2019年4月25日
◇大学は「スタートライン」であること
本日のコラムテーマは、大学受験における進路選択についてです。いきなりですが、質問です。志望校を選択するうえで、何を最も重要に考えますか?おそらく、ほとんどの方がネームバリューや偏差値とお答えするのではないでしょうか?たしかに、大学受験が終了し、次に控えている就職活動を見越したうえで、そう考えられるのも、もちろんわかります。私自身も慶應義塾大学に進学できたからこそ、就職活動において少なからず優位に働いたことはもちろんありました。ですが、それはあくまで私の将来の夢や、目標を達成するための一つのステータスであって、すべてではありません。就職活動では、どんなことを考え、大学生活を過ごしてきたのか?また、どんな目的意識を持ち、社会に対してどんな影響を与えたいか?などの未来展望が問われるのであり、「〇〇大学の学生だから採用」ということはどんな企業においても絶対的にありえません。つまり、大学選択はそうした未来に向けた視座を持って行わなければならないのです。
◇夢・目標を定めるのが先決
先ほど述べた通り、大学受験において志望校選択をする以前に、まず将来の目標設定をすることが重要になってきます。これは何となくでも構いません。早い段階から明確な目的意識を持ってこそ、日常のモチベーションにつながり、学習への促進力になるはずです。さらにいうと、将来の目標が何となく決まっていれば、ネームバリューではなく大学の授業で学ぶことのできる内容や、企業との連携、学部の多様性などに目を向けて志望校を選択できるようになるはずです。私は大学受験において志望校を選ぶ際、この点を最も重視していただきたいです。何事にも近道はありませんが、大学=通過点が決まっていれば、遠回りもすることもありません。広い視野と将来展望を最優先した志望校選択こそ、大学受験勉強と同じくらい重要です。
◇興味を持ったら調べてみること
大学への憧れや難関校に合格したいという願望を否定することはまったくありません。むしろ応援したいくらいです。ですが、まずは将来を見据えてください。そこからようやくスタートになります。スタート地点を早く決めるためにも、興味を持ったら色々調べてみてください。大学のホームページに建学理念やシラバスだけでなく、先行研究をされている教授、卒業後の進路など、大学受験の志望校を選択するうえで見据えるべき情報を得ることができます。
◇最後に
スタートラインが決まっている、決まっていないで、日頃の学習のモチベーションにどちらが有効に働くと思いますか?答えは言うまでもないと思います。高校に通うということは部活動・学校行事などたくさん楽しいこともあり、たしかに勉強は二の次になってしまうのも理解はできます。ですが、あえて問いたい。そこだけに現を抜かしているだけで、夢を叶えることはできるでしょうか?もし、希望を通し、大学受験を成功させ、なりたい自分像を達成していくならば、早くその準備をしてください。早すぎるから悪いということはありませんから。
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