2026年8月21日
予習シリーズ理科5年上の進め方【四谷大塚の予習シリーズ5上第16・17回 気体①②】
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目次
1. はじめに:この記事を読んで得られるメリットと実戦力
予習シリーズ5年上第16・17回は「気体」がテーマです。第16回で気体の性質や集め方、発生方法といった前提知識をしっかり入れ、それを土台に第17回で気体の発生の計算に取り組む、という2週間セットの構成になっています。第16回の知識があいまいなまま第17回に進むと、計算の意味そのものが理解できなくなってしまうため、順序立てて理解することが大切です。
【本記事を読むメリット】
この記事を読むことで、酸素・二酸化炭素・水素という重要な3気体の発生方法を、材料と道具(触媒)の違いを意識しながら整理できるようになります。また、気体の発生の計算で欠かせない「少ない方に合わせる」という考え方も、身近な例えを通して具体的に理解できます。
2. 第16回:気体① 前提知識と気体の性質・作り方
◆気体の重要度にはメリハリをつける
第16回は、次の第17回で行う気体の発生の計算に備えて、前提知識をしっかり入れておく回です。単元はセクション1「人の生活と気体」、セクション2「気体の集め方」、セクション3「気体の性質と作り方」の3つに分かれていますが、特に重要なのはセクション1とセクション3です。セクション2の気体の集め方(水上置換・上方置換・下方置換)については、4年生の下巻ですでに触れている内容も含まれており、集め方の区別自体はそれほど苦労しないポイントです。
⭐ 気体の重要度は3段階で押さえる
数多く登場する気体を全て均等に覚えようとする必要はありません。酸素・二酸化炭素・水素の3つは重要度が最も高く、発生の仕方まで完璧に覚えておく必要があります。アンモニアと塩化水素は重要度2番目で、それ以外の気体(二酸化硫黄、窒素、アルゴン、メタン、一酸化炭素など)は、軽い知識として知っておく程度で十分です。メリハリをつけて学習の力の入れどころを決めましょう。
◆酸素・二酸化炭素・水素の作り方はシンプルに整理する
予習シリーズのテキストには気体の作り方が正確に書かれている分、かえって複雑に見えてしまう面があります。細かい化学反応式のような表現をすべて覚えようとするのではなく、「何と何を混ぜればその気体ができるか」という組み合わせをシンプルに押さえることが大切です。
🧪 3つの気体は「必要なもの2つ」で覚える
酸素は過酸化水素水と二酸化マンガン、二酸化炭素は炭酸カルシウムと塩酸、水素は塩酸と金属(アルミニウムなど)を混ぜることで発生します。まずはこの組み合わせをシンプルに覚えておきましょう。
◆二酸化マンガンは「材料」ではなく「道具」
酸素の発生で特に注意しておきたいのが、二酸化マンガンの役割です。過酸化水素水や塩酸、炭酸カルシウムのように、使うたびに減っていくものは材料にあたりますが、二酸化マンガンは使っても減りません。このようなはたらきをするものを触媒といいます。二酸化マンガンは、過酸化水素水を分解して酸素を取り出す手助けをする道具のようなもので、料理にたとえるなら、じゃがいもや卵のような材料ではなく、フライパンや鍋、包丁のような調理器具にあたります。材料は使えば減っていきますが、道具は使っても減らない、というイメージを持っておくと、この先の気体の発生の計算やグラフの理解でも忘れにくくなります。
3. 第17回:気体② 気体の発生の計算
◆水素の発生はモデルで理解する
第17回では、第16回で入れた前提知識を使って、いよいよ気体の発生の計算に取り組みます。水素の発生については、塩酸とアルミニウムに限らず、塩酸のような酸性のものだけでなく、水酸化ナトリウム水溶液のようなアルカリ性のものに金属を入れても水素は発生するという点も押さえておきましょう。
🔵🔺 塩酸とアルミニウムのモデルで少ない方に合わせる感覚をつかむ
塩酸を丸と四角、アルミニウムを三角で表すモデルを使うと理解が深まります。塩酸とアルミニウムがちょうどぴったりの量で反応する場合、アルミニウムが余ってしまう場合、塩酸が余ってしまう場合の3パターンがあり、いずれの場合も「少ない方に合わせた量」しか水素は発生しません。これは料理にたとえると分かりやすく、ハムが5枚、卵が100個あるときにハムエッグを作るとしたら、ハムの5枚分しか作れないのと同じ考え方です。この「少ない方に合わせる」という感覚が理解できていれば、化学分野の計算の半分近くは同じ考え方で対応できるようになります。
◆二酸化炭素・酸素も同じ考え方で計算する
二酸化炭素の発生も、計算の考え方は水素と全く同じです。二酸化炭素の発生量を調べる実験では、下方置換の装置(三角フラスコを2つ用意し、最後に水が入ったメスシリンダーを使う装置)がよく登場しますが、このときメスシリンダーの中に入ってくる気体を二酸化炭素だと勘違いしてしまう間違いがよく見られます。なぜそのような実験装置になっているのか、仕組みをしっかり理解しておくことが大切です。
📊 酸素だけグラフの形が変わる理由
酸素の発生に必要なのは過酸化水素水と二酸化マンガンですが、二酸化マンガンは第16回で説明した通り、材料ではなく道具にあたるため減りません。そのため、酸素の発生量を表すグラフは、水素や二酸化炭素のグラフとは形が変わってきます。この違いも、「材料は減るが道具は減らない」という第16回の考え方に立ち返って理解しておくと納得しやすくなります。
4. まとめ・解説動画(タイムスタンプ付き)
第16回で酸素・二酸化炭素・水素の発生方法と、材料と道具(触媒)の違いをしっかり理解しておくことが、第17回の気体の発生の計算を攻略する土台になります。特に「少ない方に合わせた量しか気体は発生しない」という考え方は、化学分野の計算全般に通じる重要な感覚なので、繰り返し練習して身につけておきましょう。
📺 動画インデックス:各回の解説へ直行
以下の「▶ 再生開始」ボタンをクリックすると、それぞれの回の理科の解説が始まる秒数から直接再生されます。お子様の復習や、家庭学習での親御様の確認にぜひご活用ください。
| 学習回 | 主なテーマ | 解説を再生する |
|---|---|---|
| 第16回 | 気体①(前提知識・性質と作り方) | ▶ 再生開始 (12:01〜) |
| 第17回 | 気体②(発生の計算) | ▶ 再生開始 (12:15〜) |
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