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苦手を得点源にするために~社会という科目の捉え方を添えて~

2019年4月22日

はじめに

。今回は普段主に担当している中学・高校生に向けて、というわけではなく、小学生の君たちにもコラムを読んでほしいと思い、シリーズとして連載できる題材の記事にしてあります。タイトルにもあるとおり、今回のテーマは社会を得意科目にしてもらうための学習法に関する内容になります。中学受験でも大学受験でも「暗記科目」として捉えられてしまいがちな社会の誤解を解くために、私のオススメの学習法を紹介しながら解説していきたいと思います。

社会はただの暗記科目ではない!!

これは中学受験を志す小学生の君たちだけではなく、大学受験を志す中学・高校生の諸君、そして親御様にもよくいらっしゃいますが、社会という科目を暗記科目として捉えられてはいませんか?もしそうだとしたら、入試本番では差がつかず、誰でも高得点を取ることのできるお手頃科目になってしまいませんか?しかし、実際そうではないのはお気づきのことでしょう。では、何で差がついているのか。それは、中学受験、大学受験双方に共通していえるのですが、キーワードとの関連知識を頭のなかで整理できているかです。出題される設問は、複数個のキーワードを関連付けたテーマ別に作られているといえます。そのテーマを見抜き、自分の知識を使って問題に取り組むことが社会という科目です。つまり、設問者の意図を読み解き、覚えた知識を活用することこそ、社会の勉強で必要不可欠なのです。これがただの暗記科目ではないと私がいう所以です。特に大学受験レベルでは自分が設問を作ることができるほどの理解力と思考力が必要になります。

テーマ別にキーワードを結び付けるコツ

では、一つの例として、私の大学受験を志した現役時代の勉強法・学習法をご紹介したいと思います。

①たての流れと横の流れの両方を意識すること

たとえば、日本史の「豊臣秀吉」というキーワードを上げてみよう。
小田原平定(天下統一)、太閤検地、朝鮮出兵と3つほど関連ワードが出てきますね。これがテーマの基になります。これにさらに枝付けをしてみましょう。
小田原平定→1590年、(後)北条氏、伊達政宗
太閤検地→天正の石直し、貫高制改め石高制(納税の法則化)、6尺3寸、京枡(土地の大きさを測る基準を設けた)
朝鮮出兵→文禄の役(1592年)、慶長の役(1597年)、李舜臣、水軍
などがあげられるでしょう。今あげたワードが正解の選択肢となりやすいといえるのは自明のことでしょう。このように一つの設問やキーワードを見たときに瞬間的に関連ワードをあげられるようにすることこそ、社会という科目の勉強法になります。

②必ずノートに学習の後を残すこと

よく、教科書を眺めているだけや、赤字シートでワードを隠して暗記しようとする子が見受けられますが、とても危険です。それだけで関連ワードも含めた膨大な知識を記憶の奥深くに浸透することなんてできるわけがありません。だからこそのノートなのです。私事ですが、実際にブツブツワードを唱えながら、蒼インクのペンを使って、ノートにひたすらワード書いて記憶したことを今でも思い出すことができます。それだけ濃い学習ができたのも、このやり方を徹底して授業でも実践してくださった予備校の先生のおかげです。
だからこそ、たった一回の大学受験、そのセンター試験でも選択した日本史で100点を取ることもできています。絶対的に社会という科目を得意にするためにも、以上の2点を意識してみてください。

最後に

今、社会が苦手だと思っているなら、だまされたと思ってでもいいのでこの学習方法を実践してみてください。学ぶとは真似ることが由来になっています。我流で失敗していることを認め、新しい自分に出会うためにも早く行動してみましょう。特に大学受験においては、現役の高校生は浪人生と戦わなくてはなりません。「1年間のハンデがあるから、勝てません」では、大学受験をあきらめているようなものです。そうならないようにするためにも、大学受験では早めの対策を講じる必要があると思います。是非自分でよく考えてみてください。塾での質問等もお待ちしていますから。

記事カテゴリ: コラム大学受験コラム

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