2025年3月20日
MARCHの入試方式|各大学の選抜方法・科目・配点など徹底解説
1. 明治大学の入試方式
明治大学は、一般選抜(学部別日程・全学部統一日程)、共通テスト利用入試、学校推薦型選抜、総合型選抜の4方式を採用しています。各方式は試験科目、試験時間、出題傾向、配点、難易度が異なり、受験生の実力と個性を多面的に評価します。
この方式は、各学部が独自に設定する筆記試験で、国語、外国語、選択科目の3科目が出題されます。試験時間は約120~150分。出題傾向は記述問題が中心で、配点は国語100点、外国語は場合により150点、選択科目は100点前後。基礎力と応用力を問うため、しっかりと準備できる受験生に最適です。
全学部で統一されたマークシート方式の試験で、国語、外国語、選択科目が均等配点(各100点程度)で出題されます。試験時間は約120分で、複数学部併願が可能。シンプルな構成ながら、基礎学力の安定した力を求められるため、計画的な学習ができる受験生に向いています。
大学入学共通テストの得点を基に、各学部が独自の換算方法で合否を判定します。出題科目は、国語、外国語、選択科目などで、試験時間は共通テストと同等です。配点換算により、受験生は自分の得意科目で高得点を狙える戦略的な出願が可能です。
高校からの推薦に基づき、調査書、面接、小論文などで総合的に評価する方式です。筆記試験はなく、日々の成績や出席、活動実績が重視され、実績をしっかり示せる受験生に向いています。推薦枠の獲得が鍵となります。
AO入試では、自己推薦書、志望理由書、面接、プレゼンテーション、課題作文などを通して、学力以外の個性や意欲を多面的に評価します。試験形式は柔軟で、創造力やコミュニケーション能力に自信がある受験生に特におすすめです。
明治大学 入試方式一覧表
選抜方式 | 試験内容・評価方法 | 科目・配点例 | 備考 |
---|---|---|---|
一般選抜(学部別日程) | 大学独自試験を各学部ごとに実施 | 主に3科目(例:国語【現代文・言語文化※漢文除く】、外国語、選択科目)。 合計300~350点(場合により外国語が150点になることも) |
学部ごとに科目選択や試験内容が異なる |
一般選抜(全学部統一日程) | 全学部共通の統一試験(マークシート方式)を実施 | 3科目(国語・外国語・選択科目)、 各100点、合計300点 |
複数学部併願がしやすい方式 |
共通テスト利用入試 | 大学入学共通テストの成績を利用して合否判定 | 例:3科目型(国語・外国語・選択1科目を各200点換算、計600点) や5科目型(各200点換算、計1000点)など |
英語はリーディング・リスニングの高得点方式。 学部ごとに科目選択条件・換算方法が設定される |
学校推薦型選抜 | 高校の推薦(指定校など)に基づく 書類審査、面接・小論文等で選抜 |
試験科目は課さず、 調査書や評定平均、出席状況等で評価 |
出願条件を満たした受験生が対象となる |
総合型選抜(AO入試) | 自己推薦書、志望理由書、面接、 プレゼンテーション、課題作文等による多面的評価 |
筆記試験は実施しない | 学部により名称や評価方法が異なる |
2. 青山学院大学の入試方式
青山学院大学は、一般選抜(個別学部日程・全学部日程)、共通テスト利用入試、学校推薦型選抜、総合型選抜の4方式で入試を実施。各方式は科目構成や出題傾向が異なり、英語や文系科目の特性が反映され、受験生の多様な才能を評価します。
個別日程方式では、最大4パターンの出題方法が採用され、国語と英語を中心に、場合によっては外部検定スコアも活用されます。試験時間は約120分前後で、配点は全体で約300点。学部ごとの特色を出すため、専門性を活かせる受験生に向いています。
統一日程方式では、全学部で同一のマークシート試験を実施し、国語、外国語、選択科目が均等配点で出題されます。試験時間は約120分で、併願が可能なため、効率的に受験戦略を立てたい受験生に適しています。
大学入学共通テストの成績を各学部が独自に換算して評価する方式です。試験自体は共通テストと同様の形式で、特に英語のリーディング・リスニングが重視されます。得意科目で高得点を狙える戦略的な受験生におすすめです。
指定校推薦や公募制推薦で実施され、調査書や面接、小論文で総合評価を行います。筆記試験がないため、日々の成績、部活動や社会貢献実績が評価され、実績をしっかりアピールできる受験生に最適な方式です。
AO入試では、自己推薦書、面接、プレゼンテーションなどを通して受験生の個性や意欲を評価します。試験内容は学部ごとに異なり、創造性やコミュニケーション能力を重視するため、自己表現に自信がある受験生に大きなチャンスを提供します。
青山学院大学 入試方式一覧表
選抜方式 | 試験内容・評価方法 | 科目・配点例 | 備考 |
---|---|---|---|
一般選抜(個別学部日程) | 各学部で独自の方式を採用(最大4種類の組み合わせ例あり) | 主に2~3科目。例:英米文学科は国語100点+英語200点(合計300点)など。 英語外部検定利用の場合は大学独自英語試験が免除 |
学科ごとに採用方式や評価対象が異なる |
一般選抜(全学部日程) | 全学部共通の統一試験(マークシート方式) | 3科目(国語・外国語・選択科目)、 各均等配点(計約300点) |
受験機会増加、受験料負担軽減の効果あり |
共通テスト利用入試 | 大学入学共通テストの成績のみを利用して判定 | 3科目型(300~600点)~最大6科目型(約800点)など、 科目数により満点が異なる |
複数学部への併願出願が可能 |
学校推薦型選抜 | 指定校推薦または公募制推薦による 書類審査、面接、小論文等 |
試験科目は不要 | 合格後は入学が確約されるため、 入学意思確認期限が設定される |
総合型選抜(AO入試) | 書類選考、面接、小論文、 プレゼンテーション等で多面的に評価 |
– | 学力試験は課さず、 英語資格やボランティア経験などが 加点要素となる場合もある |
3. 立教大学の入試方式
立教大学は、全学部日程方式と文学部個別日程方式を採用し、一般選抜、共通テスト利用入試、学校推薦型選抜、AO入試の各方式で受験生を多角的に評価します。各方式は試験科目や出題傾向に特徴があり、基礎学力と専門性の両面を問います。
全学部共通の試験形式では、国語と選択科目が中心に出題され、試験時間は約120分。各科目は均等配点で、総得点は300~400点前後が目安です。論理力と読解力を問うため、基礎学力に自信のある受験生に適しています。
文学部個別日程方式は、伝統的な筆記試験で国語、英語、選択科目の3科目を実施。試験時間は約120分で、特に英語の運用能力が重視されるため、語学力に自信がある受験生におすすめです。
大学入学共通テストの成績を基に、各学部が独自の換算方式で合否を判定します。3科目型や6科目型など、受験生の得意分野を活かせる方式で、全体の基礎力と応用力が求められる難易度となります。
高校での成績や活動実績、面接や小論文により総合評価が行われ、筆記試験は免除されます。自己表現や日々の成果をしっかりアピールできる受験生に向いており、推薦枠獲得がカギとなります。
AO入試は、自己推薦書、面接、グループディスカッションなどを通して受験生の個性やリーダーシップを評価します。試験形式は柔軟で、創造性やコミュニケーション能力を発揮できる受験生に特に適した方式です。
立教大学 入試方式一覧表
選抜方式 | 試験内容・評価方法 | 科目・配点例 | 備考 |
---|---|---|---|
一般選抜(全学部日程) | 大学独自試験(英語試験は課さない方式) 文系は国語+選択科目、理系は数学・理科等 |
各科目約100点程度、合計300点前後。 英語は共通テストまたは外部検定スコアで評価 |
英語は別途評価となる |
一般選抜(学部個別日程:文学部のみ) | 大学独自の英語試験を実施。 国語・英語・選択科目の3科目方式 |
各約100点、合計300点前後 | 伝統的な方式を継続 |
共通テスト利用入試 | 共通テストの成績を利用。 3科目型、6科目型、理学部限定4科目型など |
例:3科目型は300~400点、 6科目型は約600点 |
2025年度から「情報Ⅰ」が選択科目として導入 |
学校推薦型選抜 | 指定校推薦および公募制推薦による 書類審査・面接 |
試験科目は不要 | – |
総合型選抜(AO入試) | 書類選考、面接、課題論文、 グループディスカッション等による多面的評価 |
– | 学力試験は実施せず、 学部ごとに評価方法が異なる |
4. 中央大学の入試方式
中央大学は、学部個別日程方式を中心に、共通テスト利用入試、学校推薦型選抜、総合型選抜の各方式を実施。各学部ごとに試験科目と配点に違いがあり、受験生は自分の得意分野に合わせた戦略が求められます。
この方式では、文系は国語・外国語・地歴公民、理系は外国語・数学・理科の組み合わせで出題され、試験時間は約120分。配点は300~350点前後で、実力と論理的思考力を問われるため、安定した基礎力を持つ受験生に向いています。
大学入学共通テストの得点を独自に換算し、各学部の配点体系に基づいて評価されます。国語、数学、外国語が中心で、受験生は幅広い学力を発揮できる必要があり、総合力が求められる方式です。
高校での評定平均や活動実績、面接を通じた総合評価で選抜が行われ、筆記試験は実施されません。実績を積んでいる受験生や人物評価に自信がある学生に適しており、推薦枠での競争が中心です.
AO入試では、自己推薦書、面接、プレゼンテーションなど多角的な評価を行います。各学部の求める人物像に合わせた選考基準があり、論理力や創造性を発揮できる受験生に大きなチャンスがある方式です。
中央大学 入試方式一覧表
選抜方式 | 試験内容・評価方法 | 科目・配点例 | 備考 |
---|---|---|---|
一般選抜(学部個別日程) | 各学部で独自試験を実施(主に3科目受験) | 文系:外国語・国語・地歴公民(1科目選択)、 理系:外国語・数学・理科。 合計300~350点程度。一部学科は英語高配点 |
2025年度から英語外部試験利用方式が拡充。 複数学部併願が可能 |
共通テスト利用入試 | 大学入学共通テストの得点を利用して判定 | 例:3科目型で合計400点、5科目型で500点など、 科目数により換算方法が異なる |
学部ごとに科目選択や配点設定が異なり、 2025年度より「情報Ⅰ」も追加 |
学校推薦型選抜 | 指定校推薦および一般公募推薦による 書類審査、面接等 |
試験科目は課さず、 評定平均や面接評価などで総合判断 |
出願条件として各種基準が設定される |
総合型選抜(AO入試) | 書類選考、面接、課題論文、 プレゼンテーション等による多面的評価 |
– | 各学部で評価項目や加点要素が異なる |
5. 法政大学の入試方式
法政大学は、一般選抜(A方式、T日程、英語外部試験利用方式)、共通テスト利用入試、学校推薦型選抜、総合型選抜の多彩な方式を展開。各方式は科目や試験時間、配点に違いがあり、受験生は学力だけでなく個性や実績を総合的に評価されます。
A方式は、各学部が個別に実施する筆記試験で、文系は外国語、国語、地歴公民、理系は外国語、数学、理科が基本です。試験時間は約120分、配点は300~350点。基礎学力に加え、各学部独自の専門性が求められるため、しっかり準備できる受験生に適しています。
T日程方式は、全学部で統一された試験形式で、文系は英語と選択科目の2科目中心に出題されます。さらに、外部英語検定スコアを活用するため、英語力が高い受験生に有利。試験は約120分で、シンプルな出題ながら効率的な受験が可能です。
共通テスト利用入試は、大学入学共通テストの得点を基に各学部が独自の換算方法で評価する方式です。B方式は3科目型、C方式は5~6科目型があり、各科目は原則200点満点換算。受験生は幅広い教科でバランス良く得点を伸ばす必要があります。
法政大学の学校推薦型選抜は、指定校推薦を中心に実施され、調査書や面接、小論文で総合評価されます。筆記試験は行われず、評定平均や活動実績が重視されるため、日常の努力がそのまま評価に反映される受験生に向いています。
AO入試では、自己推薦書、面接、プレゼンテーション、課題作文などを用いて、受験生の多様な才能と意欲を評価します。各学部で求める人物像に合わせた選考基準があり、学力以外の魅力をアピールできる受験生に大きなチャンスがある方式です。
法政大学 入試方式一覧表
選抜方式 | 試験内容・評価方法 | 科目・配点例 | 備考 |
---|---|---|---|
一般選抜(A方式〈個別日程〉) | 各学部で独自試験を実施 | 基本は3科目(文系:英語・国語・地歴公民、理系:英語・数学・理科)。 例:各科目100点(計300点)または英語150点+他100点ずつ(計350点) |
学部ごとに科目設定や配点が異なる。 一部文系は2科目制の場合も |
一般選抜(T日程〈統一日程〉) | 全学部が同一日に実施する統一試験 | 文系は英語+選択1科目(2科目)、 理系は数学+理科など。 基本各100点(英語高配点の場合も) |
T日程合格で個別試験が不要。 併願受験が容易 |
一般選抜(英語外部試験利用方式) | 外部英語試験(TOEIC、英検等)の スコアを換算し、大学独自英語試験が免除 |
例:英語外部試験得点150点+国語100点+地歴100点=350点 | 英語の外部試験で高得点の受験生に有利 |
共通テスト利用入試(B方式) | 大学入学共通テストの3科目型利用 | 多くの場合、合計300点前後に換算 | 2025年度より「情報Ⅰ」追加の可能性あり |
共通テスト利用入試(C方式) | 大学入学共通テストの5教科6科目型利用。 幅広い学力を測定 |
総合で500~600点程度になる学部が多い | 情報Ⅰは出題されず、 国公立併願志望者にも利用される |
学校推薦型選抜 | 指定校推薦または公募制推薦による 書類審査、面接等 |
試験科目は不要 | 評定平均や活動実績が重視される。 合格後は進学が前提 |
総合型選抜(AO入試) | 書類選考、複数回の試験(小論文、 プレゼン、グループディスカッション、面接等) |
– | 学力試験は課されず、 各評価項目に基づく総合評価で判定 |
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