2022年11月21日
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予習シリーズ5年下第1回国語 物語・小説(7) 表現技法①
- 基本問題のポイント
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- 主人公は僕ですが、宇佐美君と「クラゲ」のエピソード中心です。こういう場合は心情の流れを追うというよりは、全体を読解し、設問に必要な範囲で考えていけば良いでしょう。強いて言えば、宇佐美君の心情の流れは追えるのでそこだけは整理しても良いです。整理すると、「クラゲ」のことが嫌い→「クラゲ」をからかうが通用しなかった(「クラゲ」は人を疑うことをしなかった)→「クラゲ」に対すて何らかの変化があった→仲良くなった、という流れです。設問で少し取り組みにくいのは問五でしょうか。心情記述ではなく、「クラゲ」の性格がどういう行動に現れているか?を記述するものです。「伊倉は人の良心を信じている」の語句のみで考えても良いですが、わかりやすく言い換えるなら「人を疑わない、真っ直ぐな性格」などでしょう。これとイコールになるような行動を書けばよいわけですが、いきいなり書こうとしてもフワフワして手がでないでしょうから、箇条書きでいくつかの行動を挙げて、その上でそれをつなげるという風に書くと上手くいくはずです。
- 発展問題のポイント
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- かなり長い文章ですが、近年の入試問題の長文化傾向は著しく、これくらいの長さのものは平気で出題されます。大事なことは途中で「心が折れないこと」にあります。途中でそれが起きると、読み方が雑になり、文章の理解が不十分なまま設問にあたり、その設問も解けないというスパイラルに陥ります。といってもメンタルを鍛える方法はないですから、こういう文章に慣れるしかありません。文章の内容自体は「宝良」が主人公ですから、「宝良」を中心に心情を追っていけば良いでしょう。設問については基本的なものばかりです。実は長文であればあるほど意外と設問は難しくないというのも傾向としてあります。一応、問五の2が記述ですから、ここの解法を説明します。設問は「二文に分けて」とありますので、解答に必要な要素は「二つある」ということがわかります。宝良が伝えなければならないと思ったことは「宝良」に聞くしかありませんから、基本的には「宝良のセリフ」を慎重に読み取ります。基本問題でもそうでしたが、必要な要素はまず「箇条書きまたは短文」で考えます。そして、それをつなげれば完成です。
- 表現技法①のポイント
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- いわゆる比喩の学習です。直喩と隠喩と擬人法ですが、それぞれの違いが難なのかを「具体例を挙げて説明できる」ようにしましょう。直接的に必要になるのは「詩・短歌・俳句」の分野です。受験校に出題がないのであれば関係はありませんが、模試では出題が必ずありますから全員学習が必要なところです。
予習シリーズ5年下国語第2回 説明文・論説文(7) 表現技法②
- 基本問題のポイント
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- いわゆる「中毒性」について、どういう仕組でそういうことが起こるのかを説明する純粋な説明文です。純粋な説明文の場合は、本当に説明だけですから、ともすれば単調に読んでしまい結局頭に残らないなんてことも起きがちですから、きちんと軽く何が書いてあったのかをメモしながら読むとこういう事態を防止できます(もちろん、試験時間に影響がない範囲で構いません)。設問は問四の3の記述が少し難しいでしょうか。該当箇所が何行にもわたるので手が出ない可能性があります。しかし、これも物語文と同じです。必要な要素をまず短文ないし箇条書きで書いてみましょう。そして、これは大事なことですが、実際の入試においては記述は○を取る必要はありません(もちろん、取れるなら取った方が良いに決まっていますが)。△で十分であるという認識を持つことが記述嫌いを防ぎます。
- 発展問題のポイント
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- これは論説文です。説明文との違いは筆者の意見が明確に書いてあることです。この文章での筆者の意見は「人とのつながりを持つためには、人との距離や時間を考えるべきであり、その上でいかに人とつながるのが難しいのかを考えることだ」です。それを説明するために、「井戸端会議」と「LINE」の例が出されているというに過ぎません。現代のコミュニケーションが話題になる時は、こういう論調の文章は最近のトレンドなので結論は覚えておくと良いでしょう。今回の設問は記述が二問ありますが、これはおそらく手が出るかと思います。特に問三は筆者の意見がわかっていれば簡単です。問一の方が手こずるかもしれませんが、井戸端会議とLINEの比較なので、表を作って整理すると取り組み易いでしょう。選択肢問題の選択肢が今回は長いです。こういう場合は「なんとなく」でやると必ず間違えます。スラッシュを入れるなどしてある程度短いまとまりで正誤の判断をしていきましょう。
- 表現技法②のポイント
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- 詩や短歌・俳句で多用される技法のうち、前回の比喩以外のもの全てが学習対象になっています。これらについては、表現技法と例文を確認してまず理解することが大事です。その上で、自分で例文が作れれば合格です。
予習シリーズ5年下国語第3回 物語・小説(8) 表現技法③
- 基本問題のポイント
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- 旧予習シリーズでも掲載されていた文章です。今回は主人公の篤義がメインですので、篤義の心情を追っていけばよいことになります。流れとしては、猫の「クロ」が捨てられるかもしれない→昔の回想(声を上げるべき状況で何もできなかった自分)→「クロ」を死なせるものかという決意、という流れです。典型的なマイナスの心情からプラスへの心情の動きという流れです。設問だと問三の記述が取り組みにくいでしょうか。なんとなくかくべきことはわかるけれどもいざ書くとなると止まってしまう場合が多いでしょう。具体的な内容から抽象的にまとめる必要があります。とはいえ傍線部の直前に「何もできないで・・・」の記述がありますから、そこが突破口になります。結論は「何もできないでじっと見ているだけの自分」ですが、「何に対して?」のところをまとめる必要があります。自分の家が燃やされている、いじめられっ子が眼の前でいじめにあっている、この2つの共通項をまとめる必要があります。まあ、「立ち向かうべき時」というのがキーワードですが、ここをもう少しふくらませる練習が必要です。
- 発展問題のポイント
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- こちらも旧課程でも記載されていた文章です。昔の話なので理解が難しいお子様には難しいかと思います。ポイントはここも心情変化です。兵隊さんと会う前と実際に接した後で大きな心情変化があります。ここをとらえることが大事です。ただ、本文ではそこはあいまいにしか記述されていませんから、具体的に設問で問われたら改めて考えるということで良いかと思います。設問の問五がそうですが、変化前の記述は本文に明確にかかれています。ここが突破口です。変化前は「迷惑だなあ」という記述があります。ここからどう変化していったのかを考える必要があります。もちろん、「迷惑とは思わなくなった」なのですが、具体的にどう思ったか?です。本文中のヒントは「兵隊さんがこれから死地に赴く」ということです。ここは色々な考えがありえます。模範解答に縛られず、考えることが重要です。こういうことをおろそかにせずに考えることが国語的思考力を養うコツです。
- 表現技法③のポイント
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- この単元は入試で直接的にどうこうということはありません。ただ、読解の上で「反語」が理解できることは大切です。つまり、「こんなことが許されるのか?」という記述が合った場合は、解釈上は「許されない」となります。それを字義通りに解釈すると全く正反対の解釈になりますから、それに関連する設問を全て間違えることにもなりかねません。ですから、力の入れどころとしては「反語」」だと思われます。
予習シリーズ5年下国語第4回 詩 手紙文の約束事
- 基本問題のポイント
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- まず前提として表現技法は全て抑えましょう。とりあえず、表現技法にであったら「あっ、これだ!」と覚えるレベルで大丈夫です。基本問題は「朝のリレー」でかなり有名なものですね。問十はかなり難しいですね。詩の何が難しいかといえば、情報が少なすぎることです。そんな願いを込められたかを少ない情報をもとにして推測する必要があります。ヒントをお伝えすると「若者」です。若者が地球をリレーしていってどうして欲しいのか?ということを考えると良いでしょう。全くわからない場合は仕方ありませんが、この模範解答はこういう場合の国語的な模範解答になりますので、記憶しておく必要があります。大問2の「水」は比較的首尾よく解けるかと思います。
- 発展問題のポイント
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- 大問1の「ゆずり葉」がメインです。大問2は比較的わかりやすいです。「ゆずり葉」の方は中学校に上がれば国語の授業で最初に習う学校も多いかと思います。内容的には親から子へといろんな物が受け継がれていくが、今はそれには気が付かずに大人になったらそれに気づきますよという内容です。つまり、親になって子供たちにいろんなものを譲っていくという内容です。このことがわかれば最後の記述は問題なくできるでしょう。逆に問三の記述の方が難しいでしょうか。なぜ幸福なのか?幸福とはプラスですから、子供たちにとってこの詩でプラスなことは何なのか?を考えることから始めると良いでしょう。詩は入試に直接関係がなくても思考力をつけるためには絶好の材料ですから、設問に正解する云々以前にいろいろと考えることが大事です。
- 手紙の約束事のポイント
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- 入試としてみた場合には多くの人は必要がないでしょう。説明や授業で解説を受けたところで「?」となることが多いかと思われます。きちんと学習するという前提ならば、まずは例文を見て、実際に自分で書いてみることが重要でしょう。それでないと、習得しずらいところかと思います。
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