2023年入試問題分析~武蔵中学校編~

2023年2月21日

2023年武蔵中学校の受験者数・合格者数推移

武蔵中学校

入試年度 2023 2022 2021 2020
受験者数 579 626 574 580
合格者数 186 178 183 188
実質倍率 3.11 3.52 3.14 3.09

2023年武蔵中学校の入試問題分析

算数<2023年武蔵中学校>

満点 100
受験者平均 52.9
合格者平均 70.5
  • 大問1:小問集合(数の性質・場合の数)武蔵中学校の大問1は、今年も小問2題の出題となっています。内容は「数の性質」と「場合の数」となっており、武蔵中学校の算数では、頻出単元となっています。しっかり得点源にできる問題ですので、落ち着いて取り組みましょう。
  • 大問2:つるかめ算今年の文章題の出題はつるかめ算でした。難易度は全く高くありません。一見、情報量の多いニュートン算に見えてしまうため、まとめ方に困った受験生はいたかもしれません。1つ1つ整理しながら、分からない数値は何なのかを考えていくと、それほど難しい問題ではないことに気付けるでしょう。。確実に得点源にしていきましょう。
  • 大問3:平面図形平面図形の面積の問題です。(1)は相似を使って長さを求める問題。(2)はそれを利用して面積を求める問題となっています。(1)に関しては、特に苦戦する要因はありませんので、確実に得点源にしていきましょう。(2)に関しては、真っ向勝負すると計算が複雑になってしまうので、得点することが出来ない受験生もいたと思われます。斜めの正方形を囲うように大きな正方形を作ってあげることが、簡単に面積を求めるポイントとなります。
  • 大問4:数の性質武蔵中学校定番の試行錯誤しながら、正解を導く思考力を見る問題となっています。今回の題材はサッカーのシュート練習。(1)と(2)Ⅱまでは、作業をしながら、法則の発見に力を注ぎましょう。(2)Ⅱからは、その法則を利用して解を導いていきましょう。決してできない問題ではありませんが、大問3までの難易度を考えるとここに時間を割くことをしなくても合格ラインに到達することは出来るでしょう。

国語<2023年武蔵中学校>

満点 100
受験者平均 61.9
合格者平均 66.8
  • 大問1:論説文ここ数年、説明的文章からの出題が続いていますが今年もそうでした。読みやすさで言えば物語文の方が読みやすいですが、かといって武蔵中学の場合は説明的文章であっても「読みにくい」というものは出題されにくい傾向にあります。十分に内容を理解できますし、そして理解する時間も与えられています。難易度は標準的です。もちろん、記述が主体とはなりますが、手が全くでないということはないと思われます。ただ、字数制限がないので「どこまで書けばよいのか?」という疑問はわくと思います。例えば、問三なんかだと、「頭木さんにとっては」とあるので、「一般的には」と対比で書こうと思えば書けますし、具体例も引っ張るならばいくらでもひっぱってこれます。つまり、長く書こうと思えばいくらでも長く書けますし、短く要約して書くこともできます。ここで、大事なのは「論理性」です。長くても短くても「論理性があり説得力のある答案」なら正解になります。「きちんと説明しつくそうとしているか?」が武蔵では大事です。だから字数制限も設けてないのだと思われます。そういう意味では短いよりは長い方がリスクは少ないということになりますが、ただ長くても意味はありません。こういうことは独学では難しいので、この学校を志望する場合は専門家に習った方が良いと思われます。
  • 大問2:漢字の書き取り標準的であり、絶対に落としてはいけないレベルのものです。

理科<2023年武蔵中学校>

満点 60
受験者平均 32.1
合格者平均 37.2
  • 大問1:小問集合あああ
  • 大問2:小問集合あああ
  • 大問3:小問集合あああ
  • 大問4:小問集合あああ

社会<2023年武蔵中学校>

満点 60
受験者平均 21.5
合格者平均 25.7
  • 大問1:地歴公民総合出題形式などは例年通りです。テーマも今回は江戸の「水道の歴史」というところです。「〇〇の歴史」というのはよく出題されますが、いずれもほとんどが資料と持っている知識を駆使して初見で解く問題です。今回もそうです。今年度は通常の学習の範囲内で得た知識で何とか解答は書けるものばかりで難易度としては例年よりはやや低めかと思います。とはいえ、問4などは「肥料」ということは思い浮かぶでしょうが、肥料がどのような仕組みでやり取りされていたかまで塾で学習するかどうかは微妙なところでしょう。武蔵を受けることが決定しているならば、塾などの機関以外で、自分で掘り下げて学習する必要はあるかも知れません。しかしながら、「予測してきちんと考えて書こうとしている」ということがこの学校では大事です。知らないからといって、知っていることだけを書いて終わりにするのではなく、「問題に食らいつく」練習が必要です。
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