2019年5月8日
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◇大学受験理系英語における英文法
みなさん、こんにちは。大学受験部責任者の土方裕典です。今回も前回コラムに引き続き、大学受験理系学部の英語についてのコラムになります。今回は包括的なお話ではなく、理系英語における英文法・語法問題にフォーカスした内容になります。速読力・情報分析能力・専門的な語彙力が求められる理系英語ですが、もちろん大学受験英語の基本である英文法・語法問題は出題されます。ただ、出題方法が多岐に渡っているのが大学受験理系英語の特徴といえます。純粋に4択形式の英文法・語法問題として出題されるパターン、英文読解の設問のなかで、英文の整序問題として出題されるパターン、同じく英文読解問題の設問として空所補充問題として出題されるパターンなどが挙げられます。難易度としてはどれも基本・標準レベルから中堅私大レベルの問題がほとんどです。だからこそ、英文法・語法問題はしっかり学習してさえいれば、全問正解を目指すことができるセクションといえます。ただ、理系学部への進学を考えている生徒は、英文法・語法問題を軽視してしまう傾向があり、センター試験の大問②や、一般入試においてもなかなか正答率が高くないデータもあり、大学受験における理系英語の落とし穴といえる単元といえるでしょう。
◇なぜ、大学受験理系英語の英文法・語法問題に正答できないのか?
その一番の理由はずばり、大半の理系進学希望者の英語学習は問題集・参考書の問題の答えの丸暗記に留まってしまっているからです。つまり、応用力がない。言い換えれば、基礎的な英文法・語法問題でも、普段見慣れている問題集通りの設問内容ではないと、どの知識を使って問題を解くべきなのかがわからないということになります。学習とはいえない、典型的に考えない勉強をしてしまっているのです。これが理系に進学し、英語を苦手としている生徒に本当に多いです。数学や物理・化学と同様に英語もただ公式にあてはめていれば正解にたどり着けるわけではないということを強く主張したいです。では、どうのようにすればよいか?それは簡単です。日常的に考える英文法・語法学習をすればよいのです。
◇考える英文法・語法問題学習とは?
過去のコラムを見てもらえれば、私の主張の一貫性を知っていただけると存じますが、大学受験の英語学習にもっとも必要なことは「考える」ということです。理系の生徒の合理的な思考は英文法・語法問題にも同じように使えるのです。数学の証明問題にたとえてみればわかっていただけると思います。一つの定理だけを単独で用いて、証明問題を解くことができないように、大学受験英語の英文法・語法問題も複数の知識を用いて、やっと正答にたどり着くことができるのです。それには時間というより、英文法・語法理解の質が大事です。「どうして、この選択肢を消すことができるのか」や、「この設問に対しては、動名詞だけではなく、不定詞・分詞の知識を使う、準動詞の総合問題だ」など、身につけたものを的確にアウトプットすること、これが一番必要な実践的な英文法・語法学習になります。特に、設問に対し、「人に説明することができる」レベルを求めてください。
◇理系英語こそ趣旨を理解すること
大学受験はとても長く、勉強量も膨大です。文系に進学した私では。計り知れないほど理系学問は難解であることは重々承知しています。だからこそ、理系英語でわずらってほしくないのです。効率的な学習の手引きをこそ理系進学希望者には必要です。進塾では個人のレベルにあわせた英文法・語法問題演習を用意しております。適切なインプット・アウトプット学習法を是非学びに来てください。
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