2026年11月6日
SUSUMU JUKU / 2026 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
頌栄女子学院中学校・2026年度 第1回 国語
漢字、うわさと情報の信頼性を扱う論説文、家族の思い出を描く物語文の3大問です。公表解答に照らして解説を作成し、記述は進塾の解答例を掲載しています。
第1問|漢字の書き取り
この大問で学ぶこと
熟語の意味から、同じ読みの漢字を区別する
A〜E
A 喜劇・B 遺骨・C 模型・D 装束・E 構築
- 「喜劇」は笑いを扱う劇。「模型」は実物の形などを写したもの。「装束」は身に着ける衣服。「構築」は仕組みなどを組み立てることを表す。
第2問|うわさと情報源を確かめる
この大問で学ぶこと
話の伝わり方と、信頼性を判断する根拠を区別する
問一
エ
- 話の内容と、信頼できるかどうかを判断するための材料を区別する。空欄には、伝えられた内容に加えて判断の根拠を得られるという説明が入る。
問二
a ア・b ウ・c イ
- 自発的は、自分から聞きたいと思って質問すること。一堂に会するは、同じ場所に集まること。即時性は、その場で反応できる性質を指す。
問三
Ⅰ キ・Ⅱ イ・Ⅲ オ
- Ⅰは、広く伝えられる利点から、前提知識を共有しない人にも届く問題へ転じるので「しかし」。Ⅱは字数制限によって情報を削る必要があることから、留保が省かれる結果へつなぐので「それゆえ」。Ⅲは、ネット上の情報をネット上の別の情報と照合する場合を説明する箇所。検索で同じ内容の投稿が多数見つかった場面を例に挙げるので「たとえば」。
問四
ア
- 人づてに伝わったという事実には、途中の人たちが話を伝える価値があると判断した可能性も含まれる。伝達者が多ければ内容が必ず正しい、とまでは述べていない。
問五
C
- 挿入文は、聞き手の関心を引きたいという動機から、断定を弱める言い方が省かれるという結論を導く。Cの直前は、情報の真偽や質よりも注目を集めることで広告収益が得られるという説明。挿入文はその結論になり、次の段落では検証の話題に移る。
問六
例:同じ内容の投稿が多くても、元の情報が一つなら別々の裏付けにはならない。投稿が何を根拠にしているかをたどり、互いに独立した情報源があるかを確かめる。
- 投稿の数と、情報源の数を区別する。同じ記事の転載をいくつ読んでも、独立した裏付けが増えたことにはならない。
問七
ウ
- 情報を伝える側にも受け取る側にも負担があるため、その負担をかける価値があるかを考える、という関係。伝える手順を省くことや、伝達時間を短くすることとは区別する。
問八
知的な自律性
- 本文から抜き出す。知・的・な・自・律・性の6字で、助詞の「な」も含める。
問九
エ
- 設問は本文に当てはまらないものを選ぶ。エは同じ知識を持つ仲間内で話がとどまりやすいことを述べている。インターネットでは、前提知識を共有していない相手にも情報が届く点を押さえる。
第3問|呼び名と思い出に表れる家族の気持ち
この大問で学ぶこと
人物の言葉や行動から、気持ちが変わるきっかけを読む
問一
エ
- 組み合わせの問題。Ⅱの歌は軽く浮かぶ感じを表す「ふわふわ」、Ⅳの声を上げて泣く描写は「わんわん」。場面に合う語から候補を絞る。
問二
例:ほかの人にとっては単なる呼び名でも、ふうちゃんの呼び方には二人の関係が込められていて、これからも自分の一部として残ると感じられたから。
- 同じ名前でも、誰がどのような思いで呼ぶかによって、遥香が受け取る意味は異なる。比較する二つをともに書く。
問三
お母さん
- 指定は四字の抜き出し。人物名で置き換えず、本文の表記をそのまま使う。
問四
例:ふうちゃんが自分を大切に思っているか不安で、会っても泣けなかったが、一番会いたいのは自分だと聞いて安心し、うれしさを実感できたから。
- 泣く前の不安、ふうちゃんの言葉、安心とうれしさの順に気持ちを追う。
問五
ウ
- ふうちゃんの記憶に小さいころの自分の姿がなかったことと、自分が大切にされていると伝わってうれしくなったことを区別する。
問六
例:自分が死んだ後も、遥香が思い出を語り、自分自身を好きになって強く生きてほしいと願ったから。
- 話すことを通じて何を残したかったのかを考える。遥香にどう生きてほしいかまで書く。60字以内。
問七
エ
- 歌の主人公が幼い遥香に変わり、抱き上げて遊んだ記憶が語られる。ふうちゃん自身の幼少期と、遥香と暮らした時期を分けて読む。
問八
作文例:祖母と初めておにぎりを作ったことが心に残っている。私が握ると崩れてしまったが、祖母は手のひらで軽く包む方法を見せてくれた。自分で形を整えられたとき、うれしくて祖母にも食べてもらった。祖母が笑っておいしいと言ってくれたことを、今もよく覚えている。
- 学校公表の解答では例が省略されているため、上は進塾が作成した架空の例。実際の答案では、自分の経験から、誰と何をしたか、何がうれしかったかを具体的に書き、解答欄内で文章を完結させる。
解き直しの進め方
論説文は主張と具体例を分け、物語文は誰の発言で気持ちが変わったかを確認しましょう。記述は設問の指定と解答欄の大きさを見てから書きます。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
志望校の過去問を、次の学習計画へ
点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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