2025年4月3日
日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学の入試方式|各大学の選抜方法・科目・配点など徹底解説
1. 日本大学の入試方式
日本大学は、多様な入試方式を採用しており、受験生は自分の得意分野や志望学部に合わせた方式を選ぶことができます。ここでは、一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜(AO入試)、そして自己推薦選抜の4つの主要な方式について詳しく解説します.
日本大学の一般入試には、以下の4つの方式があります:
試験科目は方式や学部によって異なりますが、A個別方式およびN全学統一方式では、概ね各科目が均等に配点される(例:各100点、合計300点満点)が基本です。配点や科目の比重は、学部・日程によって若干の変動があります.
おすすめ受験生:
A個別方式は志望学部ごとの対策に専念したい人、N全学統一方式は1回の試験で複数学部・学科を併願したい人、C方式は共通テストの得点に自信がある人、CA方式は両面で実力を発揮したい人に向いています.
学校推薦型選抜は、学校長の推薦に基づく入試制度で、指定校制と公募制の2種類があります.
AO入試では、学力試験だけでなく、出願者の資質や意欲を総合的に評価します。各学部で定められた出願要件(例:志望分野への強い意欲、課題提出、事前面談など)を満たす受験生を対象に、志望理由書、面接、場合によっては小論文やプレゼンテーションなどで評価されます。筆記試験はごく簡易なものか、実施されないケースもあり、高校での活動実績や熱意が重視されます。専願制(合格後の入学が前提)となるため、第一志望として日本大学に進学する強い意欲を持つ人に適しています.
自己推薦選抜は、日本大学独自の推薦型入試で、AO入試とは別枠で実施されます。高等学校卒業(見込み)者で、各学部が定める出願資格(例:一定の評定平均や顕著な課外活動実績など)を満たす受験生を対象に、自己推薦書や活動報告、面接(必要に応じ小論文)による総合評価が行われます。高校からの推薦状は不要で、自らの強みや個性をアピールできる点が特徴です。合格すれば確実に入学する意思が求められます.
日本大学 入試方式一覧表
選抜方式 | 試験内容・評価方法 | 科目・配点例 | 備考 |
---|---|---|---|
一般選抜(A個別方式) | 各学部独自の筆記試験 |
文系: 国語・英語・地歴/公民または数学(各約100点、計300点満点) 理系: 数学、理科、英語 |
学部ごとに科目構成が異なる |
一般選抜(N全学統一方式) | 統一試験(同一日に同一問題で複数学部併願可能) | 基本的にはA個別方式と同様の科目構成 | 複数学部への併願が可能 |
一般選抜(C共通テスト利用方式) | 大学入学共通テストの得点のみで判定 | – | 共通テスト得点に自信がある受験生向け |
一般選抜(CA共通テスト併用方式) | 共通テスト得点と独自試験の併用 | – | 両面で実力を発揮したい人向け |
学校推薦型選抜 (指定校・公募制) |
書類審査、面接、小論文等 | – |
指定校推薦は実質合格保証、 公募制推薦は評定平均等で選考 |
総合型選抜(AO入試) | 書類審査、面接、場合により小論文・プレゼンテーション | – | 筆記試験は簡易または実施しない |
自己推薦選抜 | 自己推薦書、活動報告、面接等による総合評価 | – | 学力試験はなし、確実な進学意思が必要 |
2. 東洋大学の入試方式
東洋大学は、受験生の多様なニーズに応えるため、一般選抜、総合型選抜(AO入試)、および学校推薦型選抜といった多彩な入試方式を採用しています。各方式は、学力試験だけでなく、面接や提出書類、実技など多角的な評価を行い、受験生の個性や実績を幅広く判断します.
東洋大学の一般選抜には、以下の4つの方式があります:
東洋大学の総合型選抜は、出願時に専願(合格後は入学が前提)となる方式で、主に以下の2種類に分かれます:
東洋大学では、指定校推薦と公募制推薦の2種類の学校推薦型選抜が実施されています.
東洋大学 入試方式一覧表
選抜方式 | 試験内容・評価方法 | 科目・配点例 | 備考 |
---|---|---|---|
大学入学共通テスト利用入試 | 共通テスト得点のみで判定 | 各学科指定の教科(3~5科目)の得点換算 | 国公立志望、私大個別試験の負担軽減 |
一般入試(大学独自試験) | 独自の学力試験による評価 | 例:英語・国語・選択科目(地歴公民 or 数学 or 理科)各約100点、計300点満点 | 標準的な学力試験で勝負したい人向け |
多面的評価入試 | 調査書、自己PR、面接、プレゼンテーション等で評価 | – | 学力以外の実績も重視、不得意科目との差がある人向け |
実技入試 | 実技科目の得点(100~200点)+小論文/基礎学力テスト等 | – | スポーツ・芸術など特定分野の技能が秀でている人向け |
AO型推薦入試 | 書類選考、面接、プレゼンテーション等で評価 | – | 専願制、第一志望の受験生に有利 |
自己推薦入試 | 書類審査、小論文、面接等による総合評価 | – | 学力試験はなし、自己表現が得意な人向け |
指定校推薦 (推薦入試) |
書類審査、面接(場合により小論文・実技) | – | 指定校対象、学力試験免除、合格後入学確約 |
公募制推薦(基礎学力テスト型) | 調査書+基礎学力試験・面接 | – | 一般入試より早期合格可能、併願可 |
4. 専修大学の入試方式
専修大学では、受験生が自分の得意分野や進学戦略に合わせた選択ができるよう、複数の入試方式を実施しています。ここでは、大学入学共通テスト利用入試、一般選抜、学校推薦型選抜(推薦入試)、および総合型選抜(AO入試)の各方式について詳しく解説します.
専修大学の共通テスト利用入試は、共通テストの成績のみで合否が判定される方式です。前期・後期の2期にわたり実施され、前期は全学部対象、後期は経済、法、経営、商、文学(英米文のみ)およびネットワーク情報学部で行われます。各学部・学科で要求される科目数や配点は異なりますが、一般的には主要科目(外国語・国語)が各200点、選択科目が各100点とする配分が多く採用され、共通テストで高得点を取った受験生に有利な方式です.
専修大学の一般選抜は、大きく「全国入学試験(スカラシップ入試含む)」と「前期入学試験」に分類されます.
全国入学試験: 2月初頭に全学部共通で実施され、全国17会場で受験可能です。英語・国語が必須で、選択科目として地歴または数学から1科目を選び、全体で3科目で受験します。さらに、同日に成績優秀者を対象としたスカラシップ入試が実施され、上位者には奨学金が授与されます.
前期入学試験: 2月上旬に実施される入試では、全学部入学試験(統一試験)と学部個別入学試験に分かれます。学部個別入学試験では、例えば経営・商学部での3教科同一配点(A方式)、経済学部で選択科目重視(B方式)、商学部・文学部で国語重視(D方式)、文学部英米文学科で英語単独(E方式)、ネットワーク情報学部で2教科数学重視(F方式)など、受験生の得意分野に応じた多彩な試験パターンが用意されています。各方式の配点は300点~400点満点程度、科目ごとの試験時間は基本60分ずつとなります.
専修大学の推薦入試には、指定校制と公募制の2種類があります。
指定校推薦: 専修大学と指定校協定を結ぶ高校の推薦枠で、各学科ごとに定められた評定平均などの条件を満たす生徒が対象です。書類審査と面接中心の選考で、原則として学力試験は免除され、合格後は入学が確約されます.
公募制推薦: 経営学部と商学部で実施され、指定された評定平均条件(例:4.0以上)を満たす現役生が、調査書、志望理由書、小論文、面接などで選考されます.
専修大学の総合型選抜は、各学部・学科ごとに実施され、2025年度は経済学部(国際経済学科)、ネットワーク情報学部、国際コミュニケーション学部(異文化コミュニケーション学科)で募集があります。出願資格は各学科で細かく定められており、英検などの資格取得や一定の評定平均が要求されます。評価は書類、面接、プレゼンテーション、小論文など、学力試験以外の要素を重視して行われ、志望動機や独自の経験をアピールすることが求められます。専願制であるため、専修大学で学ぶ決意が固い受験生に適しています.
専修大学 入試方式一覧表
選抜方式 | 試験内容・評価方法 | 科目・配点例 | 備考 |
---|---|---|---|
共通テスト利用入試(前期・後期) | 共通テストの得点のみで判定 | 主要科目:各200点、選択科目:各100点(学部・学科により異なる) | 前期は全学部対象、後期は一部学部のみ |
全国入学試験(一般選抜) | 全学部共通試験(2月初頭)+スカラシップ入試 | 英語・国語必須、選択科目:地歴または数学(全3科目) | 全国17会場、奨学金制度あり |
前期入学試験(学部個別入試) | 各学部ごとに異なる方式(A, B, D, E, F方式等) | 方式により300~400点満点、各科目60分程度 | 自分の得意科目で選択可能、複数方式出願可 |
指定校推薦(推薦入試) | 書類審査・面接 | – | 指定校対象、学力試験免除、合格後入学確約 |
公募制推薦(推薦入試) | 書類(調査書・志望理由書)、小論文、面接等 | – | 評定平均条件を満たす現役生向け、早期合格が可能 |
総合型選抜(AO入試) | 書類、面接、プレゼン、小論文等による総合評価 | – | 専願制、特定分野の実績・志望動機重視 |
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