込んで確認しておく必要があります。

◆色々なものの燃え方:ろうそくの炎の構造と木炭の乾留

ろうそく・アルコール・都市ガス・木炭など、様々なものの燃え方が扱われますが、中でも最も重要なのはろうそくの燃え方です。炎の内側から炎心・内炎・外炎という3つの部分に分かれており、外側に行くほど酸素としっかり触れることができるため、完全燃焼に近づき温度も高くなります。炎心はまだ燃えていない気体のロウがある状態、内炎はロウが燃えてすすになっている状態(酸素とあまり触れられず不完全燃焼)、そして外炎が完全燃焼している状態です。

🔥 すすがつく場所と煙の色を対応させて覚える

ろうそくの炎に木を入れると、温度の高いところから焦げていきます。一方、ガラス棒を入れると、ガラスは燃えないためすすがつくだけになりますが、そのすすがつく場所は木を入れたときに焦げる場所とは異なるため、両方をしっかり区別して覚えておく必要があります。また、白い煙が出る場所と黒い煙が出る場所の違いも押さえておきましょう。ろうそくは水素と炭素からできており、炭素は燃えると酸素と結びついて二酸化炭素に、水素は燃えると酸素と結びついて水になります。つまりろうそくを燃やすと二酸化炭素と水ができる、という点は必ず覚えておきたいポイントです。

木炭を作る際の木材の乾留(蒸し焼き)実験もよく出題されます。実験で試験管の口を下向きに下げているのには理由があり、この理由は記述問題としてもよく問われるため、しっかり確認しておきましょう。

◆金属の燃え方:優先すべきは銅と鉄

酸化する金属として、マグネシウム・銅・鉄の3つが紹介されています。この単元で特に重要なのは、計算問題に確実に対応できることです。この3つの金属の中でも、銅と鉄の方が出題頻度が高い傾向にあります。理由は、銅は酸素と4対1で結びついて5個分になり、鉄は5対2で結びついて7個分になるというように、数値が比較的きれいな形になり、問題を作りやすいためです。とはいえマグネシウムが出題される可能性もゼロではないため、あわせて押さえておきましょう。酸化の逆にあたる「還元」という言葉も知っておくとよいですが、この分野が本格的に出題されるのは、四谷大塚の偏差値55を超えるような学校が中心になるため、優先順位としてはやや下がります。

◆金属のさび:知識として押さえておく程度でよい

色々な金属のさびについても紹介されていますが、こちらはそれほど出題頻度が高くありません。ただし、載っている内容ではあるため、知識として押さえておいて損はありません。

4. まとめ・解説動画(タイムスタンプ付き)

第6回の人体分野は、臓器の役割から血液の特徴を推理する視点を持つことが、暗記に頼らない理解につながります。第7回の物の燃焼は、燃焼の3条件を軸に、ろうそくが消える仕組みを正しく理解することが最重要ポイントです。金属の燃焼計算は、銅と鉄を優先して確実に得点源にしておきましょう。

📺 動画インデックス:各回の解説へ直行

以下の「▶ 再生開始」ボタンをクリックすると、それぞれの回の理科の解説が始まる秒数から直接再生されます。お子様の復習や、家庭学習での親御様の確認にぜひご活用ください。

学習回主なテーマ解説を再生する
第6回 人と動物の呼吸循環 ▶ 再生開始 (12:44〜)
第7回 物の燃焼 ▶ 再生開始 (14:00〜)

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