【予習シリーズ4年上 第3・4回】説明文・論説文(1)(2)【進塾】

2026年10月7日

【予習シリーズ4年上 第3・4回】説明文・論説文(1)(2)【進塾】

【予習シリーズ4年上 第3・4回】説明文・論説文(1)(2)

〜接続語・指示語を得点源に、記述は「短い結論→肉付け」で書く〜

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1. はじめに:この記事を読んで得られるメリットと実戦力

予習シリーズ4年上の第3回・第4回は、国語の読解が物語文から説明文・論説文に切り替わる2回です。学習のテーマは、第3回が「接続語」、第4回が「指示語」で、どちらも文と文のつながりを読み取る力を鍛えます。あわせて、知識分野として第3回は「送りがな」、第4回は「国語辞典の使い方」を学びます。

【本記事を読むメリット】
この記事を読むことで、接続語・指示語を「どこに注目して」「どう使って」解けばよいかが分かります。また、説明文の記述問題で手が止まったときの「短い結論から考えて肉付けする」方法も具体的に押さえられます。知識分野をどこまで深く取り組むべきかの目安も分かります。

2. 第3回:説明文・論説文(1) 送りがな

第3回のテーマは「話のつながり」の1つめ、接続語です。テキストには、接続語の種類と役割が一覧になっています。日本語の話なので、例文を読めば概念はおおよそ分かるでしょう。大切なのは、読解や設問にどうつなげるかです。

接続語に注目して、答えの根拠になる部分を見つける

説明文では、線を引いておくと設問に結びつきやすい部分があります。接続語は、その目印になります。

  • 「しかし」(逆接):前の内容を否定して、筆者の強い主張がくることが多いため、出題の対象になりやすい部分です。
  • 「だから」「つまり」:結論やまとめがくる合図です。まとめの用語は抜き出し問題にしやすいため、注目しておきます。
  • 「なぜなら」:理由を述べる合図です。説明文や論説文では、「傍線部はなぜですか」という問いが多いので、理由を述べる文は重要です。

💡 接続語がなくても「理由だ」と分かる力を

実際の論説文では、理由を書くのにいちいち「なぜなら」とは書きません。そのため、接続語がなくても「これは理由の文っぽい」と分かる力が必要です。「理由かな」と思ったら、印をつけて読み進めましょう。間違っていてもかまいません。正しいことをやろうとすると手が止まってしまうので、全然間違ってもよいくらいの気持ちで構いません。

意味段落分け:物語文の「場面分け」と同じ考え方

説明文・論説文を読むときに大事なのは、意味段落に分けることです。物語文の場面分けと同じで、どこにどんな内容が書いてあったかを覚えていないと、設問が解けません。現段階の小4では、答えが傍線部の前後にあることが多く、苦労はしません。しかし、その癖がついてしまうと、小6になってから成績が落ちます。これは第1回の学習指針でも述べたとおりです。

小4のうちは国語ができたのに、小6になって先生が変わったから下がった、ということはありません。国語の力がいきなり下がることはなく、最初からなかったと考えるほうが自然です。

基本問題:洪水の話と、記述の「短い結論→肉付け」

基本問題の文章は、洪水(治水)についての説明文です。日本の国土環境から生じる災害に、どう対処していくかがテーマで、旧版も述べているとおり、説明文では定番のテーマです。内容は、日本では洪水が避けられないこと、その理由(雨が多い、森林が減ったなど)、そして洪水に備える対策、という流れです。読んだあとに「洪水の原因は何だったか」と聞いてみると、子どもは頭の中で「あのあたりに書いてあったな」と思い浮かべられるようになります。

記述問題は、「実はもう1つ洪水となる原因があったのです。その原因とはどんなことですか」というものです。文章の内容がつかめていれば、山地から森林が消えてしまったことに関する該当箇所がすぐに見つかります。ただし、それだけでは短いので、肉付けします。

✍️ 説明文・論説文の記述は「短い結論から」

まず短く結論を考え、そこに理由や修飾語を足していきます。足す材料は、本文中の言葉です。本文の1〜2行をそのまま、助詞や語尾を直して書いてよいなら、それが一番安全です。この方法なら、結論さえ外さなければ、少なくとも×にはなりません。

発展問題:作文で鍛える接続語と、記述のコツ

発展問題の文章は、接続語を使いこなすには多様な思考方法が必要だ、という内容です。子どもに作文を書かせるときは、接続語を豊かにしてやることが大切だと述べています。進塾では、国語が得意かどうかは、作文を書かせるとかなり分かると考えています。男子の場合は、面倒だからと接続語を使わず、事実を並べるだけになりがちです。語彙を増やして接続語を自由に操れるようになるのが一番の近道で、特別なテクニックは要りません。

日本語では接続語が省略されていることもあります。「なぜなら」がなくても理由の文だったり、「しかし」がなくても逆接になっていたりします。省略された接続語を補いながら読めるようになるのは、強力な武器です。

旧版では、接続語を訓練するなら、「読む」よりも自分で「作る」ほうがよいと述べていました。また、読解力は「書いてあることを知っているか知らないか」に左右されるので、いろいろな文章を読むことが力になります。多くの場合、国語が極端に苦手な子は、知識が足りないところから始まります。

  • 「しかし」を使うために必要な論理構造を答える記述:本文中の言葉を使うのが基本です。「簡潔に」と指示されている場合は、本文の言葉を言い換えて抽象化する必要があるかもしれません。「読み手の予想を裏切るような論理構造」といった方向になります。
  • 「遠足の作文を書いた3年生に、上手な作文を教える」記述(50字以内):まず結論から考えます。結論は「いろいろな接続語を作文の中で使ってみよう」という内容です。それだけでは字数が足りないので、理由、修飾語、具体例などで肉付けします。ただし、肉付けは本文の内容に沿ってやることが原則です。理由が書いてあれば理由を足す。修飾語が多ければ修飾語を足す。具体例があれば具体例を盛る、という使い分けです。

知識:送りがな

ここにもいろいろな理屈が書いてありますが、理屈を意識して覚えている人はほぼいません。例を見て「ふーん」と思う程度で十分です。それよりも、設問を解いて間違えたものを、何度も目にするほうが効率的です。

やるなら、ちゃんとやる。適当にやるなら、やらないほうがましです。できているのに下手に手を出すと、混乱するからです。数問の間違いなら、そこだけ直して終わりです。もし8割方間違えるようなら、理屈の問題というより、読書量や文字を見る機会が足りなすぎる可能性が高く、結構ピンチです。(進塾講師の見解)

3. 第4回:説明文・論説文(2) 国語辞典の使い方

第4回のテーマは、話のつながりの2つめ、指示語です。テキストには指示語の話が書かれているだけで、読解のときにいちいち「指示語だぞ」と考える必要はありません。指示語が出るたびに「これは何だっけ」と迷うようなら、そもそも日本語が読めていないことになってしまいます。

指示語は「後ろを見てから、前を探す」

設問を解くときには、指示語の後ろの言葉を見てから、前に戻って探すのが基本です。たとえば「それは勉強で使う道具だ」という文があるとします。この「それ」とは何か、と考えると、文房具、教科書といった答えが思い浮かびます。このように、後ろの内容を手がかりに前から探すのがコツです。指示語が後ろを指す場合もありますが、例外中の例外なので、その場合は読めば分かります。

🎯 指示語・接続語は「計算問題」と同じ得点源

国語の指示語問題と接続語問題は、算数でいう計算問題にあたります。確実に得点したく、間違えてはいけない問題です。短い時間で素早く正解にたどり着きたい設問なので、「前から探す」という発想を持って解くのと、なんとなく探すのとでは、まったく違ってきます。

基本問題:お米の歴史と、指示語の例外

基本問題の文章は、お米(稲作)の歴史を説明するもので、旧版でも身近なものを扱った説明文はよく出題されると述べています。

  • 問2「そこ」:指示語「そこ」は場所のことなので、前から場所を探せばすぐ解けます。
  • 「このような植物」とは何か:これも指示語の問題です。「どんな植物ですか」と問いかけながら前を読むと、すぐ見つかります。
  • 問7「そこ」が指す内容を20字以内で答える:ここが、先ほどの例外です。この場合の指示語は、場所ではありませんでした。場所ではないので、きちんと考える必要があります。旧版では、まず「場所を指す『そこ』ではない」と気づくことが大切で、該当箇所を数直線のように図解して、「〜間」「〜期間」といった言葉を当てるやり方を紹介しています。

問7は、野生の稲が作物になった、という内容がすぐに思い浮かぶかもしれません。ただ、それだけでは短すぎます。肉付けするときのコツは、同様の内容を言い換えている部分を本文から探すことです。今回は、段落の最初に指示語がありました。ということは、前の段落に同じような話題があるはずだと期待して、前の段落を読むと見つかります。

🔍 答えが短いときの肉付けの順番

(1)理由が書いてあれば足す。(2)修飾語が書いてあれば足す。(3)具体例があれば足す。どれもなければ、同じことを言い換えている別の箇所を探して足します。指示語から始まる段落なら、前の段落が探す場所の候補です。

発展問題:ミツバチの体内時計と、名詞を探す指示語問題

発展問題の文章は、ミツバチの体の中に時計がある、という内容を、実験の過程を通じて説明するものです。理科的な内容が続くため、苦手な子は読むのが苦痛かもしれません。ただ、国語は好き嫌いや興味の有無にかかわらず出題されるので、嫌いな内容でも読まなければなりません。

説明文・論説文は、答えが本文に必ず書いてあるので、基本的には難しくありません。旧版では、実験は事実の積み重ねなので、漠然と読んでいると途中で内容を見失いがちだと注意しています。また、選択肢問題はこの時期には選びにくいので、必ず根拠(今回なら「ミツバチは確かに時刻を覚える」)を明確にして選ぶ癖をつけるよう勧めています。

指示語の問題(問1)は、「これ」が指している内容を、文章中の言葉を使って書くものです。「これ」は名詞なので、名詞を探すのがコツです。後ろを見ると、ミツバチの行動に影響を与えているものは何か、という問いかけで探せます。ただし、単語では見つからず、「感知することができないもの」といった形になります。ここでも、まず結論的なところを探して、前後で肉付けするとよいでしょう。

知識:国語辞典の使い方

この分野は、実際に国語辞典を使ってみることが大事です。組分けテストなどで出ると厄介なので、細かいルールの把握が必要です。ルールはテキストに書いてあるとおりです。解くときは、各言葉の上から1つずつ、丁寧に検討するようにすると、ミスが防げます。

入試で出すかどうかは学校によります。出す学校はありますが、メジャーな学校ではあまり見かけません。(進塾講師の見解)クラス分けテストや週テストが気になる場合は、きちんとやったほうがよいでしょう。ただ、受験全体を考えれば、ここに労力を割くよりも、算数の計算問題で間違えない、社会を完璧にするほうが、費用対効果は高いといえます。

4. まとめ・解説動画(タイムスタンプ付き)

第3・4回は、国語の読解が物語文から説明文・論説文に移り、「接続語」「指示語」で文と文のつながりを読む練習をする2回です。接続語・指示語は、算数でいえば計算問題にあたる得点源です。また、記述問題は短い結論から考え、本文の言葉で肉付けする方針が一貫しています。知識分野(送りがな・国語辞典)は、問題が解ければ十分で、費用対効果を考えて取り組みましょう。

📺 動画インデックス:各回の解説へ直行

以下の「▶ 再生開始」ボタンをクリックすると、それぞれの回の国語の解説が始まる秒数から直接再生されます。お子様の復習や、家庭学習での親御様の確認にぜひご活用ください。

学習回主なテーマ解説を再生する
第3回 説明文・論説文(1)/送りがな ▶ 再生開始 (6:27〜)
第4回 説明文・論説文(2)/国語辞典の使い方 ▶ 再生開始 (6:52〜)

※YouTubeアプリまたはブラウザが起動し、指定の時間からご視聴いただけます。

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