芝浦工業大学附属中学校 2025年度 第1回 理科の入試問題解説

2026年11月6日

SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW

芝浦工業大学附属中学校・2025年度 第1回 理科

放送問題3問を含む全7大問・30項目を解説します。問題冊子とあわせてご覧ください。

第1問|放送問題

(1)

エ

合力がなければ速さと向きを保つ等速直線運動になる。

(2)

イ

右向きの電車と一緒に減速する乗客には左向きに力がはたらく。

(3)

ア

減速する車内からは進行方向の右に押されるように感じる。これが見かけの力である慣性力。

第2問|水溶液と白い粉末

(1)

水素

水酸化ナトリウム水溶液A、うすい塩酸Bはどちらもアルミニウムとの反応で水素を生じる。

(2)

エ

塩酸Bは酸性。緑色のBTB溶液は黄色になる。

(3)

ア

Aには水酸化ナトリウム、C・Dには食塩または砂糖が残る。Bの塩酸とEのアンモニア水では固体が残らない。

(4)

イ

白いままで酸を加えても気体を生じないbは食塩。Cに加えても溶け残るので、Cは飽和食塩水と判断できる。

第3問|野菜の浮き沈み

(1)

ア

液体の濃さを段階的に変え、同じ野菜が浮くか沈むかを比べる。

(2)

1.05g

ニンジンの体積は70−50=20cm³。重さ21gを20で割り、1cm³あたり1.05g。

(3)

ショウガ。野菜の水分が凍って膨張したため。

常温では17÷16.7で水より密度が大きい。凍ると体積が増えて密度が下がり、浮いた。

(4)

ウ

食塩をx gとするとx÷(50+x)=0.1。xは約5.56で、最も近い5.6を選ぶ。

(5)

1.05<x≦1.10

ニンジンは10%食塩水に浮くので、食塩水1cm³の重さは21÷20=1.05gより大きい。ジャガイモは浮かないので、22÷20=1.10g以下。

第4問|電池と豆電球の回路

(1)

ア0.2、イ3.6

表の関係では電流は電池の直列個数に比例し、豆電球の直列個数で割る。並列では枝の電流を足す。

(2)

X 0.2A、Y 2.7A

Xは電池2個、豆電球6個を直列につなぐので0.6×2÷6。Yは電池3個、豆電球2個の枝が3列なので0.9×3。

(3)

豆電球3個を直列につなぐ

電池4個と電流計も直列につなぎ、一つの閉じた回路にする。表の規則では0.6×4÷3=0.8A。

(4)

①5.5A、②8列

各枝の電流は3÷枝の豆電球数。3列では3+1.5+1=5.5A。7列で約7.78A、8列で約8.15A。

第5問|鳥の骨格と卵

(1)

A セキツイ、B 体内

背骨の有無で分類し、受精が起こる場所を答える。

(2)

前腕に相当する2本の骨より先の部分を塗る

人の手首から指先に当たる部分を、図で骨のつながりをたどって特定する。

(3)

殻を作る前に受精をするん

受精した後に殻ができる。指定語の「殻」を使い、後続の「じゃない?」につなげる。

(4)

フクロウはイ、ウミガラスはウ

木の穴で産卵するフクロウには白っぽく丸い卵、崖の狭い場所で産卵するウミガラスには一端がとがった卵が対応する。

第6問|乾湿球温度計と湿度

(1)

エ

湿球のガーゼの水が蒸発するときに熱が奪われ、乾球より温度が低くなる。

(2)

43%

乾球12℃と湿球7℃の差は5℃。表2で12℃の行と差5℃の列が交わる値を読む。

(3)

1日目の15時

気温18℃、湿度28%に対応する温度差は8℃。ほかの時刻の差は7℃以下。

(4)

ウ

1日目は午後に気温が上がり湿度が下がる。2日目は午後に湿度が大きく上がる。1日目は晴れ、2日目は午後から雨という説明が合う。

(5)

①7.5、②6、③4

11℃で湿度75%なので水蒸気は1m³あたり10.0×0.75=7.5g。7℃では7.8gまで含めるが、6℃では7.3gが上限なので水滴ができる。1.1gが水滴になると残り6.4gで、4℃に対応する。

第7問|光と建物の設計

(1)

4/9倍

明るさは距離の二乗に反比例する。2mに対する3mの地点の明るさは2²÷3²。

(2)

12.56m²

光の広がりの頂角が90度なので、中心軸と境界の角は45度。光源の高さ2mが円の半径に等しく、2²×3.14=12.56。

(3)

90度

鏡を直角に置くと、光の進行方向の直交する二つの成分が一回ずつ反転する。二回反射した光は入射光と逆向きに平行になる。

(4)

エ

札幌は東京より夏の南中高度が低い。同じ長さなら軒の角度を大きくし、同じ角度なら軒を長くして、夏の日差しを遮る。

(5)

イ(40度)。日光が太陽電池の面に直角に近い角度で当たる時間が長くなるから。

南中高度は夏至約80度、春分・秋分約55度、冬至約33度。南向きの面に直角に当たる傾きの目安はそれぞれ約10、35、57度。10〜14時の図を季節ごとに読み、年間を通じて光が直角に近く当たる傾きを選ぶ。

解き直しの進め方

表では見出しと単位を確認し、実験ではどの観察結果が答えを支えるかを言葉にしましょう。

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