東京都市大学付属中学校 2026年度第1回 理科の入試問題解説

2026年11月6日

東京都市大学付属中学校の2026年度第1回理科を、全4大問29項目に分けて解説します。血液の経路、火山の形、酸化還元の質量変化、記録タイマーの読み取りを扱います。

大問1 消化・筋肉・血液の循環

問1 消化管と消化液

答え (1)2・6、(2)1・5、(3)4

食道と大腸は食物が通る消化管です。だ液腺とすい臓は、でんぷんを分解する酵素を含むだ液とすい液をつくります。肝臓がつくる胆汁には消化酵素がなく、脂肪の消化を助けます。

問2 ひじを曲げる筋肉

答え 2(b)

上腕の前側の筋肉が縮み、腱を通じて前腕の骨を引きます。

問3 養分を蓄える器官

答え 肝臓

小腸で吸収された糖は血液で肝臓に運ばれます。余った糖はグリコーゲンとして蓄え、必要に応じて血液へ戻します。

問4 小腸と肺の位置

答え 5(小腸C、肺A)

Aは血管3・4で心臓と直接往復する肺です。Cから血管9でBに流れる経路は、小腸から肝臓へ養分を運ぶ経路です。

問5 満腹時と空腹時の血糖

答え 満腹時9、空腹時7

満腹時は小腸で吸収した糖が9を通って肝臓へ向かいます。空腹時は肝臓から糖が血液へ戻るので、肝臓から出る7です。

問6(1)脳から肺へ

答え 1→3

脳から1で心臓へ戻り、心臓から3で肺に入ります。

問6(2)小腸から脳へ

答え 9→7→5→3→4→2

9で肝臓へ入り、7と5で心臓へ戻ります。3と4で肺を経由した後、2で脳に向かいます。

問6(3)腕から肝臓へ

答え 13→5→3→4→6→8

腕を全身の細胞として扱い、13と5で心臓へ。3と4で肺を経由し、6と8で肝臓へ届きます。

大問2 火山・マグマ・火成岩

問1 地下で溶けた岩石

答え マグマ

地下で溶けた岩石などをマグマ、地表へ流れ出たものを溶岩といいます。

問2 火山の断面

答え 4(家の近くはイ、ハワイはウ)

ねばりけの強い溶岩は火口付近に盛り上がります。ねばりけの小さい溶岩は広く流れ、傾斜の緩い火山をつくります。

問3 二酸化ケイ素の割合

答え 55%

初めのマグマ100gには50g含まれます。結晶20gに6gが移るので、残った80gに44g。44÷80=55%です。

問4 溶岩の色と温度

答え 4

設問の対比では家の近くは白っぽく、ハワイは黒っぽい溶岩です。温度が高いほど、一般にマグマのねばりけは小さくなります。

問5 岩石の分類

答え 4(B火成岩、C深成岩、D火山岩)

火成岩のうち、地下深くでゆっくり冷えて固まるものが深成岩、地表付近で急に冷えて固まるものが火山岩です。

問6 ミョウバンの結晶

答え 4

二つの四角すいを底面で合わせたような正八面体に近い形です。

問7 冷却と結晶

答え 4(Eおそく、FはD、GはC)

ゆっくり冷えると結晶が成長します。アは細かな部分に大きな結晶が散らばる火山岩、イは大きめの結晶が組み合わさる深成岩です。

問8 地下の熱を使う発電

答え 地熱発電

地下の熱で生じた蒸気などを使ってタービンを回します。

問9 火砕流

答え 3

高温のガスや火山灰などが一体となって高速で流れ下ります。溶岩流や、火山灰が水と混ざって流れる現象と区別します。

大問3 金属の酸化と還元

問1 銅粉の加熱

答え 3

銅は空気中の酸素と結び付き、光沢を失って黒い酸化銅になります。

問2 不完全な反応

答え 第4回

皿の13.5gを引くと銅は1.6g。銅0.4gに酸素0.1gが結び付くため、本来は0.4g増えるところ、実際には15.4−15.1=0.3gしか増えていません。

問3 残った銅

答え 0.4g

増加した酸素は3.4−2.8=0.6g。銅と酸素は4:1で結び付くので、反応した銅は2.4g、残りは0.4gです。

問4 マグネシウムの質量

答え 1.8g

銅10.0gは12.5gの酸化銅になります。加熱後の15.5gとの差3.0gが酸化マグネシウムです。マグネシウムと酸素は3:2なので3.0×3/5=1.8gです。

問5 金属の性質

答え 3・5・7・8

磨くと光り、電気や熱を通しやすく、たたくと広がります。磁石に付くことや銀色であることは全金属に共通しません。

問6 酸素と反応しやすい順

答え 5(マグネシウム、炭素、銅)

炭素は酸化銅から、マグネシウムは二酸化炭素から酸素を奪います。酸素を奪う側がそれぞれ結び付きやすいと判断できます。

問7 酸化と還元

答え 1

炭素は酸素を得て酸化され、酸化銅は酸素を失って還元されます。二つの変化は同時に起こります。

大問4 記録タイマーと台車の運動

問1 速さと打点間隔

答え (1)6cm/秒、(2)0.4cm

1打点間は0.2秒なので1.2÷0.2=6cm/秒。毎秒15打点なら1間隔は1/15秒で、6÷15=0.4cmです。

問2 テープの端と引く力

答え 1(a側、間隔が広がる)

台車に近い端がタイマーを先に通り、速さが増すにつれて点の間隔は広がります。したがって狭いa側が台車側です。引く力を大きくすると速さの増え方も大きくなります。

問3(1)運動と力の正誤

答え 2(ア正・イ正・ウ誤)

テープの長さはすべて正。BとEでは長さが一定で、摩擦を無視すると力を加えていません。Dでは長さが短くなるので、進行方向と逆向きの力が働きます。

問3(2)力が最大の区間

答え C

隣り合うテープの長さの差が速さの変化を表します。Cは1本ごとに約1cm長くなり、AやDより差が大きくなっています。

問3(3)速さが最大の区間

答え D

テープ1本は一定時間に進んだ距離です。最も長いテープを含むDが答えです。

解き直しの進め方

  1. 循環の経路は器官の名前を置いてから、矢印の向きに沿って番号を書きます。
  2. 酸化の問題では、皿の質量、金属の質量、結び付いた酸素の質量を分けます。
  3. 記録テープは、1本の長さと隣り合う長さの差を別々に読みます。

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記事カテゴリ: 中学校別対策

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