2026年11月6日
SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
白百合学園中学校・2025年度 一般入試 社会
都市の気候、日本の食生活の歴史、社会保障と地方自治の3大問です。雨温図を読む地理、時代をまたぐ歴史、制度を比べる公民を扱います。
第1問|都市の気候と暮らし
この大問で学ぶこと
都市の位置を特定し、雨温図や地形から理由を説明する
問1
A 那覇、B 札幌
- Aは1972年の沖縄返還と県庁所在地、Bは日本最北の政令指定都市と雪まつりが決め手。
問2
① A オ・B ウ・C エ・D イ・E ア ② 梅雨前線が南から北へ移動するため。
- 那覇は冬も高温、札幌は冬の平均気温が低い。高田地区のある上越市は日本海側で冬の降水量が多い。高松は降水量が比較的少なく、東京は秋の降水量が多い。
- イの高松よりも南にあるオの那覇で、梅雨による降水の山が早く現れる。
問3
首里城
- 那覇と琉球王国を結び付け、2019年の火災という手掛かりを確認する。
問4
大きな川が少なく、水を通しやすい岩が分布するため、雨水を地表にためにくい。
- 自然条件を問われているので、川の規模と岩の透水性から、降った雨が海へ流出しやすいことを説明する。
問5
イ(愛知県)
- 試験の選択肢では、大阪府は大阪・堺、福岡県は福岡・北九州、静岡県は静岡・浜松、神奈川県は横浜・川崎・相模原。愛知県は名古屋のみ。
問6
1 ア・2 ア・3 イ・4 ア
- 湿った空気は上昇時に冷える。山を越えて乾いた空気が下降すると、上昇時の冷え方より大きな割合で気温が上がる。
問7
ア。淡路島を小豆島に直す。
- 高松のある香川県でオリーブの産地として知られるのは小豆島。淡路島は兵庫県にある。
問8
ヒートアイランド/コンクリート/アスファルト/高層/風/二酸化炭素/温室効果
- 蓄熱・風通しの悪化・人工排熱を都市の高温化につなげる。二酸化炭素やメタンが関わる地球規模の温暖化は、原因と範囲が異なる。
第2問|食生活からたどる日本史
この大問で学ぶこと
食材・流通・政治の変化を、その時代の人々の生活に結び付ける
①
パンやめん類が広まり、機械化で身体を動かす機会も減ったため。
- 米の代わりになる主食が増えたことと、必要とするエネルギー量の変化を分けて書く。
②
ナウマンゾウ
- 野尻湖遺跡と、写真に示された大型動物の歯の化石を結び付ける。
③
A 冬・B 春・C 夏・D 秋
- Dにあるクリやドングリから秋を確定し、矢印の向きに四季を当てはめる。
④
板付遺跡
- 福岡県の初期稲作の遺跡を答える。地域と出土・発掘されたものを組にして覚える。
⑤
日本書紀
- 完成年の720年で判断する。古事記の712年と区別する。
⑥
イ・ウ
- 持統天皇は藤原京へ遷都し、万葉集に収められた和歌でも知られる。遣隋使や正倉院は時代が異なる。
⑦
租
- 収穫した稲を納める税。地方の特産物を納める調などと区別する。
⑧
木簡
- 文字を書いた細長い木の札で、荷物の内容や送り主を示す札にも使われた。
⑨
枕草子
- 清少納言の随筆。紫式部の源氏物語と作者・作品を分けて整理する。
⑩
藤原頼通
- 平等院鳳凰堂は藤原頼通。摂関政治の最盛期と結び付く父の道長と区別する。
⑪
武士は戦いに備えて体を鍛えるため、栄養やエネルギーを多く取る必要があったから。
- 本文が示す政治の担い手の変化を出発点に、活動量と食事の量・内容の関係を説明する。
⑫
三斎市
- 決まった日に月3回開く定期市。漢数字を入れる指定にも注意する。
⑬
日明貿易
- 室町幕府第3代将軍・足利義満と明の貿易。勘合を用いた。
⑭
臨済宗
- 栄西は臨済宗。道元の曹洞宗と対比する。
⑮
北前船
- 北海道や東北と大坂を日本海回りで結んだ航路と、産物の輸送を押さえる。
⑯
東海道
- 日本橋と京都の三条大橋を結ぶ太平洋側の道。内陸を通る中山道と区別する。
⑰
ウ→ア→イ
- 日米修好通商条約、安政の大獄、薩長同盟の順。条約をめぐる政治対立から幕末の倒幕勢力の結集へつなぐ。
⑱
殖産興業・富国強兵
- 近代産業の育成を殖産興業、国力を高めて軍備を強める方針を富国強兵に対応させる。
⑲
徴兵令
- 明治政府が兵役を課した法令。本文では、兵営での食事が地域に広がる経路に着目する。
⑳
関東大震災
- 1923年という年と、都市の復興をきっかけに生活設備が変化したことを結び付ける。
㉑
配給制
- 食料不足のもとで、国が決めた数量を配る制度。
㉒
マッカーサー
- 占領期の連合国軍総司令官の名前を答える。
㉓
戦後
- 1956年の経済白書の表現。戦後復興期から次の段階への移行を示す。
㉔
無形文化遺産
- 和食のように受け継がれる慣習や文化を対象にする。建造物などの世界文化遺産と区別する。
第3問|社会保障と地方自治
この大問で学ぶこと
制度を具体例に対応させ、国と自治体の代表の選び方を比べる
問1
健康で文化的/生存権/介護/不信任/選挙管理委員会
- 憲法第25条の生存権から介護保険へつなげる。地方自治の図では議会が首長に対して行う議決に注目する。
問2
イ
- デモ行進は表現や集会の自由に関わる。社会権に関わる就労・子育て・教育の支援と区別する。
問3
①イ・②ウ・③ア・④エ
- ①は生活保護法に基づく支給なので公的扶助。②は病気・失業・高齢などに備える給付なので社会保険。③は高齢者・障害のある人・子どもへの支援なので社会福祉。④は感染症予防や上下水道の整備なので公衆衛生。
問4
ウ(2010年ごろ)
- 選択肢の中から、2000年代末から2010年代初めの人口の転換に最も近い年を選ぶ。
問5
地方分権一括法
- 1999年と、国から自治体への権限移譲という説明を手掛かりにする。
問6
内閣総理大臣は国会が国会議員の中から指名し、自治体の首長は住民が直接選挙で選ぶ。
- 国では有権者が選んだ国会議員によって首相が指名される。地方では住民が首長に直接投票する。選ぶ主体の違いを一文で対照させる。
解き直しの進め方
雨温図はまず冬の気温と降水の多い月を確認しましょう。歴史は用語を生活の変化と結び付け、公民は制度の対象と決定する人を言葉にして復習します。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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